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『化粧』と『COSMETIC』

 「化粧品」を一言でイメージしたら、どのような表現となるでしょう?

 男女、年齢によってさまざまでしょうが、「夢」「美」「憧れ」「身だしなみ」「女性」「端正」「成人」など、女性の持つ一般的なプラスイメージから、それとは裏腹に「化ける」「女狐」「色香」「うわべ外見」など男性が抱きがちなマイナスイメージも存在しています。

 このマイナスイメージには「化粧(化ける装い)品」という文字と解釈に問題がありそうです。日本語ではもともと紅白粉などで顔をよそおい飾るものを化粧品と称したのでですが、英語では「COSMETIC」。

 コスメティック(cosmetic)の語源は、ギリシャ語で「秩序・宇宙」という意味の「kosmos」が由来で、“コスモス”の反対の意味である“カオス(chaos:混沌、乱れた)”の状態を、コスモスの状態にするもの
参照:化粧品用語集 | ライブラリー | 日本化粧品技術者会 SCCJより(https://www.sccj-ifscc.com/library/glossary_detail/497)

とされています。

 「乱れた状態」を整えるのがコスメティック。
 日本語の語源「「化粧(化ける装い)品」とは全く違うイメージで捉えられていて興味深いですね。

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