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講師として沖縄で授業をしてきました。

サイトーです。私は、笑うメディアクレイジーというメディアで記事広告業務を担当しています。
先日、沖縄の那覇市に吉本興業が作った専門学校「沖縄ラフ&ピース専門学校」で、講師として記事広告というものを講義をさせていただく機会がありました。

で、私の普段の業務であり、講義を行った記事広告が何かというと・・・

企業が宣伝したいモノやサービス、動画などを通常の編集記事とよく似た体裁で編集するペイドパブリシティ(paid publicity)。

クレイジーの場合はこんな感じで、通常の記事と一緒に記事広告を掲載しています。

PR表記のついている赤枠の記事が記事広告。

バナー広告に飽き飽きしているユーザー

通常記事とよく似た体裁でわざわざ記事を書くなんて、なんでこんな面倒なことをするの?というと、最近のユーザーはネット上に溢れる広告に飽き飽きしていて見てくれないから!なんです。

ネットをしているといたるところで広告を見かけます。その最たるものがバナー広告。アプリやサイトで見かける商品ページへのリンクがついた画像のことです。
通常のバナー広告ならいいのですが、タチが悪いものだとサイト閲覧中にバナー広告がスーっと上から降りてきたり、もっとタチが悪いとフワァ~~と浮き出てくるバナー広告もあります。

これは、完全に誤クリックを狙っているとしか思えない表示の仕方です。

これではサイトを閲覧しているユーザーの快適性は悪いですし、何よりその広告にお金を出している企業にとってもメリットがありません。

世間はこういう広告に飽き飽きしているんです。

記事広告のメリット

では記事広告はどう違うのかというと、
広告臭を読み手に感じさせずにモノやサービスをPRできるんです。

それだけでなく、記事広告の出稿先であるウェブメディアはSEOパワー(グーグルの検索などで上位に表示されやすい)があるため、「商材の情報が検索順位上位に表示されやすい」。モノやサービスの販売元ではなくメディアのライターが記述することで「第三者視点から価値を伝えることができる」といったメリットもあります。

具体的に例を挙げて説明すると、自動車メーカーが新型の車を発売したとします。

元々自動車に興味のある人だったら、リリース発表や公式サイトなどを検索して、その新型車のことを調べるでしょう。

この層は自分から情報をキャッチしようとするので、放っておいても問題ありません。

一方で下記のような人はどうでしょう。

・自動車に全く興味がない
・車を買うお金はおろか免許もない

こうした人は、新たに販売開始された新型車の情報を自ら知ろうとはしません。なので、バナー広告でいくら表示させようと見向きもしないんです。

そんな層にも記事広告という形ならアプローチが可能です。
例えば、その車の宣伝をする記事がこのようなタイトルと要素が詰まった中身だったらどうでしょう。

「今、20代のオシャレな女性に人気のアイテム〇選」
20代の女性に人気のファッションブランドや家具などとともに新型車両のPRを書いた記事。

「月収12万円の私でも新車を手に入れた方法」
月収12万円のフリーターの実体験をもとに記述し、販売元の自動車リースサービスとともに新型車のPRを書いた記事。

新型車のPRであることを前面に押し出さないタイトルと記事構成にすることで、ストレートなPRでは見向きもしなかった層にアプローチができるのです。
「今、20代のオシャレな女性に人気のアイテム〇選」なら、オシャレに関心のある層や車に興味がない20代女性にアプローチできますし、「月収12万円の私でも新車を手に入れた方法」なら自分の収入で車を諦めていた層、自分よりも下もしくは同等の人がどんな生活を送っているのか気になるという人にアプローチできるほか、その販売元が行っているリースサービスのPRまで同時にできるのです。

記事広告には興味を持っていないユーザーに興味付けをすることができる。そんな効果があるのです。

もちろん、自動車に興味のある層に、さらに訴えかけるようなストレートな記事広告を書くこともあります。すべてはクライアントがどんなターゲット層にPRしたいのか。商品の購買が目的なのか?企業の認知拡大が目的なのか?など、出稿をしてくれるクライアントの要望に沿ったものでなければなりません。

それゆえ記事の作り手として「この企画の方が絶対に面白いのに!」「なんでこの部分の表現を修正しなければならないんだ!」とモヤモヤした気持ちになることが多々あります。しかし、通常記事では実現できない制作予算を必要とする企画を実施出来るなど、記事広告の執筆は作り手として楽しい物でもあります。

PR表記がついているからと言って「広告じゃん!読むのやめよう!」とは思わずに、ぜひ記事広告を読んでみてください。PRされている商品を買うか買わないかに限らず、なにか新しい発見があるかもしれません。

そのために、少しでも面白い広告を!と私は日々精進しているんです。

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