自己紹介
私には夢があります。
それは「ペット業界を根底から変えていくこと」
そのための教育制度を作っていきたい!!と密かに目論んでいます。
はじめまして、Studio Inucocoro~スタジオいぬこころ~代表のviviです。
2011年に小さなトリミングサロンを開業し、現在は約40坪ほどの室内ドッグランを併設した施設で犬たちのデイケア、幼稚園、スポーツジム、トリミングサロンを運営しています。
noteを始めた理由
私がペット業界で仕事を始めてから、今年の2月で14年目になりました。
あの頃よりも格段に犬の飼育に関する意識や常識が変わってきています。
犬の健康を考えたドッグフード、健康グッヅ、サプリ、美容用品、ファッション雑貨など色々なものが増えました。
犬を家族として大切に扱おう!という声も増えました。
だけど、何だかなぁ・・・
しつけやトレーニングなど「犬の飼育方法」に関してはなぜだか、自分で勉強する!という意識を貫く人が多いのです。トレーニングやしつけをプロから学ぶという人はまだまだ少ない。
SNSの情報は一つの理論の単極的な手法であることも多く、その子に合うかどうかもわからない。「1日できる」とか「簡単に」とか、できるわけもない。「これが正しい!」「これは間違い(ダメ)!」と極端な意見もある。
しつけに失敗すれば犬は噛むようになります。「噛み犬だって可愛いうちの子」と思っている人に言いたいのは、そう思っているのは自分だけで、他人からすれば脅威であるということ。
犬が苦手で嫌いな人や犬を飼っていない人たちにも安心して「犬と共存する社会」を受け入れてもらうためには、犬を飼う人間が権利を主張するのではなく、まずは義務を果たすことではないかと思うのです。
特に犬と一緒に外出する機会が多くなった昨今のペット事情。
社会化トレーニングは必須になりました。マナーを守り犬をしっかりとコントロールできる飼い主を増やすために必要なのは、社会の教育体制を整えることだと考えています。
一方でプロでもドッグトレーニングや躾の考え方に偏りがあり基準がないのも事実です。
そんな業界を少しでも変えるきっかけになればいいなぁと思って、もうすぐ一般社団法人を立ち上げようと思っています。想いや理念などをもっと伝えていけたらいいなぁと思って、noteを始めることにしました。
noteを選んだ理由
SNSが主流の時代にどうして活字のnoteなのか・・・
それは、私が発信したい内容は、ちょっとコアで、独特で、マニアックだから。
じっくりと犬を理解したい人、そして新しい視点から犬を発見したい人にはとても楽しんでいただける内容になると思います。
noteを通して伝えたいこと
これからnoteで伝えていきたいことは、「人と犬」にまつわること全般です。
ペット業界で仕事を始めたい人、今ドッグトレーナーやトリマーとして伸び悩んでいる人がこれから活躍する時に役に立つような知識、犬育ての考え方などを【vivi視点】で発信していきます。私なりの世界観を出していけたらいいなぁと思っています。
今は情報が溢れて何が良いのかわからなくなっている時代です。自分に合った情報を掴むために大切なのは「社会背景」や物事の裏側で起きていることを知ること。そういった物事の考え方をお伝えしたいです。
社会学的に考えた犬と人との関わりやトレーニングの変化、犬と人の「心と思考」の相関、作業療法的なアプローチなどもご紹介します。どれも私の得意分野ですが、14年分の実体験と考察を出し切るには相当な時間がかかると思うので、少しずつマイペースに書いていきます。
色々語りましたが、とにかく、
「犬ってこんなにすごいんだ!」という感動を伝えたいです!!
これから犬に関わる仕事に就きたい人や経験の浅い人たちに読んで欲しいのは、「こんな選択肢や考え方もある!」という視野を広げるきっかけにしてもらって、あわよくば想いに共感して一緒に働きたい!という人を見つけたいという思いがあるからです。だけど、もちろん一般家庭で犬育てをしている人たちにも役に立つ内容になることは間違いありません!世に溢れている変な情報に惑わされず、「あなたらしい犬との関わり方」を見つけるきっかけにしてもらえたら嬉しいです。
というわけで、vivi視点を知っていただくために少しだけ経歴をご紹介します。
略歴
vivi視点とは
私が経営しているStudio Inucocoro~スタジオいぬこころ~では、しつけ教室に通っても、出張トレーナーに来てもらっても改善しなかったことを、幼稚園で解決してきました。おかげさまで、幼稚園メンバーもどんどん増えて、今では50頭以上が在籍していて毎日10頭ほどの犬たちが登園しています。入園待ち続出の人気のサービスです。
犬の幼稚園サービスを始めた頃、初めはドッグトレーナーを雇ってプログラム作成をしていました。だけど1年も経つと雇ったドッグトレーナーよりも問題行動の解決が得意になり、犬に教えるのが上手いことが判明して、気がついたらドッグトレーナーに指導をする側になっていました。
どうしてそんな逆転が起こったのかというとvivi視点があったからです。
トリミングサロンを開業した当初、私のお店には他店で断られてしまった噛みつきの酷い犬達も結構たくさん来ていました。「ここでならなんとかしてもらえるのではないか」とワラにもすがる想いで問い合わせを下さった人もいます。
トリミングテーブルから下ろした瞬間、ジャンプで噛み付くのでカットの手直しが一切できなかった小さなトイプードルの女の子や、暴れてトリミングできないからと断られて戻ってきた柴犬、噛みついて他3件で断られたパピヨンなどなど、犬種は様々でした。
私はトリミングに来た犬たちに【テーブルマナー】を入れていきました。
噛み付く理由は皆違います。
どんな噛み犬でも「やり方次第でなんとかなる」と思っていたので、その子それぞれの事情に合わせてアプローチを続けて、ほとんどの犬たちが噛まなくなりました。私が大成功だったと自覚したのは、自分にしか扱えなかった犬たちが、スタッフでも扱えるようになったことです。もちろん例外もあります。
自分だけがコントロールできる状態ならそれは犬へのアプローチが上手いだけですが、他人でもコントロールができる状態まで持ってこれるとトレーニング成功の功績です。
私の経営している犬の幼稚園が入園待ちになるほど人気になった理由は、
トリマーとして犬の扱いを極めた私が、ドッグトレーニングを学び、幼児教育をベースにした「ドッグエデュケーション(犬教育)」を考案したから。最近では発達障害傾向のある犬達に作業療法的なアプローチでトレーニングを行っていて、なかなか良い効果が出ています。
自分のことを「ドッグトレーナーです!」と、言いたくないのは私なりのこだわりです。これについては後々深い理由を語っていきます。
今後、ドッグエデュケーターという新しい立ち位置を作っていきます!
ドッグエデュケーションというvivi視点でのこれからの更新を楽しみにお待ちください。
どうして(人間の)幼稚園の先生をやめたの?とか、
どうして犬の幼稚園を始めようと思ったの?とか、
私の原動力の根源は?とか、
たくさん伝えたいことはあるのですが、一つ一つが長くなるので、少しずつ知っていただけたら嬉しいです。これから、よろしくお願いします!
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