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ゴミバスターズ〜街のゴミを回収せよ〜

2023年12月10日(日曜)におこなわれた「流山クリーン活動大作戦No.3〜プロジェクトサンタ〜」に参加してきました!

当日は300人以上の流山市民が集まり、ラジオ体操をしてから各エリアに分かれてゴミ拾いをおこなうところからスタート。

お天気も良く、気持ちのよい朝です。

今回、射的ゲームのストーリーを考える際に調べたポイ捨てランキングでトップだったのは「タバコの吸殻」で実際にはどうなのかなと思っていましたが、ゴミ拾いをしてみて、拾ったゴミの種別の中でダントツトップでした。(エリアやグループによるかもしれませんが、あくまで我々のグループの結果です。)
ゴミ拾いからの帰り道では、ゴミをすごく捨てたくなるゴミ箱など、街の中で面白い仕組みができたらいいねと子どもたちと妄想しながら帰ってきました。
ゴミ拾い終了後、参加者は流山で新しくスタートした循環する森のポイント「もりポ」をゲット。早速このポイントを使って、当日出店しているマルシェで買い物をしたり、我々の射的ゲーム「ゴミバスターズ!~街のゴミを回収せよ~」をたくさんの方に体験していただきました。

まさかの2こ持ち!!
お父さんと一緒に挑戦。がんばって〜

「ゴミバスターズ!~街のゴミを回収せよ~」のゲームストーリー

この射的の舞台となる街では、ある新しい研究をしている博士がいました。その研究は「ゴミを宝に変えること」。
ある日、博士の大失敗によりゴミモンスターが大量発生してしまいます。不思議なことにこのゴミモンスターたちは攻撃してきたりはせず、困ったり、悲しんでいたり、怒っている様子。どうやら、その原因は街にゴミが溢れかえってしまったからのようです。彼らの気持ちを鎮めるため、そして、街を救うためにゴミバスターズが立ち上がりました。さあ、皆さんも一緒にゴミバスターの一員になって、ゴミを回収し、モンスターたちの気持ちを鎮め、街を救いましょう。何やら秘密のシステムを探す必要があるとかないとか。

これで全てゴミを回収してみせる!
みんな、ゲームはクリアできたかな?

高速でクリアするスナイパー、銃を2個持ちして撃ち抜くガンマン、なかなか打ち抜けずに苦戦する大人バスター。ゴミバスターたちのたくさんのドラマがありました。
無事、私たちゴミバスターズは街のゴミ回収に成功し、ゴミモンスターたちを不安定にさせていた感情制御システムを停止させ、街に平和を取り戻すことができました!
「今回ゴミモンスターたちをつくり出してしまった博士はもう実験失敗しないでくださいね。(ゴミバスターズより)」

制作の裏側

射的のコンセプトは「射的x捨てられたゴミを宝やエンターテイメントに」。実はこの射的自体は10月におこなわれた秋祭り@一茶双樹記念館でも実施しており、そのアレンジ版として出展しました。

子どもたちの家に眠っている不要品(衣類、おもちゃ、本、小型家電)を持ってきてもらい、ゴミモンスターをつくるところから始めてみました。

「そのゴミいいね。」「ちょっとこの部分だけちょうだい。」
捨てるはずだったものに人気が出ていますね。
どんどんアレンジが広がります。
クラゲの足はお気に入りの洋服だったとか。

ゴミ自体を悪者にしてやっつけるというシンプルなゲームにはしたくなく、ゲームの世界観や設定が面白いと思えるものを皆で考えたいと思っていたので、ゴミモンスターをプロトタイプし、手と頭がほぐれたところでChatGPTにストーリーの相談をしました。

高速に色々なアイデアの叩き台を出してくれるChatGPTに対し、編集者役の我々がどうしたらもっと面白くなるのかを吟味し、質問の投げ方を変えて壁打ち。一連の流れを皆で共有でき、面白そうなものがつくれそうだというわくわくも共有できたので非常に有意義な時間でした!

おじゃまモンスターづくり

前回試作したゴミモンスターに続いて、今回は射的ゲームに登場するおじゃまモンスターも考えてみました。

そもそもなぜゴミ拾いをするのか?拾われなかったゴミはどうなるのか?を話し合う中で、東葛エリアは海に囲まれた地域ではありませんが、実は風や雨でゴミは運ばれ、流れて、行き着く先は川・海であることに改めて気づきました。この移動の過程で紫外線や雨風の影響でゴミはだんだん細かくなり、目に見えないほど小さくなったプラスチックゴミはマイクロプラスチックと呼ばれ、海の生き物にも多大な影響を与えている現状があります。このような現状があることもふまえ、今回のキャラは怒っている・悲しんでいる海の生き物をテーマにアイデアを出すこととし、各自が自分のイメージするキャラクターを絵に描いてみました。

いろんなアイデアがでていますね。色もカラフル。
自分で質問も打ち込みます。
どんなキャラクターなのか、各自が思い描いたストーリーと共に共有し合いました。

たくさん出たアイデアを早速ChatGPTに取り込んで、詳しいキャラ設定をした上で画像を生成してもらいます。いろんな設定を繰り返しながらさらに画像生成をおこない、だんだん指示の仕方のコツみたいのもつかめてきましたね!このような流れで、手を動かしながら子どもたちと射的ゲームの企画、ストーリーを考え、イベント当日に向けてかたちにしていきました。

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