イントロダクション

“先読み!”シリーズ①:プロローグより

これから出る本のことをみなさんに知ってほしいなという思いがあり、noteで本の中身を、少し開示したいと思います。題して“先読み!”シリーズ。まずは、プロローグから。

本書でいう「提案」とは、「新しい何かを創り出し、現状を変える」ためにするものというイメージで書いています。

新しいテクノロジーの出現、世の中の価値観の変化、それに伴い、今いる組織や、あなた自身変化を迫られているという方も多いと思います。自分自身が今の現状に対して十分なやりがいや意味を感じられず、それゆえ何かを変えたいという方もまた多いのではないでしょうか。

現状を変えるためには、今とは違う何かを生み出していく必要があります。「新しい環境に進む」、「新しい商品やサービスを創出する」、「新しいやり方・はたらき方を考える」、「新しい仕組みをつくる」など。

そのためには、周囲を巻き込み形にしていくための「提案」が不可欠になってきます。

また、「誰かから何かを求められる」ことを基点に仕事をするという場合でも(多くの方がこちらの場合のほうが多いかもしれませんが)、ただそれに応えるだけの人と、そこからより深いニーズを探り、よりいいものを生み出そうとする人とでは、大きな違いが生まれるのは言うまでもありません。

提案と一口にいっても、いろいろなニュアンスがありますよね。今回はこういうニュアンスを前提にして書いています。そして提案力は現状、ひいては人生を変える力をも持っているって感じてほしいなとも思ってます。(大仰ですが…(^-^;)

変化のスピードが驚くほど速い現代では、精緻に準備して必要と思われることをすべてそろえて提案するのではなく、“不十分でもやる”という感覚が必要です。予測が困難で、精緻な分析から合理的な解を見出すのが難しい中でも「それをする意味がある」ことを伝え、周囲を巻き込み動くためには何が必要なのか? 本書では、その観点と方法を紹介していきます。

自らが、進んで「新しい何かを創り出し、現状を変える」にしても、また誰かから何かを求められることをきっかけに「新しい何かを創り出し、現状を変える」にしても、これから本書の中で語る提案の観点と方法は、きっと役に立つものになると思います。

わたしたちは「変化の激しい環境」で仕事していることも大前提の一つ。こういう時代だからこそ、思いつきをサッと「構想」にして「伝える」ことが出来るってとっても大事なんだと思っています。

提案には構造があります。大別すると、「構想する」フェーズと、「伝える」フェーズがあり、また「構想する」フェーズには、何を伝えるかを「着想」することと、伝える内容を「構成」するという2つの観点があります。ちなみに「構想力」という言葉は調べると①考えを組み立てる力②想像力という2つの意味が出てきます。

着想は想像力と、構成は考えを組み立てる力と結びついています。構想したものが、相手の心に響くか否かは、どう伝えるか?という「表現力」にかかってきます。そしてこの構想と表現を楽しめるか否かは、自分自身の「心の状態」が大きく影響してきます。

「提案する」ことに苦手意識を持っている人、うまくできないと悩む人は、自分はこのどこが弱いんだろうと確認してみてください。

技術的なこともさることながら、心のあり方というのもとっても大事だなという思いがあり、こういう構造をイメージしました。

着想・構成・表現・心の状態のそれぞれに、あなたが苦手意識を解消し、「提案するのが楽しくてしょうがない!」となるための鍵があります。伝えたい想いが魅力的な構想になり、聴いている相手が「なるほど!面白い!」「よくわかる!」となるための鍵です。

着想の鍵は「意味」です。「自分は何に意味を感じるのか?」「相手は何に意味を感じるのか?」「世の中にとって意味あることとは何か?」そして変化の中で「新しい意味をどうつくるのか?」を考えることです。まさに予測困難でも材料が不十分でもやるための鍵でもあります。

構成の鍵は「型」です。「不十分でもやる」といってもさすがに想いだけではなかなか動けません。思いついたイメージにロジックを与え、想いを相手に伝わる形に整理をし、かつ方向性を見失わずに話を拡げていけるようになる。そんな「型」です。

表現の鍵は「物語」です。何をどう伝えるかによって、同じこともまったく違う話にすら思えることもあります。ここでお伝えするのは人の感情を動かし、記憶に残る物語の要素を活かして表現していくというアプローチです。

そして、心の状態の鍵は「解放」です。自分を制限し、縛るものから解放され、怖さや嫌いを克服し、楽しくなるための、意識の持ち方であり、整え方です。

それぞれを章に分けてはいますが、これはすべてがつながっています。この4つの鍵を使って、あなたの潜在的な提案力が”開く”体験をしてほしいです。

ストーリーの中で主人公たちは「新規事業をつくる」というテーマで提案力を磨いていきます。しかし本書でお伝えする内容は、新規事業づくりに限らず、新しい何かを創り出し現状を変えたいと願うすべての人の役に立つものです。

ぜひご自身のシチュエーション(起業・転職・チームづくり・提案営業など)に重ねながら、本書に出てくる観点や方法を活かしてみてください。

この本は、ストーリーと本文が交互に織り成す構成にしています。主人公たちと一緒に“冒険”?してくださいね。


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