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初めての船戸与一は『蟹食い猿フーガ』

 うん十年前、読んだ本。その時の感想が、たまたま自分のパソコンの中にあった。

「最高に面白い。ワクワクしながら読んだ。あんな詐欺師になってみたい!と、真剣に考えてしまった。船戸ファンの男友達が『船戸の作品は女子供には不向きだな』と言ってたが、最近女々しいエッセイが苦手になっていたので書店で迷わず船戸与一コーナーへと進んだ。詐欺をしていないときも魅力溢れる人物で、風貌も憎めなくて可愛いらしかった」

 この本から船戸与一にはまった私は、男の中の男たち船戸ハードボイルドを読み漁った。

時々、歴史的背景の描写に眠くなったり
時々、朝まで一気に読み切ったり
時々、怖すぎてトイレに行けなくなったり(ホラーでは無いのですが殺人鬼の描き方などが)

 そして、時々。
 男はこんな行動なっちゃうの?という発見があったり。

 私にとって衝撃の作家でした。
 女性でも、ちょっと新しいジャンルに行ってみたいって方
 船戸与一先生。おススメです。


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