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エピローグの涙 / 御坂しのぐ

8月31日20時という、まさに夏が終わらんとするタイミングで、御坂しのぐさんのソロ楽曲「エピローグの涙」のMVが公開されました。

まずは、是非一度聴いて下さい。
https://youtu.be/tTM7JCOzp6w

MVのクレジットは以下の通りです。
歌:御坂しのぐ
歌詞:ミサカシノグ https://mobile.twitter.com/s1n0gu
作編曲・MIX:眞鍋香我  https://mobile.twitter.com/kaga_manabe
絵・動画:蒼透子 https://mobile.twitter.com/touko_ao  

御坂さんの「ミサカシノグ」名義での作詞は、Vo.をつとめるバンド「エルレナム」の初MV曲 connect! に続いて2曲目になります。
(他のエルレナム楽曲でも作詞されている可能性はあるので、公開情報の範囲内で、という条件付きですが)
歌詞全文はMVの詳細欄に掲載されていますので、是非そちらをご覧下さい。ついでに、MVも数回は聴いて下さい。

公開と同時に再生してイントロのギターで想起したのが、広瀬香美さんのpromise です。
https://youtu.be/KIdFeby__VQ 
筆者の個人的な事情なのですが、20代の頃、広瀬さんの曲が流れるゲレンデでずっとスキーをしていた世代でして、その広瀬さんの楽曲の中で一番好きなのが promise でした。フラメンコのようにかき鳴らすギターに乗った愁いを感じさせるメロディが好きで、当時も何度もリピートして聴いていた覚えがあります。

「この曲調でぐーさま(御坂さんの愛称)の歌が聴ける?」と、イントロの時点で期待度がひと桁上がっていましたが、期待をさらに上回って、メロウかつキャッチーなメロディを、御坂さんのどんな音とも響きあえる奇跡の歌声が歌い上げていて、即、エンドレスリピート確定でした。

筆者は、御坂さんの歌声の中でも、歌詞上の一音の中で音程が変化する(楽譜上スラーがかかっているような)箇所の声の使い方が特に好きなのですが、この曲ではそれが各所に散りばめられているため、全編ずっと耳が心地よくて。一度聴き終わっても、もう一度、その後にさらにもう一度と、止められなくなっています。
特にお気に入りが「もう 覚悟はしてる いつか観た夢物語の アンコールがみたいだけ」の箇所で、幾度となく鳥肌立った事も。

一方、御坂さんの手による歌詞に目を向けると、ソロ曲という事もあってか、かなり攻めた言葉の使い方をされています。

「振り返らず 噛みつく嘘は こんなにも痛い」
「この恋に 帳おろしてあげる」

詩の題材が、比較的読み取りやすい物語であるからこそ、ハッとするような新しい言葉遣いでも、受け手に素直にメッセージが届く絶妙な匙加減のフレーズ。歌詞を見て、そのバランス感覚に、しばしの間唸ってしまいました。
作詞家ミサカシノグの、次の作品も楽しみでなりません。


とまあ、筆者がどれだけ言葉を重ねても、ファンの贔屓目でしょと思われてしまうのは仕方のない事でしょうから、まずはその耳と目で確かめてみて下さい。

もう一回リンク置きます。至福の4分4秒を、是非ご堪能下さい。紛れもなく名曲です。
https://youtu.be/tTM7JCOzp6w

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