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派手さに惑わされず本質を

高価なブランド品を身につけ、高級車を乗り回し、有名なレストランで毎晩食事をする。

若い頃は誰もが羨む生活でしょう。


しかし、結婚して家庭を築き子供が生まれ、地に足をつけて生活するようになると、

若い頃羨んでいたそんな生活が滑稽にすら思えてきます。

家族のため、子供のため、親しい友人のため。

歳を重ねるごとに自分ではない誰かのために行動するようになり、

若い頃の自分勝手で根拠のない自信に溢れていた自分を懐かしく少し恥ずかしいとも思ったり。


一方で、世の中には歳を重ねても、華美な生活を送っている人もいます。

人として成熟してくると、家族や友人の為はもちろん、社会貢献や国際貢献へも視点が向かうはずが、

自らを虚飾にまとわせ、老いる事から逃げるかのごときに華美な装飾で己をまとう。

そういう価値観を否定するつもりもありません。

しかし、私はそういう歳を重ねても華美な生活を送る人を信用しません。


華美な生活には金がつきものです。

自らの欲望や虚飾に大切な金を使い込むのなら、金が尽きれば周囲から人がいなくなるでしょう。

しかし、家族や友人、社会貢献や国際貢献のために私財を注ぎ込んでいるなら、

私財が尽きたとしても必ず周囲に人が残ります。

それが信用や信頼といった言葉で表現されるものです。

#エッセイ



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