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【配信画面カテゴリー】メイン画面


今回は普段から配信画面を作る私がどんなことを考えているのかを実際に私が手掛けた配信画面を紹介しながら語ってみようと思います。

今回のテーマは「メイン画面」です。おそらく配信中一番映る画面かつ、私が一番最初に作り始める画面になります。

私は普段AREA CUP(エリア杯)の配信とカメラマンをしているものです。
詳しい実績などは以前の記事に書いておりますので良かったらご覧ください。

今回の「メイン画面」は以前に投稿した記事では「最低限準備するべき画面4選」として紹介し、「実況解説メイン画面」と表現しているものと同じです。以下の記事は私の記事の中でも特に伸びている記事ですので是非お読みください。

画面構成

STSの配信素材

私が作るときは

・実況者アイコン
・解説者アイコン
・実況者ネームプレート
・解説者ネームプレート
・スライド表示用スペース
・横に流れる文章があるバナー(通称:Xバナー)

が基本構成になります。

メイン画面の使い所

配信の最初の挨拶、最後の挨拶、試合の合間など幅広く使用するものです。配信中一番表示する時間が長い、「配信の顔」です。

いろんな大会の画面レイアウト

STS、エリア杯系列

STSやエリア杯系列では以下のレイアウトです。

実況解説は左側、スライドは右側

エリア杯系列では「なるべく誰が話しているかわかすようにする」ために情報量の多くないスライドはメイン画面で表示するように言われています。エリア杯では毎回実況解説丸ごと入れ替えるため視聴者が「今誰が話しているの?」とならないような配慮をしています。

リプロ系列

リプロ系列では右側はスライドはなく、実況解説+オブザーバー(カメラマン)とロゴだけのシンプルなレイアウト。

一番下がオブザーバーで実況解説よりは小さく配置

リプロではスライドなどがある際は全て全画面表示にします。ここの運営は実況者がほぼ固定のため片方の声が聞き馴染みがあれば視聴者の「今誰が話しているの?」問題は考えなくて良くなるため、わざわざメイン画面でスライドを表示していないのでしょう。デザインの基本として情報量は少ないほうがおしゃれになります。

リプロはオブザーバーも前面に押し出すのが特徴でどの大会も必ずオブザーバーのアイコンとネームプレートがあります。スプラトゥーンはeスポーツタイトルの中でも、オブザーバーが称賛されやすい稀有なタイトルです。エリア杯では「運営は自我を出さない」方針のためエリア杯運営がオブザーバーをやっているので、オブザーバーを前面に押し出すということをしていませんが、裏方の人間も称賛される界隈はレアのため大事にするべきです。

みも杯

私が配信を手掛けたみも杯では両端に実況と解説で分かれる構成

スライドが中心に来るレイアウト

みも杯では配信に映す試合を紹介するスライド(対戦カード)をスライドとして表示するため、中央で目立つように表示したほうがお得です。またみも杯はメインカラーが二色あるため左右対称なレイアウトととても相性がいいです。

実況解説について

大手の運営配信や私が手掛ける大会配信はすべてdiscodeで話した人のアイコンが光るように設定しています。詳しいやり方は以下の記事で紹介しているため、是非お読みください。

あとリプロ系列の「INK WAVE」という大会では実況解説のアイコン周りが飾り付けされています。とても細かいですが、他人のアイコンまでも統一感を出そうというこだわりを感じてとても好きです。私もエリア杯系列の大会で取り入れようかな…

X(Twitter)のユーザー名を載せるべきか

実況解説のネームプレートにはX(Twitter)のユーザー名を書いている大会がみられますが、エリア杯ではつけておりません。いちいち書き換えるのがめんどくさいためと言いたいが、私のスタンスとしてデザイン的に入れたほうがおしゃれならいれるし、レイアウト的に邪魔になるなら無理していれる必要がないと思っています。基本的にメイン画面にX(Twitter)のユーザー名を書いたところで助かる人はいないと考えられます。だいたい演者のX(Twitter)アカウントは概要欄からアクセスできるため、無理していれる必要はないです。ただし、アルファベットという概念は日本人にとってはオシャンティーに感じるためデザイン的に取り入れるのが正解なように感じています。

Xバナー

基本的に運営アカウントの紹介文を載せているバナーです。あわよくば自分の大会についてXで投稿してもらえたら嬉しいのでハッシュタグもここでは提示しています。

メイン画面のデザインで方向性を決める

私は冒頭に「私が一番最初に作り始める画面」といいました。私がいつも配信素材を作る際に意識することは「統一性」です。その統一するべき事柄が多く詰まったのがメイン画面と言えると思います。この画面を作るのが配信画面制作においての山場になります。

背景について

STSやエリア杯系列、リプロの一部の大会などでは配信素材は動いています。無理して動かす必要はありませんが、動かす際は気をつけるべきことがあります。「激しい動きをする背景」は選ばないようにしましょう。動きが激しい背景ではデザイン難易度が跳ね上がり大体の場合は失敗します。基準をいっておくとAREA CUP(エリア杯)の背景でギリギリです。少しでも目線が背景にいってしまうようでしたら背景を白っぽくしたり、黒っぽくして目立たないような工夫をしましょう。

まとめ

メイン画面はメインというだけあり配信の顔と言って過言ではないため一番時間をかけて制作する画面です。スライドなどがなければ情報量はほぼ無い画面のため頑張っておしゃれに作ることをおすすめします。


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