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【Bレギュ落ち】レギュレーション変更点のまとめ

※全文無料です※

11月6日(金)にポケモンカード公式サイトより、スタンダードレギュレーション変更が発表されました。この変更がポケカ環境に与える影響についてざっくりとまとめたので、必要な部分だけでもご覧ください。

「レギュレーション」とは?

スポーツでもジュニア・シニア・マスターと階級が分かれているように、ポケモンカードではレギュレーションという枠を作ることで、使えるカードの種類を制限しています。詳しくは下記のリンクを参照してほしいのですが、簡単に言うとこんな感じです。

スタンダード:最近(3年程)のカードが使える。
エクストラ:過去約10年のカードまで使える。
殿堂:過去約15年のカードまで使える。

以下、全てスタンダードに関わるお話をします。


変更点の概要

今回の変更発表によって2021年1月22日(金)からBレギュレーションのカードがすべて使用禁止になりました。

Bレギュレーションとは、カードの左下にあるレギュレーションマークに「B」と記載されているカードのことです。(下の写真の場合はD)

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具体的には「拡張パック ウルトラサン[sm5S]・ウルトラムーン[sm5M]」から「ハイクラスパックGX ウルトラシャイニー[sm8b]」の間で初収録されたカードが使えなくなります。

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使用禁止となるカードには後に再収録されたカードも含みます
例えば上記パックにある「強化拡張パックダークオーダー[sm8a]」で初登場したジラーチ。このカードはもちろん使用不可になります。

スクリーンショット 2020-11-06 15.32.02

しかし、このカードは後に「ハイクラスパック タッグオールスターズ[sm12a]」にて再収録されます。このパックが発売された頃はCレギュレーションでしたが、そこに収録された同じジラーチは使えるのでしょうか?

答えはNO、使用不可です。再収録されたジラーチにもしっかりとBマークが付されています。

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つまり、使えるカードの可否は出たパックではなくレギュレーションマークで確認すると間違いありません。


どんな強いカードがなくなる?

では実際にどのカードが使用不可になるのでしょうか。代表的なカードをピックアップします。

<プリズムスター>
プリズムスターは全てBレギュのカードです。

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<ポケモン>

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<グッズ>

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<サポート>

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<スタジアム>

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<特殊エネルギー>

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環境デッキにはどんな影響が出る?

現在の競技シーンにおいて、強いデッキタイプにはどんな影響が出てくるでしょうか?CL2021横浜やそれ以降の大会で結果を残しているサンプルデッキレシピを用いて見てみましょう。

注意!)筆者は大会にバリバリ出ているプレイヤーではないため、多少の認識のズレがある場合があります。予めご了承ください。

<三神ザシアン>

三神ザシアン

あまり被害ナシです。
強いて言うならレックウザGXがいないことで後攻1ターン目のオルタージェネシスGX+の成功率が落ちます。またジラーチがいないので、終盤のリセットスタンプを打たれた後のケアを構築単位で見直す必要がありそうです。

それどころかくちたけんの登場・ジラーチ◇のレギュ落ちでむしろパワーアップしてますね。これからもまだまだ環境トップでしょう。

<ムゲンダイナVMAX>

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一番の痛手はイベルタルGXが使えないことです。
ムゲンダイナVMAXが一撃で倒せないポケモンを倒したり、3-2-3のサイドプランを要求できるイベルタルGXは大きな役割を果たします。

とはいえ、他のデッキと比べてほとんどパワーは落ちていません。レギュレーション変更後は数がまた増えそうですね。


小ズガドーン(ひのたまサーカス)>

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かなりの大打撃です。
なんと言っても火打石がないため、序盤にエネルギーを大量に集めることが難しくなりました。またジラーチヒートファクトリー◇がないことで必要パーツを集めにくくなり、ウルトラスペースがないことで安定性の低下を招きそうです。

ルカメタザシアンザマゼンタ>

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弱点ケアと器用な動きが難しくなります。
このデッキはなるべくデデンネGXやクロバットVをベンチに置かずにプレイしたいデッキです。そのため、必要パーツを揃えるために他のデッキよりもジラーチの役割が大きいです。また、鋼タイプが弱点を無くす方法がコーティング鋼エネルギーのみになるため、相手からのエネルギー破壊によって弱点が突かれやすくなります。

セキタンザンVMAX>

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デッキの根幹を握るパーツはまだ使えます。
しかしマグカルゴがいないので、デッキに1枚だけ採用するカードが使いづらくなるでしょう。またディアンシー◇によるダメージ+20がないため、ダメージ計算が根本から見直す必要がありそうです。
最近の流行りだとコンボ(ジラーチ◇+バリヤード+ヤレユータン)が使えなくなるので、三神ザシアンなどに有利を取りづらくなります。

超MM(超パーフェクション)>

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カラマネロ不在で致命傷をくらっています。
デッキの根幹を担う部分がなくなるので、今まで通りの動きをするのは不可能になりました。どこかの天才が新型を作るか、似た効果のカードが出てくるのを待ちましょう。

ピカチュウ&ゼクロムGX>

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このデッキも致命傷です。
元々は後攻1ターン目からフルドライブが狙える速さと、エレキパワーによる火力の底上げが雷タイプの強みでした。
エレキパワー・カプ・コケコ◇サンダーマウンテン◇・デンジと雷タイプサポートのカードが多く落ちますが、発売から2年近く経つ今でも根強いファンがいるデッキタイプです。今後もなんだかんだ一定数いるのではないかと思っています

<ブルー型レシラム&リザードンGX>

レシリザ

メインパーツは使えますが、カスタムキャッチャーが落ちるのが辛いです。ブルーの探索が実質ボスの指令となるだけでなく、手札が枯渇したときのドローソースとしても使えました。

今後も刺さるタイミングでフッと現れるデッキタイプになるでしょう。

<マッドパーティ>

マッドパーティ

セキタンザンVMAX同様、コンボが使えないことが辛いです。
コンボは三神ザシアンに勝つためには必須レベルのカードのため、一気にデッキパワーが落ちることが予想されます。
それに対してミステリートレジャーに関しては、スーパーボール・しんかのおこうで代用できるのでそこまで大きな打撃ではないでしょう。

これから大きく数を減らすことが予想されます。

あとがき

いかがでしたか?この記事を通してレギュレーション変更後の考察が少しでも捗れば良いなと思っています。新環境も楽しみですが、まずはこの環境を最後まで遊び尽くしましょう!

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