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英語ヘッドラインの対応の仕方①

昨晩は凄腕トレーダーの新年会がありまして、色々と刺激を頂きました。
そこでも話題になったんですが、ファンダが発生した場合、ほとんどの速報はまず英語のヘッドラインで情報が出回って、それを5分以内ぐらいに日本語訳のものが後発で流れてきます。また、情報として自分に必要なものが必ずしも日本語として流れてくるとは限らないので、できれば英語の情報を直接取りに行くのが理想的。

自分は中退してますが、一応大学では外国語学部(スペイン語専攻)にいたことや、英語圏に留学していたことなどもあって、日本人の人並み以上には英語が把握できてはいますので、参考までに苦手意識がある人にこういう心構えで接すれば割と簡単に内容は把握できるっていうのをまとめておこうかな、と。

理解する方法のテクニックとしていくつか段階があるんで、たまーに書き足していこうかなと思ってますが、ここではまず英語のヘッドラインに接する考え方とは?っていう点です。


①英語は欧州の中の言語ではずば抜けて簡単 
歴史上イギリスおよびアメリカが世界的に影響力を与える存在だったこともあって英語が世界共通語として使用されていますが、英語はその欧州の中でもかなり簡単な部類な言語に入ります。

「男性・女性・中性(文法性といいます)の区別がない」
「動詞の変化が三人称単数の場合のみ。しかも~sをつけるだけ」
「26個のアルファベットしか使わない」

ここら辺だけでも実は他の言語と比較しても単純化されているのが特徴です。漢字・ひらがな・カタカナを状況によって使い分けつつ、読み方も不規則なものが多い日本語操ってる我々に理解できないはずがないんです。

②具体的には単語力が重要。っていうかほぼそれが全て
これは受験などの勉強などでもそうなのですが、「読んで理解する英語の実力」の9割はほぼ単語力で決定されます。完了形とか仮定法とか付加疑問文とか色々小難しい名前で文法やらされますが、全て単語がわからんとどうしようもありません。逆にヘッドラインの英語を理解するのであれば、作文をすることはないので、とにかく相場に必要な単語を記憶することだけに特化すると効率がいいです。また、自動翻訳の誤訳は名詞の使い方が間違っているケースが多いので、そこを理解できていると意味不明な翻訳が出ても「ああ、ここが間違っているな」ってすぐに把握ができます。

ちょうどBO界の大御所ふさふさ先生がこういうツイートしてましたが、単語わからないとそれが人の名前かどうかすらわからなくなったりしますので、こういう努力は最低限必要ですね。ぽぽぽぽーーーん。

③ヘッドラインの文法はほぼ中学までに習ったもので対応できる
速報性ある情報は皆さんほぼTwitterから得ていると思いますが、ご存じの通りTwitterは280文字の制限があるため、情報量に限りがあります。特に英語はアルファベット表記のためひとつひとつの単語に文字数が必要なため、極力シンプルに表現をしないと1ツイートに収まらないんですよね。
その為、特にヘッドラインなどは小難しい言い回しがなく、シンプルに書いているパターンがほとんどです。証券会社や新聞社の配信しているTwitterの情報はそういう意識で見るとだいぶ楽に接することができます。

ちなみに、トランプ大統領のツイートは実はちょっと理解が難しいです。なぜかというと口語そのまま書き込んでいるので。それでも語彙がそれほどある人ではないので、他の英語圏の個人よりかはわかりやすいですが。

④後で英語の速報と日本語訳で流れてきたものを紐づける

丁度今朝のトランプの会見のポイントをzerohedgeがまとめていましたが、それを含めたものを日本語で記事とした日経新聞の内容がその下のリンクです。

*TRUMP SAYS HIS SHUTDOWN OFFER INCLUDES $5.7B FOR BORDER BARRIER
→壁建設はこれまでと同じ57億ドル(約6200億円)の予算計上を求める。

*TRUMP SAYS PLAN INCLUDES 3 YEARS OF RELIEF FOR DACA RECIPIENTS
→幼少期に親と不法入国した若者の強制送還を猶予する制度「DACA」を3年間延長する。

*TRUMP SAYS MCCONNELL TO BRING VOTE ON PLAN IN SENATE THIS WEEK
→与党・共和党が過半数を占める議会上院で、近く新提案を採決する方針だ。

日経の記事の中で、それぞれzerohedgeのまとめに該当する部分を並べました。内容についてはほぼ一緒ですが、情報量に若干の違いがあることがわかります。2番目はDACAについての補足説明が入ってますし、逆に3番目は採決の時期が今週という内容が近くというように具体性を消しています。なお、当然相場が動いているタイミングでがこうした比較はやる必要がなく、後で時間がある時にやればOKです。

この作業をすると訳し方が感覚的に慣れてくるのでだんだんと抵抗感がなくなります。相場が動くきっかけになったヘッドラインなど1日1つとかでいいので、比較検証するクセをつけるといいと思います。


ちょっと具体例を混ぜて記述していきましたが、英語に抵抗感がある人は上記の心構えとポイントを押さえればだいぶ違いが出てくるんじゃないでしょうか。

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