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マスコット総選挙2020まとめ


今回は、今年で8回目を迎えたJリーグマスコット総選挙についてまとめました。その名の通りマスコットの選挙で、
「Jリーグおよび、J1・J2・J3クラブのマスコット。Jリーグ公式Twitter、LINE、アプリからの投票により、Jリーグマスコットの頂点の座を争います。(Jリーグ公式より)」

ということで2017年からJ3まで広がった総選挙。今年はマリノスケの初優勝で終わりましたが当然ながらクラブによって選挙戦の色が出てきます。
今回は主にマスコットごとの選挙活動(クラブの本気度)とそれを盛り上げる「サポーターの動き」や「スポンサーや著名人からの援護射撃」を数字や事例で紹介していきます。

まずは何よりマスコット達が大事なので候補者の紹介です

1-1 候補者紹介

図50

哺乳類(ヒト以外)18匹、鳥17羽、少年3人、王子、神様2柱、宇宙人、亀、蜂、架空生物2、ジンベイザメ、イカ、みかん、龍2体、花、ボール、の熱い戦い。

あまりにも多いので個別にはこちらにおきましたのであまり知らないなって人は最初に読んでみてください。
https://note.com/vegaforza/n/n588d46638c7c

さらにベガッ太さんの筆談シリーズは個別にこちらにおきました。ちょっと気になったら是非ユアスタに、、
https://note.com/vegaforza/n/nf3833039aca0



◼️過去の順位
ちなみに過去の順位のトップ10の推移はこんな感じです。

順位推移

優勝回数はベガッ太、サンチェ、グランパスくんが2回ずつ、ヴィヴィくんが1回。平均順位だとベガッ太が3.9でトップです。
近年はグランパスくんの強さが目立ちますね。

◼️選挙戦について
投票方法は3つです。Twitterでの公式RT、LINEでの名前入力、Jリーグアプリからの投票(1日1回)なので幅広くリーチするTwitterの拡散力と、いかにコアなファンにアプリで継続して投票してもらうかが鍵になりますね(後者はそんな層を増やしてきてるかという積み重ねも大きいですが、、、)

選挙で勝つためには「地盤(=支持している人)」「看板(=知名度)」「鞄(=お金)」の3バンが必要だと言われています。

マスコット総選挙の場合は選挙区がなくSNSが主体になるため、
(地盤)サポーターの数と熱量
(看板)マスコットの知名度や他サポからの人気
(鞄)クラブからの発信の質と量
+著名人やスポンサーの後押し
のようになるでしょうか。

その前に気になることがあります。

1-2 サポーターが多いクラブが強いのか?

基礎となる地盤のところですね。
今回、アンケートをとってみたところ、応援理由の93.9%が「応援しているクラブのマスコットだから」でした。そうするとサポータの多いクラブは有利そうです。

試しに「2019年の動員数・順位(グレー)」と「2019年総選挙の最終順位(青)」「2020年総選挙の最終順位(黄)」を比較しています。

図13

ざっくり見ても関係はありそうですよね(ちなみに相関係数は0.64で正の相関となりました)。
浦和が「レディアに票はやらねーぞ」感があったり(それもカラーなんでしょう)、逆に動員以上に頑張っていたクラブもあります。
つまりサポの数だけではなく熱量や他の要素次第でチャンスはあるということですね。
(仮に頑張り係数としますがこれが10ポイント以上差があったのは仙台、広島、金沢、山口、長崎、岩手、秋田、岐阜です。)

1-3 今年の結果

では今年の結果を少し詳しく見てみます。

全体順位

対昨年で健闘→マリノスケ、ゆないくー、アルディ、ブラウゴン
対中間で健闘→トッキー
対RTで健闘→フリ丸、ファジ丸

特に上位の壁を破ったマリノスケと、一気に躍進したゆないくーはすごいですね。

このあたりの特に対昨年で健闘したクラブはなぜ伸びたのか、頑張り係数が高いクラブは何を頑張ってたかを見ていきましょうというのが今回のテーマになります(前置きが長かった。)


まずは候補者達を支える事務所の動きから見ていきたいと思います。

2-1 クラブの本気度

マスコットが好きでたまらない人にとっては「クラブがもっと推してくれたら、、」なんて想いはあることでしょう。
そこでオフィシャルHPでの掲載、Twitterでの告知頻度、クラブのLINEでの告知と、「公約」「その他の活動」の有無あたりを見ていきながら結果につながったかを見ていきます。


◼️オフィシャルHPでの掲載

ニュースへの掲載は19クラブが実施。意外と少なかったですね。
トップにバナーまで出していたのは11クラブ(仙台、大宮、名古屋、大分、金沢、山口、福岡、長崎、岩手、鳥取)、そのうち大宮と鳥取以外の9クラブが頑張り係数でプラスになっています。大宮は順位を大きく上げています。

ちなみに名古屋はスマホ版で見ると最初に総選挙の告知がポップアップしてきます。こういうディティールを逃さないのはさすがです。


◼️LINEでの告知

これは少なかったです。15クラブでした。
というよりLINEを活用しているクラブが少ないんでしょうね。

行っていたのは仙台、柏、FC東京、横浜FC、名古屋、鳥栖、大分、水戸、大宮、千葉、松本、長崎、金沢、福岡、岐阜。
広島がやっていないのはちょっと意外でしたが、上位にいたクラブや健闘が目立ったクラブ(岐阜、金沢)は当然のようにやっていますね。

長崎はスタート時と中間発表後の2回やっているとのこと。ここでも気合いが違います。


◼️Twitterでの告知

これは全てのクラブがしていますね。ただし温度差は見られます。

こちらがクラブ別の選挙期間中のTwitter投稿回数です(公式RT除く)

図7

マスコットのアカウントがあるクラブは当然ながら呟きが多い傾向にあります。特にサンフレッチェ、ニータンあたりは70件を超える数。

さらにマスコットが呟いて応援を促し、フォロワーの多いクラブ公式がRTという2段攻撃は効果的に見えますね。当然公式が積極的にRTするかはクラブごとにわかれます。横浜、名古屋、広島、大分は積極的にマスコットのツイートを公式がRTしていました。

内容は「選手からの応援メッセージの画像や動画」という形をとるところが多かったです。投票方法を丁寧に伝えるクラブも多かったですね。
マスコット自身が政権演説や投票方法の解説をするクラブもありました。

いくつか気になったツイートをあげていきます。

長崎:高田明元社長からのわかりやすい投票方法

なんかこの声を聞くだけで簡単な気がしますよね(実際簡単なはずなんですけど、やっぱり3つもいろんな媒体が並ぶと混乱する人はいそうです)

仙台:ベガッ太さんの過去動画

昔の動画を出すのは実は手間としてそこまでかかっていないはず。でもこれはサポとしては嬉しい。効率的にうまくやったのかなと思います。

岐阜:日替わりの2コマ漫画で投票を促す。

これは興味引きますよね。岐阜は普段からマスコットのアカウント頑張っている印象です。

それから横浜FCは公式がサポーターのツイート積極的にをリツイートしていたりします。それが普段は好き嫌いわかれそうですがマスコット総選挙においては効果を発揮したんではないでしょうか。

ちなみに蹴っとばし小僧は唯一期間中Twitterのバナーを総選挙仕様に変えてたりしましたね。

さて、結果です。


20回以上呟いたクラブは17クラブ。そのうち熊本以外の全てが頑張り係数がプラス。熊本も昨年から順位あげていますね。
つぶやいた分だけ結果につながっていそうです。

特に頑張っていたのは秋田のブラウゴン。自身のツイートは36回。それに加えてハッシュタグをエゴサして期間内約350回のリツイート。頑張りが伝わりますね。
しかしこうしてみるとTwitter投稿回数の少ない岡山のファジ丸なんかはもっとポテンシャルを秘めていそうですね。



◼️公約
近年では公約を掲げるマスコットも増えています。泳ぐとか、プレゼントとか、ユニを作るとか。公約というより口実じゃないかってのはありますが、ファンからしたら嬉しいには違いないです。

公約を掲げているクラブの中でも圧巻なのはやはりここ。

わかっていますよね。自分が他サポから票を取れるということが、、、

そのほかのクラブだと
横浜FC→キャンプのお土産プレゼント
神戸→1「モーヴィお宅訪問」2「モーヴィ弁当」の販売
山口→LINEスタンプ
清水→記念ユニを制作
甲府→ゼロックスでパンイチになる。

なんかいっこ変なのがありますけど、、、(ちなみに中には秋田のブラウゴンのようにクビがかかっていたりするところもありました。)

効果は計れませんが、横浜、神戸、山口、清水、秋田は昨年より順位を上げているので効果はあったのかもしれません。いずれにせよ応援した結果自分たちに楽しみが増すのはいいことですね。


◼️その他の活動
主に場での活動ですね。これは仕方ないですが極端に少ないです。ACLで試合があった鹿島や東京はともかく、そうでなければサポーターが多く集まる場所って少ないので仕方ないでしょう。

そんな中で印象的だったのが名古屋と長崎です。

まず名古屋は地域での活動です。

画像8

期間中各地でグランパスくんが活動をしていたようですね。

選挙ぬきにしてもこういうのはいいですよね。マスコット総選挙を逆に利用して地元の愛着を高める機会を作っている。選挙のための1票にとどまらずクラブにもいい影響があるでしょう。


長崎はヴィヴィくんのメディア露出の多さです。
この期間のヴィヴィくんの出演は以下の通り(Twitterから拾っただけなのでもっとあるかもです)

1月18日(土)9:25~NIB「ALL!V・ファーレン」
1月18日(土)15:00~選挙前決起集会
1月20日(月)18:00頃~FM長崎「Colors」
1月23日(木)15:52頃〜3ch NBC「あっぷる」
1月24日(金)10:25頃~NBCラジオ「あさかラ!」
1月25日(土)9:25~ 応援番組  NIB「ALL!V・ファーレン」
※1月25日(土)16:50頃〜長崎空港で選手お出迎え
1月26日(日)16:30 インスタライブ
1月28日(火)16:00頃~8ch KTN「ヨジマル!」
1月28日火)18:10頃~1ch NHK「イブニング長崎」
1月31日(金)10:30頃~5h NCC「トコトンHappy」

どれだけ出てるのか、、、すごいの一言です。


■ここまでのまとめ

先程の「オフィシャルHPでの掲載」、「Twitterアカウントでの告知(15回以上)」、「LINEアカウントでの告知」、「公約」、「その他の活動」の有無という5項目をカウントしています

左から今回の順位で並んでいて、オレンジ棒は施策の数、青折れ線は順位のアップ幅です。

図9

こうしてみると、施策を多くやっているクラブは順位が高いか、順位を上げていることがわかるかと思います(広島とか横浜は施策の数は少ないですがその施策の中に絞って頑張っていたってことでしょう。)
鹿児島がすごく伸びていますがゆないくー可愛いですからね。昨年J2で戦ったことでより広く知られたのかもしれません。

名古屋と長崎は正直圧巻でした、ありとあらゆる媒体を使いやれることは全てやる。これは本当にすごかったです。

横浜FマリノスはTwitterでの爆発力でしょうか。ここは後ほどサポーターの動きのところで触れたいと思いますが、横浜はもともとSNSの使い方はうまかった印象ですが、そこに昨年の後半の優勝争いくらいからサポーターの盛り上げようという熱を感じるようになりましたね。これは素直に羨ましいところです。

ところで最初にあげた「動員に対しての頑張り係数」の高いクラブを覚えているでしょうか。仙台、広島、金沢、山口、長崎、岩手、秋田、岐阜です。中には順位で結果の出なかったクラブもありますが、やっぱり動員順位と比べて高いクラブはなんらかの施策の頑張りがあったんじゃないでしょうか。

個別に振り返ると、
仙台→昨年はなかったTwitter含む手数の多さ
広島→Twitter投稿数の多さ
金沢→幅広い施策。投票方法の丁寧な告知。
山口→トップで告知
岩手→トップで告知
秋田→ブラウゴンのエゴサとRT
岐阜→ギッフィーの2コマ漫画とコミュニケーション
など。
どこもクラブが一定の後押しをしていることがわかります。
(山口と岩手はトップ掲載以外は目立った施策がなかったりするのですが次でふれます。)

2-2 他サポから応援されるマスコット


アンケートで93.9パーセントが自分の応援しているクラブのマスコットを応援するという結果でしたが、「どこを応援しているか」「どのマスコットを応援していたか」ということも聞いていました。ここで自分の応援するチームではないのに応援していたと複数回名前が挙がったマスコットがいます。

それがベガッ太、ヴィヴィくん、ゆないくー、ニータン、ギッフィー、レノ丸、キヅール、ヴァン太です。

レノ丸とキヅールはクラブの押しが少なかった分ここに秘密ありましたね。
さらにキヅールはゼロックスでのグッズも即完売。折り鶴すごい。

レノ丸は過去2位になったこともあるので他サポ人気は高そうです。

アプリでの投票期間が10日以上もある戦いなので、マスコット人気やクラブの頑張りだけではなく、サポーターがどう動くかや援護射撃でサポーター以外にリーチするかも大きな票になります。それぞれ見ていきたいと思います。

3-1 サポーターの動き

3つほど印象的な動きを紹介します。

■公式RTの呼びかけ
今年目立った動きの一つは公式RTの呼びかけでしょう。
公式アカウントに「RTは1回ですか?」という質問もあったくらいなので、わかっていない人は多かっただろうし、今回全体的にRTが伸びた要因の一つかと思います。


■海外に呼びかける声
海外に呼びかける声も多くなった印象です。

例えば、こんな内容がタイ語でツイートされていたり、

Theerathonファンの皆様へこれはマスコットの人気投票です。マリノスケは、ヨコハマ・F・マリノスのマスコットであり、セラソンの友人です。しかし、彼は中間投票結果で2位です。マリノスケを助けてください! #fmarinos #ティーラトン#Theerathon#ธีราทรบุญมาทัน


(サポーターではないけど)札幌からタイに向けてこんなツイートも。

自分では見ていないのですが、タイ語で引用されて拡散されていたらしいので結構票を獲得できていそうですね。

■横浜の沸騰感
そして横浜Fマリノスにはもう一つ特筆するところがありました。
それはサポーターの熱量と拡散力です。
マスコットのアカウントからの発信でのRT数を比べてみると他のクラブとの違いでマリノスが最終日まで勢いが持続しているのがわかります。

図10

しかも横浜のすごいところは拡散されやすそうな画像とかではないのです。
マリノスケの気合いの呼びかけ。それにこれだけ呼応しているのがすごい。
ちなみにマリノスはラスト3本のツイートが全てRT200超えです。すごいですよね。

(ちなみに仙台はフォロワー数はマリノスケの1/2程度です。その割に初回のRTはすごかったのかなと。全体的にRTも多めでした。おしむらくは中間と最終日に発信がなかったことでしょうか、、、)


3-2 RTレースを盛り上げたパートナーの援護射撃

ここは今回のマスコット総選挙で大きく戦況を左右しました。
形勢に大きく影響を与えたインパクトが見えたのはやっぱり有名人の援護射撃と親会社の援護射撃でしょうか。
RT数のレース展開と合わせて見ていきます。

■序盤
正直序盤はクラブごとにTwitterの発信日が違って比較になりません。このツイート順がばらけているのって追い抜きを作りたいのかもしれないけど結構影響あると思うんですよね。(スタートは同じ日にそろえるか、順番にするにしても例えば前年順位とか納得できる理由が必要なんじゃないかなと思います。)

■前半〜中間発表前(マリノスケと日産のロケットスタート)
日程の違いにより後半のスタートを余儀なくされたマリノスですが、Jリーグからのツイート後ぐいぐい抜いていくことになります。

さらにマリノスケにはこんな援護が、

日産自動車(27万フォロワー)


この援護も拍車をかけた結果、24日の間に一気にトップに。

図40

なにがなんだかのグラフですが、とりあえずマリノスケのすごさだけわかればいいです。


■中盤~後半(さっしーブーストで追い上げるカメ) 

中間発表を終え体勢が見えてきた頃、事件は起きました。

指原莉乃(270万フォロワー)、渾身の援護射撃。

さらに呼応するyoutuber(25万フォロワー)

さらにもう一度。

これによりカメが猛追。明らかに角度が変わります。

図41


■終盤(トヨタの意地)
迫り来るカメに逃げるグランパスくんとマリノスケ。日産に加えて動いたのがこちら。

トヨタ自動車(24万フォロワー)

夢の対決ですね。これによりトヨタvs日産とそれを猛追するのがカメという不思議な構図ができあがってしまいました。

図42

追いかけるカメもすごかったですが、終盤にかけて横浜も名古屋も角度をあげていたのはすごかったですね。


3-3 その他の事例

そのほかにもいろいろなことがあったのでいくつか紹介します。

■スポンサーからの応援

・サンフレッチェ広島とテラル株式会社さん

こちらの企業さんはサンフレッチェのスポンサーで、チームだけでなくサンチェを積極的に応援しています。
総選挙期間中、16件のつぶやき。そのうち総選挙関連が13件、、、これは愛を感じますね、、、
こうやってスポンサーさんが好意で応援してくれるサンチェは幸せ者ですね。

・名古屋グランパスとリアクアさん

こちらもグランパスくんのスポンサーさん。2020円分のポイントプレゼントということでこれは賛否両論を巻き起こしました。批判の方が多かったですかね。個人的には良い悪いは線引きは難しいのかなと思いますが、勿論好きになれないという人がいるのも否定はできません。

ただこの後の名古屋サポーターの動きは素晴らしかったんじゃないかなと思います。
#リアクアさんに洗えぬものなどない 」のハッシュタグでリアクアさんのいいところをツイート始めたわけです(ネタも込みで)
感謝でスポンサーを守りにいく、いいとこを広め直してあげるってのすごくいいと思いました。

さてここからはさっくりと

■アイドルの援護射撃

岐阜もSKEの援護で終盤ののびがすごかったですね。



■地元メディアからの応援

河北新報、新聞の地方紙です。お堅いやつです。

24日に発表された中間結果によると、われらがJ1仙台の「ベガッ太」は4位。逆転が十分可能な位置だ。今回頂点に立てば2013、16年に続く前人未到の3度目の制覇となる。機知に富んだブログの執筆など日頃の大活躍をねぎらうためにも勝たせてあげたい。(一部抜粋)

勝たせてあげたい。正直しびれましたね。

■地元スポーツチームからの応援

こちら代表的なものを紹介したいと思います。

■レバンガ北海道→ドーレくん(コンサドーレ札幌)
https://twitter.com/levangakousiki/status/1221812303986692097?s=20

■宇都宮ブレックス(バスケ)→トッキー(栃木SC)
https://twitter.com/utsunomiyabrex/status/1222547100744839168?s=21
(トッキーは中間前が短かったのも中間順位苦戦の一因だと思いつつ、このアカウントは15万フォロワーいるのでトッキーの中間後の追い風になってそう。)

■岐阜レオリーナ→ギッフィー(FC岐阜)

スポーツの垣根を越えての応援。単純に素晴らしいことです。

■選手からの応援
今年一気に増えた印象です。誰がして誰がしていないというのは今回はふせますが、大分とかは選手からの応援が多くニータンがお礼を言うみたいなコミュニケーションも目立ちました。

ちなみに仙台に新加入の赤﨑選手はデジっちでもベガッ太さんの応援をしてくれてました。
フルカットされたけど、、、そして放映日が締め切りの後だったけど、、、でもありがとう赤﨑選手、、、

【フルバージョン】デジっちが行く!ベガルタ仙台編



最後に

そんなわけで例年以上に色々なことがありました。中には賛否のわかれるものもあったかと思います。加熱化でちょっと疲れちゃう人の気持ちもわからなくもないです。
ただ、マスコットを通じてJリーグが広まることは否定できないし、スポンサーにしてもインフルエンサーにしてもそのクラブやマスコットがこれまで頑張ってきた証に違いないのかなとも思います。そしてそこには良い悪いの線引きも難しいとも思います。

そもそもそこに「純粋に楽しみたいファン」「マスコットをきっかけに注目を高めたいリーグ」の思惑の乖離があり、選挙が始まってしまえばファンも順位を上げるために頑張らざるをえなくなる。過熱化は時間の問題だったのかなと思います。順位がつくからこそ盛り上がるという側面もあるので、なくせというのも簡単には言えないかもしれません。

ただ今回ここまで読んでいただいた方は「各クラブ・マスコットが様々な頑張りをしている」ということはわかったんじゃないかなと思います。
順位をなくすというのではなく、過程にも賞をあげることで各クラブごとにもっとアイデアがでてくる未来もあるんじゃないかなと思います。

部門をわけるのが難しければ投票と同時進行で、サポーターからハッシュタグつけてエピソードと写真募集するとかして、全チームから一個ずつ選んでもいいんじゃないでしょうか。そういうのを見てスタジアムの楽しさが伝わって現地に来る人も増えるかもしれません。
サポーターはマスコットが悲しむ顔を見たくないからとレースに駆り出されています。だったらいっそのこと喜ぶ加熱を作ることがいいんじゃないかなとそんなことを思いました。


最後になりますが、今回多くのかたから写真のご協力をいただきました。
そういう人たちの中にあるのは「この子可愛いから知ってほしい」っていう愛に違いなくて、今後そんな人たちの気持ちが反映される企画に進化していくといいなと思います。大切な写真を使わせていただき本当にありがとうございました。

図51


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