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86&BRZのミッションブロー・・・。ZN6、ZN8 ZC6、ZC8でも永遠に繰り返されるブローの輪廻。解決策は無いが延命策は有る。

86&BRZにお乗りの方には、気分の良い内容では無いでしょうが
ZN6前期後期、ZC8をデモカーとして所有した経験がある
我々ビークルフィールドとしての結論
86&BRZのミッションブローの輪廻は永遠に繰り返されます。
で御座います。

ZN8が発売されて、ミッションの品番が変わったので
「これは強化品になったんじゃ!?」
って即導入して、即ブロー・・・。
強化品じゃなくて弱化品でした。

ミッションブローと言っても、色んな壊れ方をしてくれまして
通称2.5速に入ってしまった・・・。
って言う物から

この画像の様に4速が丸坊主になると言う
夢なら覚めてくれと言わんばかりの悪夢に襲われるパターンもあります。

そして、一生懸命組み上げても再組後1発目のダイナパックによる
パワーチェックで

今度は別の部位が壊れると言う悪循環も。

パワーを上げて行くと4速やその周りが飛ぶ確率が上がりますが
それとはまた別の問題として

このセンターベアリングがダメになると言う壊れ方もあります。
ベアリングを取り外してアウターレースを診て見ると

ん~


均一に当たってなじゃん・・・。

そして何より、このベアリング、単体では供給されず
センターケースごと買わないといけないと言う設定です。

ココの不具合に関しては、オリジナルで強化ベアリングを造る事で
延命化を図っていますが、それでも使い続ければ壊れます。
壊れはしますが、各種レース参戦車にも使って頂けてまして
「1シーズンは持ってくれた。」
と、嬉しい感想を頂けるに至っています。

さて壊れ方を4速周辺に戻しまして

まずはリアケース外しまして

続くケースを外しますと、ブローの惨状が

目に飛び込んで来ます・・・。

メインシャフトとカウンターシャフトを外しますと

4速が丸坊主に。

必要部品を揃えて、再組付けを行っていきますが

まずは整備書に忠実に各クリアランスを調整して行きます。

出来上がった6速ミッションを車載し
その86を今度はダイナパックに載せて、まずは4速での定負荷チェック。
異音も感じなかったので、4速でのパワーチェックを行うと

ガコっ・・・

前回と同じようにリアケースから分解して行くと・・・。
今度はここですか~。

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