世界一周を旅し、 人々の唯一無二の想いを繋ぐバウンダリースパナー＆通訳者のヴィエラです。

ブラジルへ

先日、ブラジルに行ってきました。人生で2度目でした。
約35年ブラジルに住んだ父が亡くなり、その手続きやら諸々で、ブラジル・サンパウロ州を訪れました。父が住んでいた場所は、サンパウロ空港から600kmもあるミランドポリスという、人口3万人程度の小さな町。ブラジルでは小さな町だけど、実際にどのぐらい小さいのかなと、初めて調べてみたら918㎢で、東京の45％の面積だった。全然小さくなーい(笑)

そもそも、サンパウロ州が本州と四国を合わせた大きさなのに、ブラジル全土の３％にか過ぎず…　ブラジル全土は日本の22.5倍という、日本と比較するととにかく大きな国です。

いよいよ帰国

さて、そんなブラジルで2週間弱過ごしたのち、いよいよ帰国。この日は他都市から、国内線に乗りサンパウロ空港へ。「国内線は頻繁にキャンセルがあるので、リスクは取らないほうが良い」とのアドバイスを受け、帰国便は21時半だったのに、早朝便で10時半にはサンパウロ空港に無事着。チェックインは何時に出来るのかな？と思ったら、18時ぐらいから。。。と。「えー、荷物持ったままひたすら待ち？」と残念に思ったものの、ゆったりのんびり終日過ごし、いざチェックインのために開いたばかりのAir Canadaのカウンターへ。

まさかチェックイン出来ず

通常通り、パスポートを見せて、チェックインしようとすると、「xxxxだとチェックイン出来ない」と言われてしまう。「えっ？」と。今まで50カ国以上訪れた私にない出来事、それは「カナダのeTAの許可が降りてないから、飛行機に乗れないわ」と。「えーーーーっつ」と。

そう、カナダに入国するにはeTAと呼ばれるVISAと似てるような電子渡航認証なるものが必要。Webから申請して通常数分で取得できるもの。もちろん、私も知っていて、日本出国前に取得を試みたのだけど、サーバーエラー的なものが返ってきたので、サーバーが混み合っているのかな？と、ブラジル入国後に毎日申請を試みていた。でも、何度やってもエラー的なものが返ってきて、最後の支払いページまでいかない。「困ったな、でもチェックインまでには取れるだろう。最悪eTAが取れなかったら、今回、レイオーバーが長いから入国しようと思っていたけど、空港内に留まってトランジットだけで我慢しようかな。まあ、当日もトライしてダメだったら、カナダの空港でも取れるかな」と、なんとかなるだろうと思っていました。

というのもこんな注意書きを日本系の航空会社のHPで読んでいたので。可能性という文字が勝手に私の中で大文字になっていました(笑)

ところが、Air Canadaによると、「eTAが取れていないとカナダから送還のリスクがあるからチェックインさせられない。ギリギリまでオープンしておくから、取得出来るまで繰り返しトライしてみて」と。「えーーーー？？？」

めちゃくちゃ親切なAir Canadaのスタッフ

そこで、取得出来なかったエラーを説明すると、「そのケースは稀だわ。今日、ここで何人か申請して問題なく取得できてるのに。もしかしたら、デバイスの問題か、ネットワークの問題かも。」と、スタッフの人達が、個人携帯を差し出してこれでやってみてとか、別のネットワークに接続出来る別の携帯を貸すわ、とか、本当にすごく親切に色々一緒に試してくれた(涙)　しかし申請は通らず。

ちなみに、主人も一緒に空港にいたのだけど、異なる方法でチケットを買っていたため、帰りは30分違いの別ルート・別便だったので、とりあえず、そのまま帰国してーと、そのままセキュリティゲートに行ってもらった。

そこから、アメリカの姉に電話をして、わずかな望みをかけて、アメリカのネットワークで、姉のPCで申請を試してもらった。しかーし、それでも取得できず。「がーん、ちーん」と激落ち。しかしここで落ち込んでいる時間はなく。

結局本当に飛行機に乗れず

「どうしたらいいんだろう？」とカウンターで相談してみると「選択肢は２つね。① 取れるまで、飛行機の日程を変更して、eTAの取得をずっとトライする。② 目的地がTOKYOなら、カナダを経由しないルートにチケットを変更できるか、発券元に確認するか」と。何れにしても「この状態では絶対時間までにeTAは取得できないな」と自分で判断。まさかの、その日のカナダ経由便には乗れない事態が確定したので、チケットが無効にならないように、一旦、日程変更をして、次の手を考えることにした。

ここで、改めて、カナダ政府の申請サイトのヘルプページで検索をかけると

いやー、まさか、最悪eTAが取れてなくても、トランジットなら大丈夫だろう、という私の推測は見事に外れ、本当に乗れなかった。

世界50カ国以上を旅してきて、いろーんな経験をしました。今回の家族の反応は「またー？？なんにもないことってないね。。。」でした(苦笑)

次に続く

じゃあ、その後、どうなったのかはまた書きますね。

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