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【初心者カテゴリー】大会配信を回わすために考えていること


今回は私が普段大会配信を回すにあたって考えていることを書いていこうと思います。そしてこの記事を通して配信の回し方のヒントになればいいなと思います。

私は普段AREA CUP(エリア杯)の配信とカメラマンをしているものです。
詳しい実績などは以前の記事に書いておりますので良かったらご覧ください。

今回は配信本番について書きます。配信をするための準備は以前の記事にまとめているため、以下の記事をご確認ください。

大会当日に私がやっていること

まずは私がエリア杯等の配信でやっていることを箇条書きでご紹介します。

  • 配信直前

    • 配信素材の不備等の確認

    • 台本確認

    • 演者との打ち合わせ

  • 配信中

    • 画面の切り替え

    • 音量調整

    • チーム紹介用のチーム情報の取得

    • リプレイやトナメ表の手配

    • 配信カメラ

    • リプレイやX(Twitter)投稿用のリプレイバッファ撮影

    • 優勝インタビューの配信上の準備

    • YouTube Liveでの固定コメントの変更

エリア杯などの大手運営ならではの仕事の量だと思います。実際個人運営や小規模の配信であれば、やらなくても良い仕事も多いと思います。中には諸事情で解説できない仕事内容もあるのですが、解説できればなと思います。

「実況解説8割・運営2割」

急に謎の割合を提示しましたが、これは私が誰かの話してる内容を理解するために割いている脳のリソースの割合を指しています。つまり、大会配信を行うに当たって、8割は実況解説の話を聞き、2割だけ運営スタッフの話を聞くという心づもりでいます。

私の配信スタイルとして以前の記事で言ったかと思いますが、discodeのメインアカウントは実況解説がいるボイスチャットで実況解説を聞き、サブアカウントは運営スタッフのボイスチャットに入って運営同士の意思疎通を図ります。

ですから実況解説の話と運営スタッフの話が同時に私の方には聞こえてきます。しかし、配信担当として当然実況解説の話を重視して聞きます。次の項目では私がなぜそういうマインドで仕事をしているかを説明します。

そのとき適切な画面を表示する

スプラトゥーン3では定期的なアップデートが行われて皆さん一喜一憂しているかと思いますが、エリア杯の配信はほぼ必ずアップデートの話題が上がります。そこで私がエリア杯の配信担当に就いたときに始めたもののひとつ「トピックスライド」です。

トピックスライドとはもともとは実況解説が話題に困らないようにするためのスライドでした。ですので実装前に他の運営に提案する際は直近のフェスやビックラン、スプラ甲子園のトピックスライドも存在していましたが、訳あって実装した際はアップデート内容のみをトピックスライドで扱っています。なので現在のトピックスライドは実況解説の話している内容を視覚的にわかりやすくするという意味合いの方が強いです。

その他にも視聴者が見やすいように仕様を変更したところは存在しますが、全ては紹介できませんので初回のエリア杯と今のエリア杯を見比べてもらうと面白いかもしれません。

もう一点細かい気配りとして、エリア杯の準決勝・決勝ではステージ選択がカウンターステージ制と呼ばれる直前の試合に負けたチームにステージ選択権が与えられるルールが採用されています。そのため実況の人が「カウンターステージはどこになりそうでしょうか?」みたいな話の振り方をしますので、その際に解説の人のためにステージ一覧を表示してあげると解説の人が的確な解説がしやすくてとても親切ですよね。視聴者にとってもステージ一覧を眺めて次のステージがどこになりそうか予想するといったみかたもできます。

長々と書きましたが、私が前の要するに実況解説の話をよく聞いてその話に適した画面を表示してあげる必要があります。そのために「実況解説8割・運営2割」というマインドでやる必要があります。

システム的に画面切り替えを行う

配信卓が決まり試合を配信できるとなっても必ず両チームのチーム紹介の画面を出し、実況解説からある程度の解説をもらい対戦画面に移るという画面切り替えのパターンは崩さないようにしています。また試合の合間のステージが決まるまでの間はメイン画面を映しておくといった自分で決めたルールは徹底しましょう。エリア杯はたまに公式の大会と勘違いしている人がいますが、そのまま勘違いしてもらえるような配信を心がけます。

まとめ

ちゃんと伝わったかわかりませんが、私が普段大会配信するに当たって考えていることをまとめてみました。配信の質は配信素材のデザイン性だけでは決まらず、本番の画面切り替えの仕方や細かい気配りによってもよく現れるため大会配信をやっていきながら研究していきましょう。

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