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化粧品の定義

 「化粧品」は、薬機法という法律に「人の身体(皮膚又は毛髪)を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え穏やかに保つため、身体に直接塗布するもので、作用が緩和なもの」と定義されています。
 よく読むと二つの要素が混在していることに気がつきます。

 一つは「美化し、魅力を増し、容貌を変える」。すなわち美しく変貌させる=化ける装い=メイクアップ化粧品です。
 二つ目の要素は「清潔に、健やかに保つ」。健康に装う=スキンケア化粧品です。「化粧」の文字からはこの一つ目の定義のみを連想してしまうのでしょう。

 皮膚や頭髪は、私たちの命を守る大切なバリア機能を果たしており、分子生物学の発展で皮膚のミクロの機能が判明し、皮膚の役割はますます重要になってきました。
 一方、皮膚を取り巻く環境は、乾燥、紫外線、電磁波、アレルゲン、ウィルスなど過酷なものです。
 化粧品は皮膚の上に使用され、環境と皮膚の間に位置していますので、皮膚の持つバリア機能をしっかりサポートして、悪化する環境から命を守り、肌の老化を抑えることでアンチエイジングを実現することが求められます。

 皮膚バリア機能をサポートし「薬機法」の二つ目の定義から、健康に美しく装うため化粧をすることが目的となるのではないでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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