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ころころ通信#3

やなじゅん:VIVITA ころも部クルーのやなじゅんです。これまで『ころころ通信』でお届けしてきた「つつむ」「いれる」「はこぶ」をテーマにした作品づくりが完成しましたね!

こむっち:そうですね!2月のアイデア出しから早2ヶ月。4/16(土)に作品お披露目会があったのですが、制作〜お披露目会の様子を、この企画に伴走してくれたアドバイザー「あじゅう」のご主人「おもちゃん」が素晴らしい動画にまとめてくれたので、まずはこちらをご覧ください!

やなじゅん:動画ではお伝えしきれなかった作品のこだわりポイントとあじゅうの振り返りコメントをご紹介していきましょう!

「そもそも、ころも部ってなに?」と思った方はこちら
「ころころ通信#2」はこちら

リハーサル風景

カメラがぴったり収まるポシェット

さにたん:つくった理由は、カメラを入れるちょうど良いサイズの入れ物がないから。「両手を空けておきたい」というニーズも満たす肩掛けの仕様で、金具や刺繍部分もお気に入りのポイント!

あじゅう:大きな部分のデザインに加えて、細部のこだわりがすごい!作業に迷いがなく、一日で仕上げていたのにも驚きました。最初から自分のやりたいことが明確で、それを伝え、形にするのが上手だったのが印象的でした。

見た目も楽しいとうもろこし型ペンケース

ちひ:ペンケースが欲しかったのでつくりました。ペンケースの形がとうもろこし🌽のようだったので、このデザインになりました笑 
 ファスナーを開けるとちゃんとペンが入ります。葉っぱと本体はパッチワークをしていて、ひげ部分には色々なリボンを使っています。葉っぱと本体はそれぞれ3〜4種類くらいの布を使っており、納得のいく配置を考えるのが難しかった・・!
(学校から帰宅してから夕飯の時間までミシン作業や布の配置を考えるなど、家でもかなり試行錯誤していたようです)

あじゅう:とうもろこしというテーマから入ったものづくりで、切り口がユニークで面白いですね。テキスタイルからデザインしていたのが素晴らしく、機能的でありながら、デザインも楽しいのが彼女のすごいところ!

トランスフォームのパターンは無限大な便利な箱

もとき:ウルトラマンが入るちょうど良いかばんをつくりたかったです!ベルトがついているのでグラグラしないし、かっこいいポーズのまま持ち歩くことができます。ウルトラマンがしっかり固定されるカラフルなラップの芯とビニール紐を連結させることもできるんです。

もとき母:本人がほしいと言っていた「便利な箱」がコンセプト。家にあったビニール素材を使い、20個の穴をあけてつくりました。
 なるべくコストをかけずに本人のやりたいことを実現するにはどうしたら良いかを考え、つくった後もパーツを自由に組み変えて自分なりの遊び方ができるものが良いのではと思い、この形になりました。正方形なので、形を変えやすく使い方は無限大です。

あじゅう:自分がやりたいことが明確で、お母さんと一緒に実現方法を模索していたのが印象的。デザインや機能に加え、ミシンを使わないという発想や変形するアイデアなど、誰も思いつかないことをしたのが面白かったです。作品のクオリティも高く、まるでハイブランド品のよう!

推しグッズを入れるポーチ

ゆずぽん:つくったものは、お気に入りのキャラクターグッズを入れるポーチです。キラキラしたものが好きなので、推しのイメージカラーのライトブルーのビーズをレジンで固めたり、集めたりしました。ビーズやラメを2枚のビニール素材の間に挟み、ビニール素材同士を縫い合わせることで中身が出ないようにしています。ビニールが滑りにくく、かつ、合皮が伸びてしまうので、ビニールと合皮を縫い合わせるのがとっても難しかったです。マチの部分の縫製も大変で。縫えていると思っていても裏返してみると縫えていないことがあったり。。何度もやり直しました。

あじゅう:一つひとつ細部にこだわりを感じるものづくりができて良かったです。全てのアイデアを実現することは難しかったですが、人の話を聞いて安易に簡単な方に折れず、実現可能かを探るため全部のアイデアを試し、トライアンドエラーしているのが良かったです。ものづくりに対する向き合い方が最高でした。

小さい頃に着ていたワンピースが変身!星型ポーチ

しおちゃん:小さい頃に着ていたワンピースとジーンズをリメイクして星のバッグをつくりました。つくった理由は、名札や指輪を入れるポーチが欲しかったから。パッチワークが楽しかったです。星柄の横に赤い布が来るように並べたこととあまり布を細切れにしないことがポイントです。

しおちゃん母:パッチワークのやり方が分かって段々慣れてくると、布の合わせ方を逆にしてしまうなんてことがありつつも、できるとテンションが上がるし、本人も楽しかったようです。とうもろこし型ペンケースをつくった姉より先に妹がパッチワーク作業に入り、妹が姉に対して教えることができて良かったです。

あじゅう:お気に入りのワンピースをパッチワークして生地にする発想が素敵。ワンピースの前開きのボタン部分を活かし、ポーチの開閉部に転用していましたね。

ぴったりサイズのパソコンバッグ

ねいちゃん:元々パソコンを入れるケースがなく、教科書がたくさん入っているランドセルにパソコンを無理やり入れていたので、今回つくりました。無地の紫の布の他に、マチと裏地には紫の水玉模様の生地を使ってアクセントにしています。実際に学校に何回かパソコンバッグを持っていったんですが、今までよりもランドセルがすっきりしましたし、使いやすかったです。今後は筆箱やポーチなどの実用性のあるものをつくってみたいです。

あじゅう:既製品はあるけれど、気に入るものはないという中で、自分に必要なものをかわいく形にすることができました。実際に使うことをリアルに想定し、洋服との相性や長く使えるかを考えたデザインに落とし込めて、自発的にクルーの手助けをしたり、他の参加者の様子を気にかけフォローするなど、年長メンバーとしても頼もしかったです。

姉妹で使える人形専用のバッグ

ちかげ:エルサとラプンツェルを入れるバッグを2つつくりました。ラプンツェルのバッグは妹用です。機織り機で編んだ毛糸のポケットをつけて工夫しました。次は、ばあばがちーちゃん達にご飯を届ける時に使う大きいバッグをつくりたいです。

ちかげ母:人形を入れるちょうど良い大きさのバッグがほしいと言っていたので、持っている人形に合わせたサイズのものをつくりました。いつもお姉ちゃんとお揃いのものを欲しがる妹の分もつくれたらつくろうと言っていたのですが、意外とさくさく2人分つくれていました。
 今、夢中になっている機織り機で毛糸を編み、その上にレーザーカットしたアクリルのチャームを縫い付けているのもポイントです。
 また、毎週火曜日に祖母がご飯をつくって届けてくれるのですが、その時に袋があったりなかったりするので、その姿を見て食べ物を運ぶためのバッグをつくりたいと言っています。

あじゅう:自分で編んだ毛糸の編地を使いたいという発想が面白かったです。妹の分もつくりたいということで、姉妹それぞれに合ったテーマやカラーリングのセンスが素晴らしかったです。集中力も抜群で、ちかげちゃんを支えるご両親のサポートも最高でした!

振り返り

「これでいい」ではなく、「これがいい」と思ってつくりたいと集まったメンバーたちは、自分の言葉でこだわりを話したり、他の人の作品や制作プロセスに興味を持って語り合い、自分の制作にも活かすコラボレーションをおこないながら、作品づくりを楽しんでいたのが印象的でした。その姿はまるでプロのデザイナーさんのよう。他の場面でも『「ない」を、つくろう』を体現してくれるといいなぁ。

やってみて気づいたんですが、今回、私たちは「愛着」のようなものをデザインしていたのかな?「愛着」をデザインすると何かいいことがありそうな予感・・・

つづく

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