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#177 結果の見えない仕事に取り組むために

「たとえ世界の終末が明日であっても、
私はリンゴの樹を植える」

マルティン・ルターの一節です。

木下さんの投稿のもとになっている、
石原慎太郎さんの国会演説では、
環境への配慮のくだりで使われていましたが、
教育分野の仕事にもあてはまります。

教育の仕事は、
結果がすぐに見えません。

短くても10年。
長ければ数十年以上の時を経て、
おぼろげながら明らかになる仕事です。

だから、モチベーションの維持が難しい。

あれもこれもと社会的な負担が増え、
世間の目も厳しくなればなおさらのこと。

志望者が少なくなるのも納得できます。

「生徒のため」は無論ですが、
教員が金銭的に、
そして精神的に安定するためには、
結果がすぐに見える取組も必要です。

例えば
「大学受験で結果を出させる」
というような、
短期的な取組もあっていい。

でも、むしろ生徒が社会に出たあと、
その生活を支える力を育てるのが本質です。

マズローの欲求五段階説を借りれば、
「自己実現欲求」はここに持ちたい。

生徒たちに、
未来の場面での活用機会を
イメージさせることは難しいけれど、
いつかその思考や、
活動の礎として生かされることを願って、
ただ一心に伝えるのみです。

https://voicy.jp/channel/2028/775578

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