「自分のことは自分でやりなさい」という呪い

よくある「自分のことは自分でやりなさい」という親のセリフ。

はっきり言ってこれは呪い。

人に頼ることに罪悪感を覚えるのはこれが原因。兄弟のうち、最初に生まれた子供に多い。いわゆる長男長女のジレンマとも関連する。

どういうことか、簡単に説明する。ポジティブにとらえると自立を促しているように聞こえるが、裏を返せば「人に頼るな」という通告。

「私はあなたを助けない」という意思表示。

そんなバカなと思うかも知れないが、この国の自殺者を思い出してほしい。

プライドの問題ではなく、人の力を借りるのが苦手な人がいるのである。

「人に迷惑をかけるな」というのもよく似ている。迷惑をかけないようにと一人で抱え込んで状況を悪化させて自滅する。

自立は良いことだが同時に人を頼るのも悪いことではない。

自立ではなく自己抑制に陥っていないか。

親が子に自立を促すのはよく分かるが、心の何処かで子供を迷惑な存在、金食い虫と思っていないだろうか。

心の底から善意で自立を促しているのだろうか?  

親は我が身が可愛いのだ。心の何処かで自立していない子供を恥ずかしいと思い、自分の世間体を気にしているだけなのだ。

もし子供の頃に「自分のことは自分でやりなさい」と言われてそだったのなら、そろそろ他人の力を借りることを許可するべきだ。

あなたに自立を促す相手は、結局、自分が楽をしたいだけなのだ。

自立の呪いを解くのは簡単でないかも知れない。

正直に「助けて」と叫ぼう。

有名なお坊さんも他力本願と言っているじゃないか。

さあ呪縛から逃げ出そう。




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Atsuyoshi Suzuki

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