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演劇NEWS(仮)今年見た18校の中ではトップクラスでした

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https://youtu.be/IObb04tzKVc

こんばんは、木田さんの演劇産業革命演劇ニュースの時間です。
今日もシリーズでお送りしている、静岡県西部高等学校演劇協議会発表会の感想をお届けしたいと思います。
何とか11月中に18校分を撮影、公開していきたいと思っています。温かく見守っていてくださいね。
さて、少し間が空いてしまいましたが、三校目は静岡県立浜松西高等学校演劇部です。
上演作品は成井豊さんの「地図屋と銀ライオン」でした。成井豊さんは、他の動画でも紹介させていただいているので是非概要欄からご覧ください。
しかしプロの台本に挑戦すると言うだけで、ワクワクしますよね。高校生がどんな演出をするんだろう、とか、成井さんの作品が見れるなんて、と言う想いとか、で開演前から期待しちゃいました。
まず台本が面白いから、飽きずに見られるはずと言う安心感は大きいです。
では、肝心の公演について。
まず浜松西高校さんは役者さんの基礎能力がしっかりしていますね。発声も出来ているし、身体表現のレベルも高い、また生徒同士のリズム感も作りこまれていて、見事な出来でした。
この「地図屋と銀ライオン」は成井さんの作品としては珍しく、いつもよりファンタジー要素が強めなんですね。また最後まで答えが曖昧なまま終わると言う構成になっているので、幻想的な作品なんです。
そんな幻想的な雰囲気を舞台美術でしっかりと表現できていたのも素晴らしかったと思います。中割幕をうまく使いアクティングエリアを自分たちの必要なだけ切り取り縦横無尽に使っている印象を与えるのも上手でした。今年見た18校の中ではトップクラスの舞台だったと思います。
もし一つ言うとしたら、まとまりすぎてしまっている感があり、もう少し遊びの演出があればよかったのかも知れないなとも思いました。
ただ、現在の仕上がりで上演時間などもピッタリですので、無理にいじるよりは全体的な底上げをすることで県大会ではもっと素敵な作品になるのではないでしょうか?期待大ですね。
と言うことで、あまり非の打ちどころがありませんでした。すいません(笑)
それでは今回優秀校に選出された、浜松西高校の「地図屋と銀ライオン」についてお話させていただきました。
では、次回は浜松開誠館高校さんについてお話ししたいと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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