2017年ニコニコ生放送の切り抜き動画から、文字起こししました。
特に重要部分はできる限り細かく発言通りに記述していますが、重要ではない部分は省略しています。必ずしも正確ではありません。登壇者各位の発言や真意がこの文字起こし通りでない可能性はあります。

東：だって今あれでしょ、チームラボとライゾマティクスでしょ、いや本当にね
両方10時間並んでも見るべきだと思いますよ
我々は、東京オリンピックの時に「チームラボ ＆ ライゾマティクス ＆ 初音ミク ＆ なんかソニーのロボット」みたいなの見させられるわけでしょ
ホンダかな？わかんないけどね

茂木：いやおれハイパーループ乗りたい、イーロン・マスクの。あと月まわってくる旅行いきたい。

東：あぁ、いいねぇ

東：あと落合陽一かな　2020年にがんばるのは　落合陽一はがんばるだろ

津田：スプツニ子もがんばるんじゃない？

東：スプツニ子＋落合陽一だな
スプツニ子＋落合陽一、えーと、あと猪子
このあたりもっていくのが金儲けの道ですよ、ニコ生のみなさん
100%間違いないですよそこ絶対勝てるから、めっちゃ勝てるから

津田：でも、もぎさん、やっぱりちょっとそういうアートに権力の視点みたいなの足りないんじゃないですかお笑いと同じで

茂木：え、俺にふったの？

東：いやでもあいつら権力ドップリいこうって感じじゃん
そもそもスプツニ子がさなんであんなに重要視されているかっていうと、スプツニ子の夫があの文科省だかなんだかの役人の、クールジャパンのトップなんだよ

茂木：言っちゃてるし～

東：言っちゃってるしって、え、それ、言っちゃいけないの？

津田：公開情報ですからね

東：公人でしょ、だからあのつまり、それでバンバンいってなきゃ、もうそういうものよ世界は

津田：やっぱさ、最近ずっとツイッターでも、最近そういうコネ社会、日本はコネ社会だって言ってますよね

東：コネ社会なんだもんだって
だからだから結局その瀬戸内とかでもすごい、一個さ、常設展であれで何億もかかってるわけだけど、なんで福武が呼んで金やるかって言ったらそのスプツニ子じゃなくて、スプツニ子の夫にあげてるんだよあれは
だってあのさ、もともと瀬戸内のエリアの常設展ってすごい権威のあるやつでさ
全部世界的アーティストよ、なんでスプツニ子いきなりいくんだよって話じゃん、おかしいよあんなの
そういうのばっかで展示すげえクズなんだよビックリだよ本当に
大変よ
で、そういうところがフェミニズムだって言ってるんだから、フェミニズムを一体なにかって話ですよ

茂木：でもスプちゃんがさ、僕はスプちゃん……

東：さすが！さすがですよ！僕はこのまま落ちていく人間ですから
ニコ生民だけが俺のたよりだから
このね、俺が軽蔑してやまない大衆だけが俺の根拠なわけよ

（ごちゃごちゃ）

茂木：でもスプちゃんは～
イギリスから帰ってきた直後まだ無名なころから知ってるし
番組を2年間やっていて……

東：知ってますよ、だから問題は
僕もスプツニ子知ってます　何回も会ったことあります
そしてスプツニ子さん自体が頭がいいということはわかってる

茂木：そうでしょ、使われ方でしょ　

東：問題は
頭いいとかではない
彼女はそのことを十分にわかって力を行使してると思います

茂木：まあでもそれはさあ

東：あの、今回の瀬戸内のアートってかなり問題があるものなんだよ
あの常設展示に関してあの内容に含めて文句をいうことは色々できるけど、すごくシンプルなこといえば、
すごく瀬戸内の島の閑静な中に、まぁ一言で言えば秋葉原みたいなものの実験室を1個つくってそこでは自分が女神様なんですよ
自分が女神さまのPVを大音量で流して近隣から文句がきてるんですよ

茂木：ねえねえあずまんさん、感動しちゃった、君、美術批評としてのちゃんとした目をもっているんだね

東：あの、茂木健一郎おれのことなめすぎだろ

津田：博士号持ってるからね

（ごちゃごちゃ）

茂木：日本にそもそも美術評論というものが存在しないって問題にもつながってくるじゃん

東：そらそうだよ、予算配分だよ、まぁ言ってもしょうがない
大変くさってるな

茂木：水玉の人はどうなの？

東：草間彌生？彼女は天才だと思いますよ
80超えてから評価
世間のマーケットの問題かもしれない
発見するのが遅い
マーケットで売れるのは単なる商品だよね
ヤングブリティッシュアーティストがあって、ジェフクーンズ、村上隆がくるじゃない
アートが資本主義どういうにコミットするようになるんだよね
ヨーロッパではソーシャルエンゲージアート、リレーショナルアートとよばれる社会的な問題提起をするアートもでてくるわけだ
こっち側は単なる左翼アート、こっち側は単なる金儲けじゃん
アートが持ってる快楽、問題提起を混ぜ合わせるという人たちがいなくなった
快楽は快楽で資本主義化、問題提起は問題提起で単なる左翼になった

茂木：あずまん、いいね

東：こういう話って美術評論家がしないといけない
評論という世界ではソーシャルエンゲージやリレーショナル系が強いけど
なんとなくポップなものに目配せしてて、そういうところに批判性がないわけじゃない

椹木さんがやってるけど、今の話とは別途、ちゃんと向かい合ってるというよりも、独自路線みたいな感じなんですよ、元々そういう人だけれど

茂木：椹木さん自身に作家性が強いからね

東：今の美術業界のパースペクティブのというよりも自分の、独自の人だよね
彼の問題意識で考えているようにね

茂木：俺あずまん意外と好きになっちゃった

津田：今まで好きじゃなかったの？

東：なめてるんだよな

茂木：なめてないよ

（ごちゃごちゃ）

茂木：なんでこんな話なったんだっけ、スプツニ子からきたんだった

津田：つまり東京オリンピック、万博とかで重用されるものっていうのに一定の文法があるでしょ、それは非常に距離を

東：資本主義化したアートと左翼化したアートみたいな構図なんですよね
そこは全然別にデジタルとか使えばなんか意外とイケてねみたいなぼんやりしてる人たちがいて
そこになんか、アートだとか、なんとかﾗﾎﾞみたいな

茂木：チームラボ？

東：チームラボ、ライゾマティクス、スプツニ子っていうグループがいて　すごい密接に文部行政と関係しててもう成功が保証されてるわけよ
やつらそこが金もうかるわけ
それで結構ですよ
それで金儲かっても俺たちに関係ないじゃん
だから評価を与えるべきではないじゃん
ちなみに僕はその中ではライゾマが一番いいと思ってる

茂木：椎名林檎は？

東：椎名林檎はもうほら、僕はもともとあんまり音楽聞かない人なので椎名林檎についても僕としては歌詞の面白さとかタイトルの面白さが評価してた
そういう意味でいうと今の椎名林檎は許容できないな
ネトウヨ的メンヘラメンタリティ・・・・・・・

茂木：になっちゃってるの？

東：音楽性では評価できない、音楽は良いのかもしれない、僕はわからない、津田さんのがわかってるかもしれないけど

津田：今はストレートすぎる気がしますけどね

東：歌詞とかタイトルとかパフォーマンスがダメでも音楽がすごくいいっていう可能性もあるからね

津田：ミュージシャンってライブがあって、昔の曲もやらざるえないから
ショーとしては完成されてるし優れたアーティストだと感じる
でも興味はないから、聞こうとも思わない

茂木：深いな　興味深いね
このへんが一番おもしろいね
今日ね、森友よりもね

東：まぁ森友はおもしろくないからね
ギリギリまでおもしろくない話題ですよ
あれに比べたらもっとおもしろい話題ありますよ

茂木：チンポムは？

東：チンポムはよくできてる
基本的にはヤンキーじゃない
ヤンキーっていうのは素直なのよ
すごく素直な左翼性みたいな感じなってるんで

茂木：今メキシコ国境いってるしね

東：僕は今、無人島プロダクションみたいなのやってるの行くつもりだけど
やっぱり彼らの正義感は非常にシンプルですよ
あんまねじれてないので、いいところでもある
こないだ、歌舞伎町でやってたやつは非常によかった
でもそれは恐らくチンポムのメンバーの一人がホストやってた、複層的コンテクストでよくなってるんだけどね
頭でやると非常に単純ですよね

茂木：岡本太郎のやつとかね、ピカとか

東：てか俺はなんでこの話してるのか

茂木：今日いいとこ引き出せてるじゃん

東：なんかあの、僕美術評論家じゃないし、美術ってめんどくさいんですよ
若手評論家みたいなやついっぱいいてやたら詳しいので
トイレ行ってきます

＜終了＞

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【このnoteの目的】

スプツニ子氏が東浩紀氏を批判し、上記Youtubeの動画の書き起こしを既にされていますが、十分ではないと感じたため、より事実に忠実かつ公平に文脈ごと捉えられるように整理しました。要望等にしたがって訂正や削除を行います。またこのnote記事は純粋に問題解決に寄与することを目的としており、権利侵害を行うつもりはないため、問題解決後には速やかに削除を予定しています。

【スプツニ子氏のツイート引用】