スマホ意識サムネ

注目されるサムネイルの作り方研究5

今回も、動画編集要素の一つである画像編集を掘り下げるべく

注目されるサムネイルの作り方】に

焦点をあてていきます。


これを読むと、自分の動画のサムネを作るうえで

構図をイメージするうえでの材料になりますから、

洗練された上級者の考え方を探り、それを

自分のサムネに取り入れていきましょう!


目次

今回のサンプル
風呂場の上から急にコナンの犯人が襲ってくるドッキリ
天井からいろんなモノが落ちてくる部屋
【ガチ】プロのチアリーダーに弟子入りしてみた♡
まとめ

今回のサンプル

今回は、日本のYoutuber先駆者の一人としてもおなじみ、

はじめしゃちょーに焦点をあてていきます。


2018年時点では

・チャンネル登録者数673万人

・「はじめしゃちょーの畑」というアカウントで後進育成もしている。

(参考:Yahooニュースより)
https://ex.yahoo.co.jp/buzzfeedjapan/heisei31/3.html


というアカウント。

まずは最近のサムネを。

背景にエフェクトを使っている

・文字の色にグラデーションまで使ってる

これは有料ソフト使ってますね…。


顔を大きく見せることは少なくて、

サムネでの主なメッセージとしては

状況を伝える」ことに注力している印象。


また、はじめしゃちょーの場合は後進グループチャンネル

(↑チャンネル登録者数82万人)もあるので

動画企画の後始末なんかもネタにできるんですね。



さらに、Youtubeの字幕機能を利用しているようですが、

どうやら韓国語字幕をつけて、韓国語圏の人にも

快適に見られるようにという意図があるようです。

(字幕翻訳者もバックにいる模様)


というわけで、今回も自前で構図を再現しつつ、分析します。

今回も、使用する画像編集ソフトは

PhotoScape X です(Windows10なので)。


風呂場の上から急にコナンの犯人が襲ってくるドッキリ

再現


これは、アニメのコナンを見たことある人なら

「すぐピンとくる」絵を入れているため

画面上で人目を引きつけやすいわけですね。


「コナン」の知名度に乗っかっているのもありますが

テキストだけでなく、右側の犯人絵まで

白で縁取りして見えやすくされています。


再現画像では背景が白なので、そこまで処理していませんが、

実際の写真にイラストを乗っける場合、

イラストを白で縁取りする処理は、協調のためにも必要ですね。


天井からいろんなモノが落ちてくる部屋

再現

「何かを落とす」だけの行為を

ここまでわかりやすく、面白く表現している構図って

簡単には思いつかないですね…。


また矢印も、背景が白であるにもかかわらず、

あえて“白矢印を黒色で二重に縁取り”しています。

(二重というのは、アウトライン&外側光彩のこと)


また、PhotoScape上で再現する際、このテキストは

何 か が 落 ち る

一字ずつ入力し、すべて別々の角度に傾けて配置しています。


しかもこのテキスト、実は

文字の色:青

アウトライン:白

光彩(外側):黒

の計3色を使っている。


背景に白が含まれていることを踏まえたのか、

縁取りだけでも外側と内側で対になる2色を使ってるんですね!


ここで実験をしてみましょう。

文字の色が青なので、色相環を踏まえて背景を黄色にしてますが

目立つ度合いが少し違いますね。


表現を変え、色を逆にしてみます。

要は、縁取りにも外側と内側で2つの色を使い分けられるので

「背景の色」と「使いたい色」によっては

縁取りに2色使うという手を使ってもいい、ということですね。



というかはじめしゃちょーのサムネ1年分を調べてみたのですが、

あまり矢印が使われていません

使っていても、矢印の色は白か黄色で

縁取りに黒や赤を使っている程度。

矢印自体をあまり好まない理由が、あるのかもしれませんね…。


【ガチ】プロのチアリーダーに弟子入りしてみた♡

再現

テキストが一切ないサムネは、

はじめしゃちょーのサムネの中では珍しいです。


この場合は「一人だけ服の色が違う」絵&矢印

人目を集めようとしているのがわかります。


この動画自体、バドワイザーとのタイアップ企画だったようで

当然UUUMが関わり、広告主の意向まで反映させる意味でも

テキストを入れにくかった可能性はありますが


色の違いから一目でわかる構図なら、あえて矢印ひとつだけ

タイトルと合わせるだけで「最低限のメッセージは伝わる」と

判断された可能性がありますね。


まとめ

今回研究してみて一番印象強かったのは

テキストの縁取りだけで2色

(テキスト自体の色も合わせれば合計3色)

使うこともある!という点でした。


少なくとも僕は一度もやったことがなく、

実際に事例として認識したのも初めてでした。


というか、こういう実例から学ぶのって

サンプルとして拡大して注目するまで、気づきにくいです。

PCにしろスマホにしろ、画面上で表示される大きさは

これより全然小さいから、細かい部分まで注目しない


ひたすらYoutubeの動画一覧を見続けているだけだと

こんな小さな工夫にも気付けずにいたところでした。

なので、今回学んだことを応用して作ってみたサムネが

冒頭にも見せた、このnoteのサムネです。

いかかでしょう?

限られた画面内で少しでも人目を引く工夫。


文字の色一つとってもこれだけ違うのなら

状況次第では、自分のサムネイルに取り入れる価値はありますよね。

今回初めて気付いた発見を活かすのはなかなか難しいですが

少しずつ作りつつ、自分にできそうな工夫は

自分のサムネに取り入れていきましょう!


以上、ダッシュKでした。

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「動画クリエイターの人たちに、地上波テレビなんかよりよっぽど面白い動画を作ってほしい!」という思いから、人の心理まで踏まえた動画編集向上ブログを読みやすく書いています。「本当に役に立った!」と思えた人からサポートをいただければ充分です。