タクシー広告

広告に殴られる

こんにちは、金井です。

先日こちらのnoteを読みました。

普通にタクシーにのっているとき、仕事と仕事の合間にポジティヴな気分になりたいのだ。パワハラを延々と見させられても、その会社の商品を好きになったりしないし、タクシーの品格が下がるだけだと思う。タクシー体験をもうちょっとホッコリさせて欲しい。

このタクシーCMの件、最近なんか嫌だなぁ…って思ってたんですよね。大げさに言うとレガシーな職場やアナログ上司を舞台にした、BtoB向けのサービスCMが、立て続けに流れてくる状況。

だいたい自分がタクシー乗る時って、疲れてるとか急いでるとか、わりと切羽詰まっている状態が多い。そんな時に不安を煽るようなCMなんて見たくないよな…と。(もちろんOFFにすればいいんですけどそれは置いときます)

もちろん広告主には、なんの落ち度も悪気はないんですが…流れ続ける度に「またこれか!」とツッコんでしまう。

不特定多数に向けて流されるTVCMや街頭ビジョン・電車内のモニターCMと異なり、パーソナライズされて、自分の眼前に広がる広告って、場合によってはかなりストレスになるんですよね。

最近しつこいのはコレ。ジムとかダイエットとか調べるけど…。

ニュースサイトもこんなのばっかりで。

"あなたにオススメ"って、どこまで”あなた"のことを考えているのか。

どんどん広告そのものが効率化されて、ターゲットの生活の隙間を狙い撃ちするかのように、広告は現れてくる。インスタですら広告が増えてうんざりしてきてるし。

自分もメディアの人間で、それで一応メシを食ってるからあんまり責められないけど、広告はなるべくポジティブに作用するようにしたいし、広告の作り手が、これを見る人がどういう状態で受け取るのかどんな気持ちになるのか、テクノロジーに任せないで、もっと想像力を働かせたり、検証を重ねて、効率とかマネタイズとかクライアント満足だけを重視しない、みんながハッピーになる広告の作り方や届け方を考えないといけないと思います。

ということで、いまこの本を読んでいます。



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