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「いい発声ってどんな声?」に答えてみた

これね、先日下書きのままにして忘れていて投稿し損ねた記事なんです(笑)
でもこれすっごく大事な話で、
「いい声」とは何か?にも繋がる大切な話だったりするのです。


いい発声の条件4つ

1 . 無理がない発声であること

大前提がこちらです。どんなに響きがよくとも歌手の声を削る発声が「いい発声」であってはなりません。
もちろん負荷が高くても「狙って出す」ができるのであればよいのですが、
癖になってしまっていて「コントロールしているわけではない状態」の場合、それは悪い発声といえるでしょう。

2. 自由のある発声であること

次がこちらです。
音量の自由、音域の自由、音質の自由、変化の自由など…
「声を自在に扱える発声なのか?」というのはとても重要なんです。
楽で負荷が少なくよく響く声が出せていても音量や音程の変化に乏しい場合は魅力的な発声とは言えません。
逆に言えば、それらが自由である場合、その歌手の歌は説得力に富んで流暢なものであること間違いないでしょう。


3. 効率の良い発声であること

「無理がなくて、自由」の状態まで行くのも難しいのですが、その先があります。
それが効率のよさ、言い換えると、「洗練の程度」。
磨き抜かれた良い発声は無駄をなくし、効率化されていきます。
そうなると歌うことは次第に簡単なことになっていき、余裕が生まれてきます。
長時間歌うことができるようにもなりますし、動きながらでもぶれない声が出来上がります。
さらにはその余裕が「新たな技やスタイル」の習得を手助けするんです。


4. 再現性の高い発声であること

最後になりますが、それが「技」である以上、再現性があってくれるに越したことはないのです。
効率が良くても、時や環境によって良し悪しのブレが大きい場合、それは「ピーキーな発声」となってしまうはずです。
それは歌手個人の単位でもそうですし、技術を扱える本人以外の方に教授できるようなものであってくれたらそれ以上ないほどの「良さ」になります。

特にこの4点かな。
ほとんどの発声に関して、これらが共通した評価項目になると思います。
よかったら参考にしてみてください。

ちなみに
「100%どんな発声にも共通する項目か」というと、実はそうでもなく。
実はそれぞれのジャンルごとにイレギュラーもあるのです。
例えば、クラシックなどだと多少の無理をする場面もあるはず…
(音響的に低音になる程音量を出すのにエネルギーがいるはずなので、バリトンやバスの歌手は相当体を鍛えないと声量が得られない…)
もちろん、POPSの人からしたらそれは特殊な例なので当てはまりませんが(笑)


最後に予告です。

一部の過去記事、近いうちに有料記事になっちゃうかもしれないです。

今のところ毎日一定数の読者様がいるので正直気は引けるのですが、
これから書いていく記事の情報の質をもう一段階ぐらいあげないと毎日はマンネリしちゃうのかなと…学習のための資金がほしい…。
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僕は得た収入のほとんどを音楽に還元してで活動しているので、
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