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大学で学ぶリーダーシップ論

この世にリーダーって無限に存在していて、社長はもちろん部長も課長も、ちょっとしたグループリーダーだって立派なリーダーな訳で。

でも私は才能がないから、自分がリーダーみたいなポジションにつくことはきっと無いんだろうなあと思ってた。

でも大学でリーダーシップを学びはじめてから、少しずつ私の中でのリーダーシップ論が変わっていった。

世に言うリーダーシップって

1.責任感が強い(責任感)

2.人の上に立つ力がある(統率力)

3.頭がいい(能力)

みたいなイメージがあるんじゃないかなと思う。

それも全く間違いではないと思う。というか私がもっていたイメージはそんな感じだった。

でもリーダーシップを学び始めてから少しずつ考えも変わってきて、何個か気づきを得た。

❶責任感を"持つ"じゃなくて"分ける"

リーダーっていうからにはグループがある訳で、そうなると必然的に3人以上で物事に取り組むことになる。複数人で何か1つを成し遂げる時にまず大切になることは、自分がチームの一員だということを認識することだ。

自分がチームの一員と認識することによって、チームへの帰属意識の高まり、さらにはチームに対しての貢献意識が芽生える。

だから、リーダーと呼ばれる1人だけが責任感を持ったところであまりいい成果が得られない。自分の持つ責任感をいかに他のメンバーに分けられるか、自覚させられるかがリーダーとして必要なことではないだろうか。

❷人の"上"じゃなくて"横"に立つ

ここだけの話、小学生の頃から自分からリーダーになりたいって立候補する友達があまり好きじゃなかった。へえ、すごいなあ、とは思う。だけどクラスのメンバーを少し下に見てるのを感じるたびに、なんだこいつはと思った。

リーダーは尊敬される存在であるべきというのは激しく同意するが、同時に対等であるという意識を持たせることも必要だと思う。

人間って意外と頭がいいから、少しでも自分が下に見られることに対しては敏感に気づく。すこしでも自分が見下されていると思った時点で、リーダーに対するリスペクトや意見を発言し、チームへ貢献しようとする意識は著しく低下する。

横に立って、対等な立場で話し合えること、意見を尊重し合うこと、そういった環境を整備すること、それらはチームを作るリーダーの仕事である。

❸頭が"いい"じゃなくて"柔らかい"

先述したとおり、チームには複数人いるのだから、その人数分の考えや意見がある。見かけ上一緒でも本質の部分が異なることもあるし、一見全く違う意見でも目的とする部分は同じであったり。

そのような場合には、色々な意見を一旦受け入れて、物事を多方面から見なければ気づくことができない。

例えば、あるファミレスの利益が上がるような戦略を考えるとしよう。

Aさん) お客さんが少ない午後過ぎの時間に注目して、その時間帯のお客さんを増やせないかな。

Bさん) 値段を高くすれば利益でるやん。

Cさん) 24時間営業にすればいいんじゃないかな?

Dさん) もっと良心的な価格で提供しようよ。

もっともっとたくさんの意見が出てくると思う。

表面上、BさんとDさんは料金設定に着目している点から同じような考え方をしているように見える。

しかし、そこで最終目的を考える。Bさんはお客さんの人数の増加ではなく単価の増加を目的としている。対するDさんは、単価を引き下げる代わりに、お客さんの人数増加、獲得を目的としている。

そこで改めて考え直すと、Cさんが24時間営業を通して目的とするお客さんの人数増加、獲得と同じだということがわかる。

つまり、CさんとDさんの意見は表面上違うように見えるが、最終目標として目指すものは同じなのである。

これがいい例なのかは分からないが、とにかく私が言いたいのはこのように物事を多方面から見なければ気づくことができないものがあるということだ。

そのためにリーダーは、頭がいいだけでなく柔らかくある必要がある。

色々な意見に対して、頭を柔らかくして一緒に考える。これはきっと、ただ単純に頭がいい、とはまた違う能力であると思う。

このように、私は大学でリーダーシップを学ぶことで色々な気づきを得た。

私の大学では

『リーダーシップは全員が持っている、発揮できる』

と教えられる。最近その意味がわかってきた。

今はまだ自分のリーダーシップを見つける段階であるが、きっと誰にも負けない強みを生かした私なりのリーダーシップを見つけられると信じて、また明日からもリーダーシップに関して考えていこうと思う。 

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