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「人に迷惑をかけちゃだめ」というのが大間違い

日本語を勉強しはじめて以来、よく耳にする表現があります。

「迷惑をかけるな!」

「迷惑をかけてはいけません」

「迷惑だな~」

などと。

もちろん、健全な人間関係を築くために、他人への気遣い(気配り)と適度な距離を取ることが必要なのですが、「迷惑をかけちゃだめ」ということなんて無理がある気がします。

やっぱり、人間は生きている限り、何かしらの形で迷惑をかけてしまいます。わざとやっているのではなく、周りがそう判断したらそういうことになっちゃうからです。

しかし、迷惑っていったい何でしょう?

子供ができた時点で、喜ぶという人もいれば、迷惑だと思ってしまうひともいます。

しかし、子供ができちゃっただけで、それはその子供のせいじゃないです。

そして、状況や事情によって、子供を産むか産まないかという選択肢があります。

しかし、子供を産んで、愛を注いで、そんな存在って迷惑だと思ってしまう人がいるのでしょうか?

違いますよね。

なのに、大人たちは、「迷惑をかけるな」という教育を受けさせてしまうのはなぜでしょうか?

人間が生きていることだけで、迷惑をかけるのは仕方がありません。死んでも迷惑ですからね。

人は、一人で無人島に住んでない限り、どんなに立派な生き方をしていても、かならずだれかに迷惑をかけてしまうのです。

他人であれ、好きな人であれ、器が狭い人または勝手に期待している人だったらかならず「迷惑」という言葉を使ってしまいます。

人は生きているだけで、だれかを不快な思いにさせているわけです。

自分の期待に応えてもらえないからこそ、自分の気持ちを整理するより他人のせいにした方が楽ですが、そんなんじゃ何も解決できません。

心配しているから仕方がありません。だけど、他人のせいにするのはよくありません。

「迷惑だな」「がっかりした」などの表現は、優越感を手に入れるための、吐き気というか暴力にすぎません。

しかし、たくさん言われると、つい自分を疑ってしまうこともありますよね?

「やっぱりこんな自分じゃだめ」

「迷惑かけてばかりいる」

「もっと強くならなきゃ」

このようなことを思ってしまうと、余計に自分を傷ついてしまうから、いやなことで自分を責めるより、客観的にその状況を見てみてはどう?

「頑張ったのに、仕方がなかった」

「ちゃんと理解してもらえなかったけど、もうちょい自分の伝え方を磨くことができない?」

「やられた~!ゲームやり直し!」

「どうやら自分へのご褒美が必要~」

さらに、こういうときに、思ってほしいことはこれです。

「これは相手の勝手な期待に応えられなかったから仕方がない」

「相手が勝手に期待して勝手にがっかりしただけだ」

「相手は結局私より自分のことしか考えてない」

などと思い流すといいです。

自分は自分らしく生きているかどうかは、自分にしかわかりません。自分自身はちゃんと自分のいいとこもダメなとこも受け入れたうえ、楽しく生きていれば、他人からの「迷惑ハラスメント」を簡単に避けることができます。

人間関係がとにかく難しいです。面倒くさいときもあります。しかし、みんなとは仲良くできるわけでないし、本当に他人の事を考えていれば、迷惑だなんて思わないはずです。

怒られても仕方がありません。怒るのは他人の問題ですから。

とりあえず、自分は何かを改善できないかと、考えてから進めばいいです。わからないときに、説明してもらえばいいです。ダメなときに、ダメだって認めればいいです。

みんなとどうしても仲良くしようとしていれば、しんどくなるだけです。なので、ミスったら謝ればいいし、または、一方的に怒られたら「あ~この人は私の心配をしているんだ」または「この人は勝手に期待していたんだ」と思えるようになればいいです。

どんなに努力してもダメだったら、逃げればいいです。環境を変えればほとんどの問題を解決できるからです。

そして、何かしらの出来事を引きずるより、習えることだけは習って進みましょう。

楽しくいきましょう。

だって

迷惑のない人生なんてないもの。

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