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2023年の目標

あけましておめでとうございます。シクミヤの山岡です。

2022年はSNSや会う人々にnoteを書く書くといいながら、結局2つのnoteを書いたっきり、全く世の中に発信できずじまいでした。下書きボックスに眠っている2000字前後の書きかけの大量の下書きと共に年末を迎えました。

2023年は少し手離れよく2~3000字のnoteも書いてみたいと考えています。
(………実は、このように宣言しないと短めのnoteを出せない程度には「noteは最低5000字ぐらいを投稿する場所だ」という固定観念が染み付いており、その結果が大量の下書き溜め込みだと自覚しています……)

早速2023年最初に投稿するこのnoteでは、自分の会社で取り組む2023年の目標について述べたいです。

これは僕らのクライアントであるスタートアップ企業の方々、シクミヤの従業員、これから入社(を検討)する方、応援してくれている周りの人、ただただうっすら興味だけある人などなど様々なステークホルダーに対して「2023年はこういうことをやります」という宣言です。

読んで頂く方は各々の関わり方に応じて読んでいただいて、なにかコメントあればDMでもコメント欄でも自由に意見くれれば嬉しいです。

1.これまでの取り組みを体系化する

自分(山岡)個人としてスタートアップやスモールビジネスの経営支援を行ってから今年が丁度10年目になります。

この仕事をはじめた2014年には、主に「経理業務の自動化・最適化」「各種資金調達の手続」「経営管理業務全般の運用」といった経営管理側(特に経理・財務)の業務を軸として支援を行っていました。

対して2022年に取り組んだ業務を振り返ると、「社内資料のデジタル化・デジタル化を前提とした業務デザイン」「管理部門の立ち上げ」「(経営管理に限定されない)各種経営上の課題へのコンサルティング」など経営管理から離れた分野や組織的な課題など広いサービス範囲となっていました。

全てのサービス範囲に共通して、「社内・社外にある情報経路を整理して、効率よく意思決定に使える組織をつくる」という考えがあるのですが、実務とコンセプトをつなげる技術の言語化・体系化ができていませんでした。
そのためチームで仕事を行っていても、ある程度のまとまりはあるものの、局面局面は個人判断となっている側面があることは否めませんでした。

これまで取り組んだ支援内容を振り返り、各種状況判断に際して発揮している技術がなにか言語化を進めて、まとめはじめようかと思います。

これは1つの専門分野を確立するに等しい中々難しい目標ではあるのですが、課題への向き合い方や発揮している技術を3年以内に形にして、各メンバーにとってそれらの技術などの「仕事のやり方」がシクミヤという組織に所属する上でのアイデンティティになる状態になることを目指したいと考えています。

まずは、去年の8月に投稿したnote(下記リンク)の続きを書くのを、作業目標にします。

2.自社サービスをリリースする

「IPOした企業の資本政策データベースサービス」を2023年中にリリースしたいと考えています。
これまで有料で提供したnoteを購読していただいた方向けに言い換えると、「資本政策の感想戦」データベースサービスをリリースしたいです。

シクミヤを創業して以降、スタートアップ企業に関するファイナンス・資本政策に関するデータベースを作成していました。
このデータベースはスタートアップ企業の支援を行う時に利用する目的で作成していたのですが、これから起業を考えている人も利用できるように、データベースに関するWebサービスを開発しています。

2022年の夏から開発に着手しており、2023年中にはサービスをリリースしたいと考えています。IPOまでに企業が行った資本政策の内容が財務情報やサービスの状況と合わせて確認できる機能を軸として、資本政策の検討を行っているユーザーが自社に類似した事例が見つけることができるように、自由度高く情報を検索できるサービスを目指して開発しています。

スタートアップ支援の仕事上Webサービスを開発する会社の支援を数多く行ってきましたが、いざ自社で開発をすすめるとなると考えていた期日・予算で作りたいサービスを作ることはこれほど難しいのかと実感しています。

2023年はサービス運営に関わるチーム組成も必要になりそうで、春先からサービス側に関わる採用活動を本格化させたいです。
なお、サービス化に際してこれまで作っていたデータベース上のデータのほとんどを作り直す必要があるため、企業データを集めて加工するチームの組成も行います。

作業目標としては、2023年中のサービスローンチですね。頑張ります。少なくとも、クローズドのテストは確実に行いますので、延期するとしても積極的な理由で行います。

3.オープン研修・情報発信を必ず行う

身につけることが難しかった専門知識が学べる環境を創ることは、業界全体の発展に繋がります。その一助になればと思い、noteで専門分野に関する情報発信を行っていました。

2022年は前述の通りnoteをほとんど書くことができなかったのですが、情報発信に関連した新しい取り組みとして、「資本政策の感想戦」の勉強会を開催しました。

2023年は「資本政策の感想戦」に限定されず、クライアントや社内メンバーに対して教えていた知識・技術について、社外の方も学べるような場をつくりたいと考えています。

現在開発しているデータベースサービスは専門的な領域のデータが無加工で入手できる環境をつくるために進めており、ほぼほぼ情報発信と近い動機を持っています。サービス開発のみで満足せず、勉強会とケーススタディ提供の両方を進めます。

作業目標は、勉強会を年間4回以上の開催と6本のケーススタディを中心とした情報発信を行うことです。

4.チームを拡大する

2023年はこれまでの業務を行いながらその知識の体系化を行い、さらにはサービス開発・運営を行うという中々挑戦的な年になりそうです。

スタートアップ支援・支援に関わる知識の体系化・サービス開発と、「そりゃやりたいけど全てやることは難しいよね」という状況になっており、新しいメンバーを迎え入れたいです。

これは「やりたいことを実現するために誰か助けてください」という切実な側面もあるのですが、「専門知識の体系化・サービス開発両方共に面白いフェーズなので一緒に経験できる人を多数巻き込みたい」という人数あつめて高度な課題に取り組みたいという自分のエゴも強いです。

興味がある方はぜひぜひWantedly経由やTwitterのDMなどで、カジュアルにお話できたら嬉しいです。

これについての具体的な目標は、2名以上の正社員メンバーを向かい入れることです。

最後に:2022年の反省点

最後の目標である「チーム拡大」に大きく関連しますので、2022年を振り返った反省点について記しておきます。

シクミヤにおける2022年の最大の失敗は、正社員のメンバーを増員しなかったことだと考えています。採用活動はうっすら行っていたのですが、秋口まであまり積極的に進めてこなかった結果、固定化されたメンバーで長期チームを運営してしまいました。

メンバーが長期間固定化された期間中、業務を棚卸しして誰かに業務を渡す機会が減少したことで、知識や技術を(体系化までいかないとしても)標準化・言語化する機会も同時に失っていました。
振り返ると、個人個人の能力の向上によりチームの提供業務の幅も広がっていたため気が付きにくかった側面もあったのですが、長期的には閉塞感や停滞感を感じ兼ねない状況でした。何よりも一緒に働く人が増えないことは、個人的に、シンプルに、面白くないのです。

2023年から継続的に毎年採用を進められる会社にしたいと考えています。

具体的には、監査法人出身の公認会計士・公認会計士試験合格者だけではなく(といっても凄い歓迎しています)、スタートアップで経営管理業務を行っていた方・コーポレートエンジニア経験者・他の専門性を有した未経験者・個人事業主で個人の限界を感じてチームでやりたい方などなど、幅広く多種多様なバックグラウンドを持った方とお話したいです。

以上、2023年の目標についてのnoteでした。今年はこの程度のボリュームのnoteを頻度高く発信するべく頑張りたいです。それでは本年もよろしくお願いします。

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