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#表現のこれから を考える。に参加して「もっと肩の力抜いて発信しなよ」って言われたような気がした。

2月10日(月)に開催された「愛されるウェブメディアを考える」に参加してきました。

なんか意味わからないタイトルつけてるけど、まぁいいやん。。。

編集者として、「どんな言葉・タイトルがいいかな。」「このテーマなら伸びるんじゃないか。」「いやいや、これは本当にこの表現でいいのか。」とか合ってるか合ってないか分からない答えを探し日々悶々としています。

正直な話、編集者としてまだまだ甘いかもしれないけど、偉そうに毎日編集者ぶっている。そして少なからず自信のあることもあったりする。

今回のイベントの趣旨は『noteの中で様々な企業が発信する中で、炎上や多くの企画がある中で、メディアを運営する意義を考える。』というものでした。(意義合ってるのか不安になってきたww)

めちゃ豪華な3人の話は凄く参考になって、自分がまだまだだなと感じたので、特に印象に残ったことを記事にしていこうかなって思います◎

「文藝春秋digital」プロジェクトマネージャーの村井弦さん
「ハフポスト 日本版」編集長の竹下隆一郎さん
noteでたくさんの人気記事を生み出している作家の岸田奈美さん
※竹下さんだけTwitterですm(_ _)m

イベントは3人のトークセッションで、共通の話題についてそれぞれの考えを聞くといった感じで進んでいきました。

1.デジタル時代の「個人とメディア」

▶誰でも個人が発信出来る時代の「メディア」の意義とは。

この問いに対して、村井さんと竹下さんの見解は...、

▷文春編集部の記事よりも個人の記事の方がスキがつく場合もあるが、それはメディアを運営するものとして課題でもあり、ある種、面白い側面。(村井さん)

▷個人も会社もあまり関係なく、個人の方が圧倒的に有利。なぜなら、エモさ、ディティールがあるから。今後は個人個人で校閲・編集が入るべき。
ハフポストはなるべく個人の声を大事にしている。個を爆発させろ!とは言いつつ、どこかで制限がかかっている。そこに一石を投じるのが"チーム制”だと思っている。(竹下さん)

個人の時代と言われるのは、法人で書けないことが書ける部分が大きいのではないかな、って。法人で書けないことというのは、ブランディング観点やいろんな人の意見を取り入れなきゃいけない側面があるからってこと。

例えば僕は今、広告運用の会社でオウンドメディアの編集や執筆を担当しているんだけど、今書いてるこの記事とかは書けないし、こんな適当な文体だったら、テーマはOKだとしても公開はできないと思う(笑)だからこうやって note で書いているわけで。

▶メディアと個人、それぞれのメリット/デメリットを考える

▷もっとこうしたら?みたいなアドバイスする場合はある(村井さん)

▷最近では、(noteや他のSNSは)個人の感情の視点の提供の場になっている。
一つの note で意見をしっかり伝えないと、読まれない・伝わらない。ハフポストとして、発信することで何か意図があるのではないかと思わせることができる。(竹下さん)

個人的には、メリットは自由に書けること。前の問いにも通ずることだけど、制限がないなかで書くと思った通りに書けるから、言いたいことが言いやすい。

その反面、ルールは自分だからキレイな文章にならなかったり、しっかりとしたメッセージがないと読んでもらえないということもあるのだろうけど。


2.ウェブメディアで「伝えること」とは

▶バズる=たくさん読まれるは「伝えること」なのか。

「届かない人に届いたってのがすごいうれしかった。」知的障害に知らない、調べようとしない人が面白がって(興味をもって)くれたことが嬉しかった。批判されても、個人だからできたこと。

立場の違う人がいるだけと思ってはいたが、正直つらかった。(そんな議論が会社でされているのが辛かった。)会社の看板をおこなってしまうと出来ないことも多くある。今までの紙媒体との違いでもある。(岸田さん)

これを聞いているときなぜか鳥肌たったんだけど、普段届かないであろう人に届けられて、興味を持ってもらえて、そこから何かアクションを起こさせるのって凄く難しいことだと思うし、それが画面の向こうにいる人に与えられたのって本当にすごいなって。

例えば、自社サービスに問い合わせしてきた担当者を相手にしているのに、商談が成功しないみたいなときってあるじゃん?(笑)
相手はサービスに興味持っているし、商談前に相手のこと知っているから調べていけるはずなのに、商談は成功しない。準備できるはずなのに。(もちろん価格とかも検討材料にあるだろうけど。)

一つの記事で、偶然読んだ人、なにも知識のない人、執筆者のことを知らない人を動かせるってすごいパワフルじゃない?自分もそんな文章が書けるようになりたいし、そんな文章を書いてもらえるような編集者になりたいな、と密かに思った。

まだ読んでない人は、岸田さんのこの記事読んでほしい>>

実は僕のいとこも障害があって(特になにをするとかは全く無いんだけど)、それを他の友達に言うとかしてこなかった。だからこそこの文章を読んで、こんなにもマイルドに読者を惹き込めるってなんなの?!って衝撃が走った。

▶SNS時代の「ことば」論。どんな「ことば」で伝えればいいの?

▷「私達・すべきだ」という一般化ではなく、『私・と思う』といったより個人に近づける表現がよい。(岸田さん)

▷タイトルを、どーんっと出すとエンゲージメントが悪い。中で誰かが話しているという雰囲気を出すことで見ている人は反応してくれる。しかしあくまでブランドに反しないように表現で発信をするようにしている。

凄く細かいことなんだけど、『私・と思う』は弱くなる表現なのではないかな?とか思いつつ、これが個人としての人間味を醸し出す方法でもあるのかも?って思えた。

炎上を防ぐ目的で言葉を考えているというよりか、「私はこう思うよ、けどあなたの考えもあるよね。」というスタンスが大事なことなんだろうな。

さっきの記事を竹下さんが解説していた>>


▶ですます調で学べる

▷ですますで学ぶと文章の練習になる。バリエーションが増えるし、応用がきく。(村井さん)

ムズい!むずかしすぎる!!けどこれは今後の課題でもあるし、意識してやっていかないと進歩しないよなぁと感じました。

▶愛され力が高い岸田さん、書く時にどんなことを意識している?

▷愛されたいという意欲は強い(笑)しかし、傷つけない(愛とリスペクト)という意識している。書き手は覚悟をもった「グレー」をもつこと。(岸田さん)

「覚悟をもった『グレー』をもつこと」この言葉会場全体が「おっ!」ってなっていて、たしかにこれは...!となった。これから意識していきたいポイント。

▶岸田さんが愛される理由を分析しよう

いい文章は「白い文章」。書いた文章をスマホに送って見た時に、「黒い文章」= 文字が多い、余白が少ない、漢字が多い。(村井さん)

これはめちゃくちゃ大事なこと。たしかこの前、澤山モッツァレラさんも同じことをいってたような。意外とやってない人多いのかもね、と。

ギチギチの文章は読みづらくてストレスだし、みんな読むときはスマホだし、スマホ推敲をちゃんとやっていこ、おぉー!!

3.メディアに「誰も傷つけない」は可能か

▷どんなに気をつけてもできないけど、メディアでも発信しつつ、一方で個人で何を思ったかを発信することで救われる人もいる。傷つけることはあるし、愛されなくても発信する必要はある。

僕は、PV数や検索Vol.がすべて!みたいな考えになりがちなんだけど、そこではないところに目をむけ、自分がいいたいこと、気づいたことをもっと発信してもいいよね、って思えた。

新しい発見というよりかは、もっと肩の力抜いて発信しなよって言われた気がした。別に愛されなくてもいいじゃんかーって。

いや、本音は愛されたいけどね(笑)

4.愛されるメディアになるために取り組むこと

▷人によって面白さの個性は違う(岸田さん)

岸田さんは、うさ脳(インプット:右脳、アウトプット:左脳)なので、直感的に捉えて、論理的に表現するので好きなライターさんの表現を真似たりすることで自分なりの文章術を確立したっぽい。

人それぞれ面白さはちがうし、同じ人にはなれないから自分にあった方法や文章をつくっていく必要があるんだなと。

こうやって記事を書いてみてるけど、正直そこまでうまくないとおもうし、自分の文章に超自信があるわけではないけど、やらないことにはうまくならないからね。

僕は、うう脳(インプットもアウトプットも右脳)なので、なんでもかんでも直感的に判断して、感覚的に説明しちゃいがちだけど、それがマッチするコンテンツや表現方法を探していくしかないし、練習していくしかない!と思っている。

まとまりなくなってきたから終わるよ。

もっともっと編集も執筆もがんばりたいな。

良いイベントだった。ありがとうございました。ピ社。


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