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お客さまの言葉で気づいた酒場のひとつの役割。

一人の人間が習慣的に大量の酒を飲むようになるには様々な理由がある。理由は様々だが、結果は大抵同じだ。「羊をめぐる冒険」

村上春樹さんの小説の一節です。

習慣的に大量のお酒を飲むことはないとしても

お酒を飲みたい夜ぐらいは、お酒を飲まない人にですらあるかもしれない。

飲める人間がそんなことをすればスッキリ目覚めることはごく稀で

翌日枕の上から動かせない鈍い頭で後悔するか、なにに後悔しているのかもわからないぐらいの後悔の朝を迎えると思います。

ボクにもそんな夜はたくさんありました。

こんにちは、週末はバーテンダーにもなる鵜沼です。

そういう時って、少しエネルギーがこもった状態になっています。

若い頃は恋愛だったり、少し前は仕事のことだったり。

吐き出したい言葉や、行き場のない想いに蓋がされていて酸素不足になっている。

実はワインにもこんな時はあります。

「還元的」といわれる状態で、本来の香りがたたなかったり、不快な臭いを放ったりもします。

いつも週末に立つバーでもそんな話になりました。

その腕も自他共に認める人が仕事でうまくいかないことが続き、

男として愚痴は言いたくないけど、言いたい、聞かせたくないけど、聞いてほしい

そんな状態ってわかるから

ボクは「具体的なことはいいから少しでも話してみてください」と言いました。

アレコレ聴きながらお酒を飲む。

「よかったら一緒にどうぞ」とお酒をいただいたので、ボクも飲む。

同年代のお客さまで、ボクも少し経験したことのあることだったからその時の話もしたりして。

「あースッキリした!」と言っていただいたときに、酒場の役割ってこういうところだよねって二人で思ったんですよ。

人は自問自答だけじゃ解決できないこともあるし、背中を押したり、引き戻してもらったりしなきゃ、

エネルギーはこもるんだろうなって。

いい、わるい、こうすべきと一方的に評論するワイドショーのような場ではなく

家族や恋人、仲間や友人にも開けられない蓋の中のエネルギーに

対話という酸素を供給できる場は誰にとっても必要な場所なのかもしれない。

心の蓋を少しだけ開けられる場所と人があること。それが酒場というものなんだと思います。

昨日は酒場の役割のひとつがわかってボクもスッキリしました。

対話ができる口の堅い人と、少しの酒がある。

それが、いい酒場の条件のひとつなのかもしれないですね。

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