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京三、待っているからね。

夜の9時。ジプレキサとマイスリーを飲んだところ。本当は良くないと思うのだけど、ここにかぶせて本絞りサワーも飲んでいる。今日は「一日中天気が不安定だよ」という夫の言葉を信じてずっと家から出なかった。でもそれほどじゃなかったね。明日こそウォーキングに行こう。音楽を聴きながら夕暮れの公園を歩きたい。

本日のyoutube授業は、「虫送りと実盛」、「曽我兄弟」について。虫送りって蝗(いなご)を害虫の総称としているけれど、いろいろ検索してたらどうもウンカのことを指しているらしい。わたしは田んぼの真ん中で育ったけれど、イナゴを見て気を揉んでいる人というのをあんまり見たことがない。うちのばあちゃんなんか、手ぬぐいいっぱいに捕まえたのを甘く佃煮にして食卓に出していたからね、もうおやつの一種だったのですよ。わたしもちっちゃい頃けっこう食べさせられた。骨太な体なのはそのせいかな。さすがに今は抵抗あるけど。

午後は漱石の『彼岸過迄』を少し読み進めたあと、プラトンの『プロタゴラス』を読み終えた。ふつうこんな本、自分では買わないですけどね。社会思想史のレポートで「古代ギリシアの正義」について書かなくちゃならないのです。この時代、偉い人がたくさんいていろんなこと言ってるから収集つかない。『社会契約論』にしても読んだはいいけどそのまんま。このほか手付かずの『二コマコス倫理学』も積ん読になっている。レポートは8月下旬の提出を目指してるけど、4本も書くなんて私のキャパじゃ無理だろうな。こんな機会でもないと読まないし、成績気にしないで楽しんで勉強しよう、と前向きに考えてはいるんですが。

家の中で過ごす日々が長くなると着るものだけじゃなくスキンケアも適当になる。 ZOOM に映らないときは顔も作らない。今日も「かろうじて服を着ている原始人」状態だった。資生堂の美白美容液HAKUも思ったような効果がない。こないだ言ってた時計も、買いたいのかどうなのか、自分でわからなくなってきた。時計買うのやめて、洗面台の床の修理費に充てようかしら、なんて真剣に考えはじめている。このままだと生活臭しかしない女になってしまう。お洒落する動機がほしい。池袋あたりを長塚京三が歩いていてくれたらめっちゃ頑張るんだけど。1日だけでいいから恋人になって舞い上がりたい。「そうだ、ミラベルさん、京都行こう!」と真剣な瞳の京三にふんわり東海道新幹線に乗せられてしまう展開を待っているのです。うふふ。いつ叶うのかな。コロナめ。

とりあえず今は、京三が元気に過ごしてくれてればそれでいいです。妄想が肥大化したところで終わりにしましょう。わたしはすべてに疲れた。おやすみなさい、みなさまもよい夢を。




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