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活動報告25(2022年11月)

プロジェクト薬箱「起業準備」
 今月は、コロナ対策の別プロジェクトについて、出願完了したのでその報告から。出願したのはマスクであり、従来の不織布フィルタとは違った機序を採用しているのが特徴。出願に引き続き、即審査に申し込むことにした。うまくいけば、来年前半には特許化できるかもしれない。
 もう一つは、薬箱からの派生プロジェクト。薬箱のプロジェクトを開始して2年たち、ゆっくりではあるが着実に発展する一方、コンセプトが一般向けでないところをツラく感じてきた。そこで、薬箱の中核アイデアだけを抽出して、一般向けで設計・開発が比較的容易な製品に転用できないか、ずっと考えていた。

薬箱のUIを設計する上でマテリアルデザインという、Googleが発表した現実世界の物理的法則を取り込んだ新たなデザイン手法を参考にしたのだが(タイトル画参照)、その5つの特徴を念頭に、数年前にみた映画もヒントとなり、ついに具現化できた。レッドオーシャン市場の中で高価格帯の製品とならざるを得ないが、耳目を集めることは間違いないと思っている。早速、弁理士に相談し、これは特許ではなく意匠でいくべきとの助言をもらい、企画書を作成した。
  ようやく最初に展開できる製品の絞り込みができたところで、設計・開発となるのだが、そうなると今までの10万円単位の出費ではすまず、100万円単位のお金が必要になってくる。個人事業主ではキツイので、法人化を真剣に考える段階になった。
 DMM.make AKIBAのコミュニティマネージャーに相談し、TOKYO創業ステーションのStartup Hub Tokyo 丸の内にいって、早速起業相談。まずは事業計画書を完成させた後に、法人登録する方針とした。多くの企業が3月決算であることをきいて、2 月起業で、12月決算にすることを目論む。
 
一方、薬箱プロジェクトについても区切りになるので、現状についての総括をしてみる。プログラミングについては、一通り機能するUIを作成したが、コードが1000行を越して長くなってくるとコードの流れが自分でもあやふやになってくる。ここからのステップアップには、どうしてもPythonのクラスを理解する必要が出てくるのだが、それが難しい。プログラミング知識を記録・共有するためのwebサービスであるQiitaで、よく指導してくれる師匠がいるのだが、今の私の実力では、クラスを完璧に理解するのに1年、それから、オブジェクト指向設計できるまでさらに数年かかる見込みとのこと、気が遠くなる思いだ。クラスの技術だけを学ぶ方法はなさそうなので、色々なプログラミンを作りつつ、適宜クラス化も試すという姿勢が大事なのだろう。
 とりあえず、現行のUIをもう少し洗練したものにしたら、AIを学んでみたいと思っている。ただし、AIを学ぶ過程でどうしてもカメラを動作させる必要があるので、実はここでRaspberry Piが登場することになる。Raspberry PiによるGPIOピン制御をプロジェクト初期に学んでいるので、ここで薬箱の外形に踏み込める見込みだ。
 と、硬い話を続けてきたが、最近の悩みはゲームを作りたい気持ちが強くて、その思いを抑えるのが難しくなってきていること。実はWhite216以外にも、何個かゲームを作ったりしており、プランも5個位はある。グラフィック勝負をするつもりは毛頭ないので、アイデアだけで勝負するような単純かつ奥深いゲームを、是非作りたいとよく夢想している。

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