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『エクスペンダブルズ』を楽しむためにやってはいけないこと

前回の記事で、映画の面白さはVFXと火薬の量で決まると書いたサイトーです。

そんな私が一番好きな映画シリーズ「エクスペンダブルズ」をご存知でしょうか。

シルベスタースタローン、ジェイソン・ステイサム、アーノルド・シュワルツェネェッガー、ブルース・ウィリス、ハリソンフォードなど往年の大スターが一同に集結し、とにかくド派手なアクションを繰り広げる映画です。

これまで3作が公開され、現在4作目が制作されている大人気シリーズなのですが、大衆向けの娯楽作品を追求したような作品なので、小難しい単館映画とかが好きな自称映画評論家気取りの人にはボロクソに叩かれていたりもします。また、一般の人の目にも「あれ?これってどうなの?」と気になってしまいそうな箇所がちょいちょいある作品です。

今回はまだ「エクスペンダブルズ」を見たことがないという人に向けて、120%楽しむためにやってはいけないことを紹介しようと思います。若干ネタバレ要素を含みますが、ネタバレとかそんなこと大した問題にならない映画のなので、気にしないでください。

『エクスペンダブルズ』を楽しむためにやってはいけないこと5選

①若いメンバーは総じて、殺されるか拘束されるかするが、それを先読みしない
2に出てくるクリス・ヘムズワースの弟は、ジャン=クロード・ヴァン・ダムに殺され、3に出てきた新人たちは一人残らず拘束されます。それは、往年のスターを目立たせるためとかではなく、単に運が悪かっただけ。

②都合良すぎる展開をいちいち気にしない
アントニオ・バンデラスが飛び移った窓枠が、偶然にも回転するように崩れ、偶然にも下の階の窓ガラス部分に衝突して落下せずに済み、偶然にもその階には敵に囲まれた新人女性メンバーがいて、偶然にも女性メンバーを囲んでいた敵にバンデラスがぶつかり、女性メンバーを救います。
こういう都合が良すぎる展開が10分に1回くらいのペースで出てきますが、それはスターに見せ場を作るためではなく、単なる偶然。

③シュワルツェネェッガーは基本的に走らないが、不思議に思わない
同世代のスタローンが昔と変わらぬアクションを演じるのに対し、シュワルツェネェッガーは車もしくはヘリからバカでかい機関銃を撃っていてあまり動きません。これは一時期第一線から退いていたからとかではなく、単にデカい武器が好きだから。
あとハリソン・フォードも動かない。

④ラストアクションは素手で戦うが、「いや、武器使えよ」とか言わない
大抵最後のシーンではスタローンが安い挑発に乗って武器を捨てて素手同士の戦いをします。おそらく現在制作中の4でも同じだと思います。これは、それが一番かっこよく見えて、どちらのスターにも花を持たせることができるからではなく、単に戦いがヒートアップしてこの手で決着をつけたくなっちゃったから。

⑤基本的に弾切れしないので、弾薬の数を数えたりしない
割と軽装備で敵地に乗り込み、武器補給のための人員もいないのに、銃撃戦でガンガン弾を消費しますが、基本的に弾切れは起きません。
弾切れを起こすときは作中の鍵となるシーン(スタローンに復讐という戦う理由が生まれるとき)か、流石に無限に撃てちゃうとそれだけで戦闘が終結してしまいそうな大型銃器のみです。単に敵から弾薬を奪ったり武器輸送シーンをカットしているから。

とにかく!「エクスペンダブルズ」は、ストーリーの伏線やリアリティなどを気にすることなく、頭ユルユルでも楽しめる映画なんです。仕事の疲れなどで「今日は映画を見る体力残ってないよ・・・」という時でも気軽に楽しめる作品なので、まだ見たことがない人はぜひ見てください!
スターたちの過去作をイジるパロディ要素もふんだんに盛り込まれています!

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