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高音の発声について「意識してほしいこと」

ボイストレーナーの方のYoshikiです!
咳がかなり落ち着いてきました!!声が出るって最高!!泣
気分が良いので「ハイトーンボイスの出し方」の話をしちゃいましょう!!!

ハイトーンボイスの出し方について少し書いてみようと思います。

実はこれまで100記事以上のnoteを書いたくせ、「発声」について解説する回はほとんどなかったのです。

もちろん、それにはちゃんとした理由があるのですが、今回は「誰にでも読んでいただける記事」が書けそうかなと。

まずは、すぐに変えられる「意識」についてからいこうと思います!
(Instagramにまとめが既に載っているのでよかったらフォロー&いいね!お願いします!)


1. 小さい力で出すこと

力を入れれば大きい声がでるわけではありません。
それはちゃんとした発声ができた上で、適切なポイントにつからをかけられるようになってからやることなんです。
(スポーツでも闇雲に力任せをしてもうまくいきませんよね。)

呼気を増やしたり、強い力をかけたりすると、自然と地声の成分が強くなります。これだと高ければ高いほど高音が出しづらくなる一方なので、まずは小さい声から始めるのがお勧めです。

2. 息を吸いすぎないこと

呼吸は作用と反作用で成り立っているので、
「吸った分だけの息を吐き、吐いた分だけの息を吸う」のが理想です。

「(高いから)ここは難しい」という風に高音を意識しすぎると、
息の流れが途切れたり、無駄に力んでしまったりして発声のバランスが崩れてしまうので、結果的に歌いづらくなってしまうのです。

3. 前後の低音をしっかり「当てる」こと

フレーズの中に高い音があるとき、そこだけに意識が向かってしまいがち。
ですが音程とは「連続する音と音の差」で生まれるもの。

その一点ではなく、前後もしっかり歌った方が綺麗に聞こえるのです。

インスタグラムの投稿では「低音」と書いてしまいましたが、
実際には高さにかかわらず、「大事じゃない音」なんてありません。
一粒一粒を丁寧に歌えるとメロディも言葉も届きやすくなり、より印象の良い歌に仕上がります。

4. 音程以外も大切にすること

高い声が出るだけが歌の魅力ではありません。
その時の声質や歌い回し、滑舌や強弱など様々な要素が同じくらい大切なんです。

音楽の3大要素は「リズム」「メロディ」「コード」です。
どんなリズムなのか、強弱はどうか、伴奏ではどんな和音が鳴っていて、それに対してメロディはどう響いているのか。
さらにそこに「歌詞」が加わるわけですから、高さのことばかり考えてもいい歌は歌えなんです。

5. 「高い声だから上手い」わけではなく、「上手いから高い声も出せる」

まず、ここでいう「上手い」は、「発声が良い」「歌声を自由に使いこなせている」という意味の上手いです。

そういう意味では「高い声だけど上手くない人」は多くいますが、「上手いけど高い声が出ない」は珍しいんです。

言い換えると、「良い発声を心がける」と、結果的にはいとーんもでるようになるんですよね。

では、良い発声とは?となってくるわけですが…


それは別の回のお楽しみということで!!
短いですが、今日は以上

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