こんにちは皆さん。
前節、仙台さん相手に0-3という大敗を喫してから中３日で迎える今節。
昇格戦線のメインラインに残るためにも、連敗の許されない試合です。
若干のメンバー変更を伴い開始した試合は、圧倒的に甲府が押し込む前半戦となりました。
しかし後半になり、長崎さんがハイプレスに切り替えてロングボールを蹴り合う展開となり、ゲームはオープンになりました。
その中で、セットプレーからの崩れにナイスミドルシュートを叩き込まれ、相手を褒めるしかない形で失点し、同点に。
さらに終盤に、不用意なハンドから逆転PK弾を浴び、その後押し込むものの追加点が遠く、無念の連敗となってしまいました。

ピーターウタカ　５
立ち位置が面白くて、相手のセンターバックがギリギリ出て来れないしボランチも捕まえられないという所まで下りてきてゲームメイク。
面白い形を作っていたが、シュートの積極性に欠けた事と、とにかくパスがズレることが多かった。
そろそろ味方とのプレーヴィジョンが有ってきて欲しい時期に入ってきた。

三平和司　６
守備ではボランチのエリアまで何回もプレスバックし、空いているスペースをカバー。相手の最終ラインにも絶えずプレスをかけ続けた。
攻撃でもキーパスを送り続け、先制点を奪取。

長谷川元希　５
三浦との守備の連係に気を使い、相手のボランチとサイドバックへのパスコースを両方切れる位置に立っていた。
攻撃時に低い位置からのスタートになってしまうので、アクセントにはなれなかった。
また、三浦への信頼が少し薄いような印象を受ける場面があり、三浦に出せば面白い場面でも出さなかったり、ワンツーを求めたりと、左サイドの迫力を削いでしまっていたかもしれない。

鳥海芳樹　5.5
いつも通りの上手くて安定のプレー。
攻撃では持てばプレーエリアを前進させてくれるし、守備でも大崩れしない。安心感のあるプレーヤーだった。
40分に、３人に囲まれながらドリブル突破しファウルを誘発させ味方の休む時間を生み出したのは痺れた。

林田滉也　5.5
今季初スタメン！おめでとう！！
底に入ってビルドアップを担った。
持ち味の予測に基づく連動したプレスでボールを刈り取った。
三平の先制点は林田のプレスから。
復帰戦だが球際で戦えるところを見せてくれたが、コンディションを考慮し75分で状態。
本来であればスタメン候補の選手。頼もしい男が帰ってきた。

松本凪生　4.5
林田が低め、松本が高めの位置関係となることが多かった。
高い位置で相手のパスをカットしカウンターを発動させた。
前線へのパスの中継地点となりつつ、相手のバイタルエリアにも顔を出して攻撃の厚みを生み出した。
しかし試合終盤のPK献上が痛恨だった。(ハンドの判定は妥当だと思います)
キープしてから攻撃を展開したかった気持ちはわかるが、やはり頭で弾いておくべき場面だったのではないだろうか。
非常に悔やまれるプレーと敗戦となったが、この悔しさをバネにしてさらに大きく成長していってもらいたい。
頑張れ凪生！

須貝英大　5.5
珍しく途中交代となったが、攻守ともに奮闘。
相手のプレスが緩い時にボランチの位置でボールを引き出していたのが面白かった。
今後もこのような形を狙っていくのか注目してみたい。

蓮川壮大　６
今季初スタメンおめでとう！
縦パスがズレることがあったが、守備の強度が高く、フォアチェックもエリアルデュエルも強かった。特にエジガルジュニオには全勝していたのではないかと思うほど。枠内のシュートを二つヘディングで弾き、持ち上がるタイミングとコースも的確で面白かった。
持ち上がった後のパスの出し先が整理されれば、非常に効果的な選手になるのではないでしょうか。
今後のスタメン争いが楽しみになってきました。

井上詩音　5.5
全体を通して安定したプレーを披露。
フォアチェックからカウンターの起点となるなど、これまであまり見せなかったプレーも出て来た。
１７分に須貝と監督とカバーリングのタイミングについて確認していたが、やはり今年は攻撃的な守備を求められている印象。
チームとしての伸びしろと共に、井上のさらなる成長が非常に楽しみです。

三浦颯太　5.5
１節で見せたような守備時に裏を取られて崩される場面が少なかったことは成長を見せてくれた。
しかし４０分のピンチになりかけたシーンは、三浦の守備の予測と出足が遅れたことから、ポスト役の相手サイドハーフを潰せなかった事から綻んでしまっている。
特にボールサイドでのプレーは、絶えず集中を切らさないようにしたい。
攻撃面では、流石という姿をいくつか披露。
特に37分のドリブル突破は、まるで三笘かというほどの迫力。抜き切ってから中へクロスで１点だったが、シュートを選択。もったいなかったが、このプレーだけでもお金を払って見る価値があると思うほど。
直後に相手のディフェンスが距離を取って対応したので、ゴール前の三平に簡単に斜めに差し込んだ。
また、91分には対峙したディフェンダーの股を抜いて裏へスルーパスをだしたが、一枚裏のスペースではなく、二枚裏のスペースを狙って２ラインすっ飛ばすスルーパスを披露。惜しくも通らなかったが、こちらもかなりのスーパープレー。
アンダープレッシャーでは雑な蹴り方になってしまい、パスの受け手が苦しくなるボールを出してしまうなど、まだまだ課題が多いが、補って余りあるほど見るのが本当に楽しみな選手。

河田晃兵　５
２失点しているが、どちらもキーパーには責任のない失点。
試合を通して的確なプレーを披露。

松本孝平　５
途中出場から懸命にボールを追ったが、決定的な仕事は出来なかった。
しかし惜しいヘディングや、荒木からのスルーパスを足元に止めれれば１点という場面もあり、ゴールが近いことも予感させてくれている。

宮崎純真　4.5
鳥海と交代で入ったが、どちらかというとゲームの流れに乗れなった印象。
足元で受けるかワンタッチで捌くかの判断が適切ではなかった。
パスがズレるシーンもあり、持ち味を出せたゲームとはならなかった。

山本英臣　時間短く採点なし

荒木翔　時間短く採点なし
短い時間ながら、３本決定的なパスを供給。鳥海に代えて荒木を投入していれば逆転もあり得たのではないかという程攻撃を加速。

関口正大　時間短く採点なし

総評

勝たねばならない試合でした。。
前半は相手のセンターバックが開いてキーパーと３枚でビルドアップしていましたが、甲府のプレスがガッチリとはまっていて、完全に甲府のゲームになっていました。そこで、やはり前半に２点以上取っておけなかったのが後々に響いてしまいました。
勝ちゲームの流れを途切れさせてしまったのは、チーム全体としての課題だと思います。
若い選手の多いチームですから、これも経験に変えて、シーズンの後半戦に活かして欲しいと思います。
さて、昇格戦線に残るためには、３連敗は許されません。
１０節終了で勝ち点１７なら、まだギリギリ自動昇格のメインストリームに残れます。
ここが正念場となるでしょう。
残念ながら今節は小瀬に行けませんが、画面越しに魂込めて応援します！！

頑張れー！！
どんなに泥臭くても、チームで支え合ってなんとしても勝ち点３を奪い取って欲しい！

バモス甲府！！

最後まで読んでいただきありがとうございました。