見出し画像

編集の違いが面白くて草

先日、新元号「令和」が発表されましたが、
こんな2つの動画がバズってました。

2つとも全く同じ場面を編集したものですが、その仕方で全然違う雰囲気になる訳です。
その違いを比べてみると…

<Youtuber風の編集>

・テロップがヒラギノとか、デフォルトのものを使いがち
・喋りの間を切ってテンポ早くしてる
・効果音多い
・ズームインしがち
・BGMはフリー素材
・全体的に雑にまとめる

<テレビ番組の編集>

・テロップが多く、細かくフォントを使い分ける
・間がわりとゆったりしてる
・ナレーションなどで丁寧かつ大げさに説明し、煽る
・大事なところで他のカット入れたりスローにして、引っ張る
・笑い声とか入る
・最後都合よく結論つけてまとめる
・BGMがカッコいい

Youtuber風の編集は、PCソフトで簡単にできるレベルですが、テレビ風の動画はそれなりに経験やセンス、時間も必要…なんだけど、前者の方が見られているという現実。

自分は元テレビマンなので、テレビっぽい編集をするのは得意なんですけど、Youtuber風の編集は、最近編み出された発明というか、自分でPCソフトやフリー素材で簡単にできるフォーマットが定着して、ひとつの文化になった感じ。

だから、現役のテレビディレクターも、その違いになかなか慣れないみたいですね…。

昭和のバラエティはほとんどテロップがなかったけど、平成になるとチャンネルを変えられないようにするため、過剰なテロップや引っ張り編集が編み出され、それがスタンダードになりました。
令和時代には、どんな動画や編集技術が発明されるんでしょうかね。

ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?