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BBC「Predator: The Secret Scandal of J-Pop」から、ジャニーズ 衆道的美意識 グルーミング 真のアイドル像を考える

3月7日にBBCが放送した「Predator: The Secret Scandal of J-Pop」(J-POPの捕食者 秘められたスキャンダル)という番組が話題になっています。
予告映像↓

↓コチラはこの記者さんがスタジオで説明してる動画です。

BBCワールドで日本でも3月下旬に放送されるようです。
コチラのサイトでは番組の内容を文字(英語だけど)で起こしてる感じで、割と詳しくのっているので、番組の内容を大体想像できるのではないでしょうか?

さらにはイギリスの大手新聞The Guardianの記事も、この問題を取り上げていました。

ガーディアンの記者は、BBCの記者がただ熱く糾弾してるだけで終わっており、日本の恥の文化や社会背景について言及するのももちろんだけど、
どうやってもっと世間で話題になり話し合われて行くようにできるかや、他の国でも、まだまだ議論されないといけない問題で、どこまで解決策に近づいているかなど課題がある…という、もう一歩踏み込んだ指摘もしてくれていたりしました。

あとジャニーさんによる性被害告発なんかは↓にいっぱいリンクが貼ってあるので、各記事を読んでみると大体把握できる気がします。



私の見てきたジャニーズ

(この項目は特に個人的な感想を垂れ流してるので、スルーしてくださって全然OK)


ここで私のジャニーズ事務所の印象を書くと、

私がジャニーズ事務所所属タレントをテレビで認識しだしたのは、たのきんトリオぐらいからですかね?
郷ひろみはギリギリジャニーズにいたか、独立したかぐらい。でもそういえば薄っすらですけど、郷ひろみもジャニーさんからの何かで事務所辞めたとか言われていたような記憶もある。
フォーリーブスのおりも政夫芸能人水泳大会の司会の人のイメージの方が強いです。

ベストテン、トップテン、ヒットスタジオ、歌番組が花盛りの時代。
毎日、色んな番組でアイドルが出演し、ジャニーズのトシちゃんマッチの人気は凄かった。よっちゃんゴメンw

そしてシブがき隊、少年隊、男闘呼組、少年忍者は先だっけ?で、光GENJIの特大フィーバーに繋がるのをリアルタイムで見てました。

子供ってほど子供でもなかったし、大人ってほど大人でもなかったけど、この人たち、ものすごく過酷な労働させられて、ものすごく搾取されてそう…ってのはやはり感じていましたよね。(実際あれだけ稼ぎ頭だったトシちゃんでも、辞めるとなったら退職金、100万?ぐらいで大したことなかったみたいだし)
辞めジャニがビックリするくらいスポットライトから蹴り出されるのを目の当たりにすると、まあ搾取してるとしか思えなかった。

そんな光GENJIフィーバーの時に、話題になっていたのが北公次の「光GENJIへ…」でした。書店にも話題本コーナーに平積みになっていたし、ワイドショーでは取り上げていたっけかな?でも光GENJIの人気が凄かっただけに、その告発本は結構インパクトがあったのは憶えています。

でも当時の私がなんとな~く感じた、世間のこの告発本への姿勢は、
「光GENJI」を利用した便乗商法だろっていう、ちょっと侮蔑の感じと、
ホモ行為が気持ち悪~い!!っていう変態趣味センセーショナルに取り扱って、好奇心を餌にする暴露本、なんかそんな感じが占めていた気がする。主要メディアが彼の児童虐待に対する罪を指摘する論調は、あったのかもしれないけど、ほぼ記憶にない。

そして、この時は北さんが一人で騒いでる印象があって、やはり世間的には段々イタイ人っぽい扱われ方をしていったような…。薬をやっていたとか、次々にシリーズ化して出版したのも便乗商法感が強くなって、あんまりいい印象を与えなかったんだと思う。このあたりはジャニーズ事務所の業界への働きかけがあったのかもしれないし、日本社会の「揉め事を起こす人」への冷めた視線へと変化していったというのかは、よくわからない。

私も当時、そんなことがあるのかな?と疑心暗鬼な感じだったんです。
でも光GENJIが3曲TOP10入りとかして人気絶頂の時、トシちゃんが教師ビンビン、「抱きしめてTonight」のヒットで彼らを上回る2度目のピークを謳歌してる感じの時、FRIDAYだったかな?Flashだったかな?で、まだ少し幼い顔したトシちゃんがシャワーから出てくるところを撮った、素っ裸の写真がスクープされたんですよね。本屋で立ち読みして度肝を抜かれました(←立ち読みすなッ!)。モザイク掛かってたけどね。モックンのヘアヌード写真みたいのじゃなくて、普通の日常スナップ写真。トシちゃんが普通に笑ってるのも、そんな写真撮られるのが日常なんだと思わせた。

まさに「百聞は一見に如かず」でした。
教師ビンビンの頃の大人のトシちゃんが写っていたら、まあ自宅で恋人か誰かに撮られたんだと思うけど、まだ幼い顔してるのが、合宿所にいた頃なんだとわかる。当時合宿所ではトシちゃんが年長で、他は後輩ばかりのようなことを言っていたから、後輩が先輩のそんな写真撮るとは考えにくい。そうなるとジャニーさんが撮ったっていう話が一番しっくりくる。噂が確信に変わった瞬間でした。私にとっては。
例え同性愛じゃなくても、全裸写真撮るということは、それを晒されたくなかったら…っていう脅迫の材料ぐらいしか思い浮かばないわけで、どっちにしてもそうとうヤバイ事務所だと思いましたね。
まあどこを回って流出したのか分らんけど…。トシちゃん独立の後だったのかな?ジャニーズサイドからイメージダウンのためにわざと?どうなんでしょうね。とにかく、芸能界の闇をものすごく感じた瞬間だった。

それで、あの時から私の中では北公次の告発もホントなんだろうなぁ~、ジャニーさん=小児性愛者だと思ってきました。ずっと。

それからは、あんまりジャニーズタレントを好意的には見れなくなった気がする。

彼らも被害者(全員じゃないだろうけど)だとは思うけど、結局ジャニーズ事務所をプロモートしてる共犯者な気がして、どうにもこうにも気持ち悪いものがあった。ジャニーさんの話を「You、何々しちゃいなよ」って言われた~とか、ミュージック・ステーションでタモリと盛り上がってたりするのも、どうなんだ?ジャニーさんのイメージアップを図ってるよなぁ…と思って、全然笑えなかった。
事務所の指示なんだろうか?それとも自分達が性被害者だと思わないようにするための、誤魔化し?自衛本能?そういう心の動きがさせているのだろうか?なんて考えたり。

あと、母が、姉が、親戚のお姉ちゃんが履歴書を送ったとか、自分で送ったとかも、この人たちは何なんだろう?ってずっと思っていた。

大抵家族がジャニーズファンだから、家族の中の男の子を応募する。
でもファンだったら、北公次の告発本や、その他諸々悪い噂ぐらい知ってそうなもんなのに。
例え知らなくても、入所するとなったら、どんなところか調べるでしょう?

ジャニーズメンバーの家族が応募した話聞くたびに、どういう家族なんだろ?盲目過ぎてアホなんか?って思ってたし、ウチの子は大丈夫っていう変な自信があるんだろうか?それともお金に目がくらんで、分かった上で差し出してるのか?…どれも理解できなかった。

自分で応募したって子は、やっぱりキラキラしてるのに惹き付けられるんだなぁ…でも家族が止めたれよ!って思ってた。
私だったら止めるし、それでもと言うなら、性被害あっても納得できるんだな?と念を押す。一応確率は低いけど、その子がジジ専ゲイで、ジャニーさんがタイプって可能性、無いとは言い切れないしね。もしそうだったらWINーWIN…違うか?(;^_^A

BBCの番組での告発でも、実家にジャニーさんが来た時に、親が自分の部屋にジャニーさんの分の布団を引いた、なんて話を聞くと、まるで生贄に差し出してるみたい。
昔の遊郭に子供を売る親みたいになってる。吉原一の花魁になってキレイなおべべ着せて貰えてよかったね~ってのと同じ。吉原炎上での西川峰子が梅毒で気が触れながら燃えていく様が浮かんできちゃうわ。

絶対知ってるはずなのに、ずっと目をつぶってきたメディアの罪は本当に重いと思う。そして桜井君とかにニュースキャスターさせたりして、ああいうのもジャニーズの信頼度アップに貢献しちゃってる。メディアがアイドル枠以上に権威と信用を彼らに与えてる。
ここでニュース・ゼロで、彼がインサイダー報道として、がっつりジャニーズの闇を自分の体験も含めて語り、取材し、レポートしたら、キャスターとしての信頼度も上がるけど、たぶんしないだろうなぁ…。もしキャスターとして、ジャーナリストとしての矜持があるなら、事務所辞めてでも発信しないといけない機会だと思うけど。じゃないと普通は恥ずかしくてあの場に立てないよ。

金スマの中居君ならどうだろう?一応事務所からは外れてるけど…。でも新しい地図の3人を金スマに呼んで、あの解散騒動の総括番組とかもまだしてないよね?じゃあたぶん無理だろうな。

彼らがしない原因は、やっぱりジャニーさんに恩を感じてるからなんだと思う。
義理ってのが本当に尊重される日本社会。
BBC番組では恥の文化に言及してたけど、それより「義理」の文化の方がこの場合強い気がする。とくに日本の男色、衆道は義理の文化だから。

ということで、次項では日本の男色と義理について書いてみます。


日本の男色、衆道に色濃く残る「義理の文化」

この報道の前に、私は松尾芭蕉がゲイだったということに興味を持って、最近そういうサイトや、図書館で本を借りてきたりしてました。

日本の男色の歴史、衆道について自分なりにいろいろ調べていたところに、このジャニーさんの報道。まさにタイムリー。
そして彼の捕食者としての手法が、凄く衆道の関係と近いな~と思ったのです。

ということで、まずは簡単に日本の男色の歴史をば。

そもそも日本にも、同性愛は古事記、日本書紀、万葉集の時代からありました。そういう歌も残ってる。

しかしそれが制度化して、権威を持ち出したのは空海が高野山を開山した頃だと、江戸時代には考えられていました。

江戸時代の学者・貝原益軒
「男色の戯れは弘法以来のことなり」と言っていたり、

徳川時代の川柳に「大師流にて筆太に通和散」というのもある。
空海は三筆の1人で、大師流と言われる。 
大師流のセックス=アナルセックスをするなら通和散(=昔のLube、ローション) 筆太=太い筆=太いペニス

ということで、弘法大師が中国から日本に男色を持ち込んだというのが、ある意味、江戸期には常識的に語られていたということです。

実際に空海が持ち込んだかはわかりませんが、女人禁制の寺院の中で、その行為は性欲処理として正当化されていったわけです。

そこで”女の代わり”というのがあったのが悲劇の始まり。
対象がオス臭い成年の男じゃなくて、まだ女性性も残る男性=少年に向いた。

そこで僧たちは、稚児灌頂という儀式を作った。そういう少年を菩薩の生まれ変わりとみなし、彼らと性交することが神聖な儀式として、益々正当化して盛んに行われるようになる。

立場の弱い稚児、小坊主たちは、権威ある僧からの性行為を受け入れる以外ないわけで、男性同性愛性交児童虐待を正当化する起源はこの頃から始まっているわけです。

そこに紛れて、女の代替ではない本当の同性愛も存在していて、その記録もあるんだけど、混在している。この辺りが同性愛が全て悪い的な誤解を生みだす原因でもあるんでしょうね。

そして尊敬すべき学者、宗教家であり、政治家のブレーンであったりする僧侶が、そういう行為をしていることで、平安貴族たちの間でも取り入れられていく。だって神聖な行為だし、尊敬してる人がやってるし。

貴族の中でも広がり、平安末期、同性愛記述満載の日記「台記」を残している悪左府・藤原頼長なんかは、自分のセックス・パートナーをスパイのように使って、政治の道具にもするような、もう性的指向とかの範囲を超えた活動にも変化していく。

そして鎌倉、室町と時代を経て、その間も相変わらず寺院では同性愛は盛ん、武士や貴族たちの間でも文化として定着していく。

戦国時代になると、武将には殆ど小姓がおり、強い絆で結ばれる。
武将は小姓を引き上げ、取り立てる。一方小姓は何かがあれば盾になって守り尽くす。
契りを結んだ念者(年長者の方)念弟(年少者)、お互いの為なら命を投げ出すことこそが美徳!という風に、その強い絆を称える風潮になって行く。

その絆の強さを極めるのが「衆道」
茶道や華道みたいに、道を極めるっていう美意識になって行く。
ただ衆道は極めてしまうと命を捨てることになるので、極めることはイイけども、でも良くない…という矛盾を孕んだ「道」でもあるとも指摘された。

フランシスコ・ザビエルが来た頃は、日本で同性愛行為が当たり前のように行われてるのを見て、けしからん!!と宣教師たちは驚き、慄いたらしいけど、日本人にとっては、僧侶たちや武将が同性愛行為をするのは当たり前のことだし、高潔な行為ぐらいの感覚になっていたので、なぜ憤慨しているのか理解できなかったという記述もあるそう。

そして江戸期に入って、元禄頃には芭蕉や西鶴など、同性愛文化は益々花盛り。
町人文化が発展し、僧侶や武将たちのものだった衆道も、どんどん都市の町人たちにも売春という形で広がって行った。歌舞伎役者は昼は役者、夜は男娼というのがお決まり事だったり、そんな高級男娼は女娼よりも高値が付くほどだったり。

*****

ということで、衆道は男同士、契りを交わした義兄弟の、信義の強さを美徳として賞賛する文化なんですよね。

上田秋成雨月物語にある「菊花の契り」なんかでも、それがよくわかります。


で、ここで、今回のジャニーさんの報道の中でも語られていた

「グルーミング」

これが少年達への性虐待には非常に効果的な手法なんだと思わされます。
詳しくはこの記事などをお読みください。↓

SANE(性暴力被害者支援看護職)の山本潤さんは、
「グルーミングは、被害者本人が性的に虐待されているという事実さえ認識できない恐ろしい犯罪と言われています」「手なずけと洗脳操作という独特の加害者戦略があります」
と意見を述べている。(第9回検討会議事録:17ページから)

ジャニーさんのやり口は、まさしく手なづけ
洗脳については、敢えて何かするってことはしてない気がするけど、
コレが当たり前なんだという空気を事務所全体で醸成していくことで、それを黙認、利用していたとは思う。

そしてトシちゃんにしても母子家庭だったし、ヒガシ、タッキーもそうかな。経済的に裕福じゃない立身出世で母親を安心させたい、という子供の心理に付け込んで、我慢する傾向にある子を狙っているようにも思う。

ジャニタレ親の入所時の所得と、タレントの退所時期との比較表みたいのがあったら、驚く様な傾向が見えてきたりするかもしれない。貧しい子ほど我慢して長く所属している…みたいな。

一見、優しく扱われてるから被害に気付かない。
そして母子家庭で、特に父性に憧れを持っている子は、彼を父親代わりのように思って慕ってしまう。
そこに成功させてもらった義理・恩が介在すると、さらに絆が強くなる

日本の、信義を大切、美徳にする文化の影響は非常に強い。
それは歴史が培った衆道の影響も残ってるのだと思う。

被害に遭った少年達は、お世話になった彼を敬うことが正しいことだと思うし、性的虐待も、それは乗り越えた試練、立派だと思えるようになる。または敢えて無視して傷を見ないようになる。

世間も、お世話になった人を讃えて偉い、成功もして立派!win-winの関係だね、美しい関係だと思う、思いたい。

江戸時代なら問題にはならなかったでしょう。
人権もなにも今ほど重要視されてない時代でしたから。
まさに、これぞ衆道の精神!と褒められたかもしれない。

しかし現在は違う。明らかに地位や権力を利用した性虐待だとわかる。
人権無視の行為。

ここで大事、間違えちゃいけないのは、
男性同士の性行為が悪いわけじゃないですってこと。

両者の同意の上なら問題ない。
しかしまだ自分でちゃんとした判断が出来ない未成年相手に、
巧妙に懐柔し、弱みに付け込んでの性交は、追い込み漁的レイプと言っていい。

あと、たぶん彼らに被害者意識が少ない人がいるのは、アイドルで異性交際が出来ない環境において、十代の性欲溢れる時期に性欲処理をしてくれる人、というのもややこしくしてるのかも知れない。まあそれも追い込みの環境の一つなんだけど。

さらに、過去の告発記事を読むと、ジャニーさんがウケのことが多いみたい(これは想像しなかった、いや想像したくなかった?(;^_^A)。
自分が挿入される側じゃなく、挿入する側だと身体的負担は少ない。そこに身体的快楽が付随すると、オナニーの延長ぐらいに思う人もいる気もする。まあいっか!!となったり、人によって受けるダメージの幅はかなりありそう。

でもね、薬物で捕まったとか、奇行や虚言、あとはメンタル不調で休業した所属タレント、元所属タレントたちのニュースを聞くと、その大元はこの性虐待に由来しているのでは?と常々脳裏をよぎってはいました。すぐには症状として現われなくても、心に負った傷は徐々に精神を蝕んでいきますからね。


本当の夢を与えるエンターテインメントを


じゃあどうすればいいのか?

今回、BBCが外圧になって、長年燻っていた問題を炙り直してくれた。

今回こそ、日本の人権意識が高まっていることを信じたい。

この問題についての意見を皆が発信し(幸い「光GENJIへ」の時代と違って、SNSが発達している)、メディアも扱わざるを得なくなるように持って行くしかない。#Me too運動の様に。

それでもNHKさえも少年倶楽部や、大河の主役にジャニーズ起用しまくりなので、スルーを決め込もうとするだろうけど、逃がしちゃいけない。

ジャニーズファンも、特に長年見てきた古参ファンならなおさら、もう虐待者(ジャニーさん)がいないからイイじゃん!と開き直らないで、冷静に対応して欲しいし、いままで見ない振りして、力を与え続けた共犯者の側面も見つめて欲しい。

ココを許していると、日本の芸能界は権力持った者のやりたい放題が続くだけなんだとわかって欲しい。少年達だけじゃない、映画監督の性暴力もニュースになっていたように、女性、少女たちにも同じような構造の性虐待が蔓延ってると考えるのが普通です。そもそも反社と繋がりが深い世界だったんだから。

これからの若者たちが芸能界の捕食者・プレデターの被害に遭わないために、声をあげないと。
声をあげて来なかったのが、結局、今の生きづらく、どん詰まりの日本社会を形成してきたんじゃないだろうか?

被害に遭っていたタレントたちは、辛いだろうけど、
まずは何があったか、しっかり認識し、理解していくことから始めて欲しい。
それから、話し始めて欲しい。

ジュディス・L・ハーマン著 中井久夫訳
「心的外傷と回復」
にも書かれています。
それが性虐待のトラウマから回復していく方法だと。

これが大きな社会的問題になって、
トシちゃんクラスのタレントから、最近のタレントまでが、中居君の金スマでもいいし、桜井君のニュース・ゼロでもいい、全て話せて総括出来た時にこそ、ジャニーズは生まれ変われるし、芸能界も生まれ変われるきっかけになると思う。

義理も恩も感じていた”あの人”は、もういないんです。
ただ消えていく過去の人の名声と、未来の子供達の利益、どちらが大切か?

見せかけのキラキラした夢を与える虚像のアイドルとなるか
本当に信じられる希望を与える象徴としてのアイドルになるか

いまのジャニーズのタレントたちは賢い子たちもいっぱいいる。
そういう子たちは大事なことが何か、気付いてるはず。
目の前の問題から逃げない、向き合う強さ、勇気。そういう姿を世間にみせて欲しい。バカにしたり蔑むような人も絶対いる。でもそういう人は卑怯な捕食者側の人間なんです。自分も出来なくなるのがイヤだから邪魔をする。

ファンを傷つけることになるなんて心配しなくていい。
ファンなら絶対わかってくれるだろうし、寄り添ってくれて、これからも応援してくれるはず。その勇気を知って、益々誇りに思ってくれるはず。

だから勇気と強さ、先輩たちが見せて欲しい。
「100%勇気」をジュニアたちが本当に自信をもって歌えるように。

辞めていったタレントたちも、恩を仇で返すことになるなんて思わなくていい。それとこれは別なんです。はっきり言います。
もちろんジャニーさんは愛してくれてましたよ。それは本当でしょう。でも愛し方が間違っていた。それは指摘していいんです。

自分達では何もできなかったのを変えるチャンスの時。
ジャニーズが、日本がどう変わっていくか、
それともやっぱり変わっていけないのか…
見つめていたいと思います。

ということで、私の感想、意見、意思表示でした。


追記:今回ジャニーさんのプロフィール見てて、父親が高野山の僧侶だったというのを知ってビックリしました。

日本の男色の祖が空海、高野山がその聖地みたいなところなんだと、いろいろな本を読んで思っていた所だったので、ジャニーさんのルーツにも高野山が関わっていたのは、偶然なのか?必然だったのか?凄く気になる。

メリーさんの(裁判での?)発言だかで、ジャニーさんも性被害者だったというのを見た気がする。つまりは虐待の連鎖だったと。

じゃあ彼は誰から虐待を受けたのか?
高野山の僧侶だった父親だったりするのか?
まだ高野山ではそういう習慣が残っていたりするのか?
(さすがにそこは改善されていると信じたいけど…)

それと、ジャニーさんが中〇根元総理と繋がっていて、彼も小児性愛者で斡旋してた…みたいなホントか嘘かわからない噂も聞いたことがあります。

もしそういう政界との関わりが、彼亡き後も別の政治家とで繋がっていて、それを暴露すると社会的に抹殺される…みたいなことがあったりするんだろうか?少年達じゃなくても、女性芸能人が餌食になってるのはありそうだとは常々思ってる。

政治家じゃなくても、それこそテレビのプロデューサーとか、メディア側の人間も捕食者仲間として裏で大きなコミュニティを形成してるのかもしれない。
東京五輪であれだけ政治家と広告業界、そしてたぶんわかっていたのに知らん振りし続けてきたメディア。悪い奴らは繋がってて、巧妙に利用し合い、かばい合ってる。

いろんなところで繋がっている闇の深い問題なのかもしれません。

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