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【二つの〇〇】日本人離れの歌唱力の秘訣

こんなタイトルの記事を書いておきながらなんですが
「そもそもお前はどんだけうまいんだよ!」
みたいなツッコミが来ないかと少し怯えていますYoshikiです。

日本人離れの歌唱力だ!!って褒め言葉??

そもそもですよ。「日本人離れ」ってなんですか?

「日本人離れの身体能力!」
とかもそうだけれど、卑屈すぎませんかこの言葉ww
日本人らしいと言えばそうなんですけれどね、なんかもっと気の利いた表現なかったのかなとは思ってしまいます。

でも残念なことに、
「日本人には歌が下手な方が多い」という傾向は、事実としてあると思います。

じゃあなんでかっていう話はこちらの記事↓
【日本人なら必読?】多くの日本人の発声が悪いのは〇〇のせいだった

そしてその対処には発声の改善が必要という話を何度かしてきたと思うのですが。


発声が変わると具体的にどう変わるっていうの?

ってところについて説明不足だったと思うんですよね。

音程、音量、音圧のコントロールの強化が主ですが、他にも色々メリットがあります。
それら全てについて一言では表現ができませんから、今回はその効果の一つ。

「二つのダイナミクス」についてのお話をしていこうと思います。

日本語でいうところの「抑揚」ですね。


平たくいうと、 日本人っぽさとは「平たさ」である

昨日の記事(【ブルーマンデー】邦楽と洋楽のメロディの違い)でも書いたのですが、邦楽の歌ものはメロディ頼りすぎる傾向があり、音程が正しいだけでそれっぽく聞こえてしまいます。
けど、よく考えてみてください。

それって「曲の力」ですよね??

「歌唱力」というのなら、何を歌っても(その人の力で)うまく聴こえるものでないといけないワケです。

例えば、「その曲原曲キーで歌えるんだすごい!」は確かにすごくても、歌唱力とはなんら関係がないのです。
それに、確かに音域が広い方が表現の幅は広まりますが、音域が狭くてもうまい方も国内外問わず大勢います。

例えば、玉置浩二さん。音域こそ波のヴォーカリストと大きな差はないかもしれませんが、日本人離れしたアクセントの効かせ方、リズム感、ダイナミクスのコントロールをしていますし、これぞ歌唱力と言える代表例ではないかと思います。


「二つのダイナミクス」とは。

「なんで抑揚って書かないの?」と思われた方もいるかもしれませんね(笑)
あえて馴染みのない言い方をしているのは、馴染みのある言葉だと誤解が生じるからです。
大小二つ、「インターナルダイナミクス」と「エクスターナルダイナミクス」について解説していきます。

①インターナルダイナミクス

直訳すると「内部的な変遷」。
わかりやすくいうと「フレーズ内の抑揚」のことですね。

カラオケなどでいう一般的な抑揚と違い、もっと小さい単位での抑揚表現のことを指します。アクセントをつけるという意味ではなく、むしろ波打たせるかのように自然に、ワンフレーズの中に起伏を作る表現技法ですね。
(これができない方がかなり多い。)


②エクスターナルダイナミクス

こちらが皆さんのよく知る抑揚です。

曲の構成に合わせて大きく表現に変化をつける抑揚ですね。


事前に計算してうまく組み合わせて作り上げるのもいいですし、感覚に身を任せて組み立てていくのも楽しいです。
バラードで多用されるテクニックですが、別にそれに限る技法ではありません。

(そのうち音声版をあげるときに、見本を歌ってみようかなと思っていますw)


まとめ

短いですが、この辺りで終わろうかな、
やり方が知りたい?ぜひ僕のレッスン受けてください(笑)

兎にも角にも、この二つのコンビネーションが曲に奥行きを与えます。
さらに言えば、音量だけではなく、音圧表現(発声の切り替えやグロウル)や音程表現(レガートやスタッカート)などでも表現を変化させたりするのですが…

書き出したら長いので今日はここまで(笑)

ありがとうございました〜(´∀`)



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