人生の短さについて
どうも、ローマ皇帝”マルクス・アウレリウス・アントニヌスの名前は逆に長いからこそ覚えてしまうと思っている、快晴です。
今日は2000年前の古代ローマを生きたセネカ先生に学びます。
結論から言うと、
セネカ先生が言っていることは、
『人生は短いのではなく、時間を浪費しているだけである。
だから、時間を大切にして、時間を有効活用するべきだ。』
と言うことです。
具体的に言っていることをみてみます。
人生とは時間のことです。
偉人も凡人もみんな全ての人に与えられている時間はほぼ同じです。
しかし、なぜこのように分かれるのでしょうか。
その違いは、「時間を上手く使えたかどうか」です。
偉人は時間を有効活用し、凡人は時間を無駄に使います。
時間をどう使うかで人生は決まります。
私たちは無駄なことに時間を奪われすぎています。
やりたくないことをしたり、怠けたりと。
「命とは自分の残りの時間」であるにも関わらず、自分の時間を軽視しています。
私たちは時間は無限にあるものだと思い込んでいます。
しかし、時間は有限なものでどんどん減っていきます。
であれば、この限られた時間をいかに大切に自分のために使うか考えなければなりません。
時間には形がないし、目に見えません。
だから、人は時間をまるで無料のものであるかのように惜しげなく使ってしまいます。
でも、仮に自分が明日死ぬとしたらどれだけ残された時間を惜しむでしょう。
人生は思ってもいなかったところで終わります。
ほとんどの人はお金には厳しいけれど、時間は無駄に使いすぎています。
先延ばしにしてはいけません。
時間を有効に使い、限られた時間の中で自分の人生を生きるためには先延ばしにしてはいけません。
「今やること」が重要になります。
いつか、いつかと、自分の思い通りになる日が来ることを夢見ているけれど、長生きする保証はどこにもありません。
自分がいつか死んでしまうことを忘れて、計画を先延ばしにすることは愚か者がすることです。
そんなことをしていたら時間はすぐに過ぎ去ってしまいます。
時間は湧き水のようなものです。
今日1日の時間を有効に使おうが無駄に使おうが、どちらにしても消費されてしまいます。
だったら先延ばしにするのではなく、今使うべきです。
そんな先延ばしにする原因は、未来に対する「期待と恐怖」を持っているからです。
「もう少し安くなってから」、「いつか海外旅行に行ってみたい」、「断られたらどうしよう」など。
まだよくわかっていない未来のことを想像して、期待したり、恐怖を感じるから今やるべきことを先延ばしにしてしまいます。
なので、未来に対する「期待と恐怖」は捨てましょう。
「現在をおろそかにし、未来を恐れる人たちの生涯は極めて短く、満ちている。」と、セネカは言っています。
人生は長いか短いかではありません。
それは自分で決められないからです。
そうではなく、短い時間しかなかったとしても、それを上手く使うことができれば、満足した人生を送ることができます。
そして、人生には十分な時間が与えられています。
その時間を活かすも殺すも自分次第なのです。
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