μ’sのラストライブ(ビューイング)の感想にっき

μ’sのラストライブのライブビューイングに誘われたので行ってきました(友人の同行者が、直前になってドームの方のチケットを入手できたらしく、そのかわりに)。なんと5時間。Xか(Xじゃない)。


【前提】

「ラブライブ!」に関してはアニメをふつうに楽しく観ていました。

先行するヒット作(アイマス、Glee、マクロスFやあと近年の部活ものの邦画などなど)をきちんと料理して昇華して、「男女ともに楽しめる音楽ありきの学園部活もの」として丁寧な作品だなあと思っています。(露骨なパンチラやラッキースケベがなくて、あと衣装がきちんと「かわいい」のも女の子人気の理由かな?と思います)

あと基本的にわたしは「アニメはみるけど声を当てている声優さんにはむとんちゃく」というタイプなので、μ’sに関しては、たまアリ即完でチケットとれないという話は周囲からさんざん聞いていて(チケ発手伝いなどはした)、「ほえ〜〜人気なんだなあ〜〜」くらいの認識でいました(雑)。
音ゲーが苦手なので、スクフェスもやってないです。

ちなみに誰もきいてないと思うけど、私はうみちゃんが好きです。


【結論】

率直に申し上げますと「なんだこれ」です。
最初に観たのがラストライブという状態を差し引いても、「みたことないぞ…こんなエンタメ……」という印象がまず最初にありました。

2.5次元ミュージカルのように、「ステージ上ではキャラクターを演じている」のではなくて、あくまで現実のμ’sのステージは「声優さんたちが歌っている」という前提なんですよね(この時点で一瞬混乱した)。

これまでにもアニメと連動させたバンドやアイドルってたくさんいたと思うんですが(わたしは前述のように、そのへんにあんまり明るくないのですが)、マンガ「快感♥フレーズ」から出てきたΛuciferは、楽器隊はマンガと同じ名前だったんですけど(ちなみにギターのYUKIさんは現在はAcid Black Cherryなどのサポートなどで凄腕を発揮しています)、ボーカルだけはキャラ名義ではなかったんです。まあ大河内咲也って相当現実離れした設定だからってのもあるとは思うんですが「〈キャラ〉を現実に持ってきてライブをする」って大変な作業だと思うんですよね。
これはライブに限ったことではなく、実写映画とかでも、見た目に違和感があっただけで拒絶反応がくることも多いですし。

μ’sは基本的に「素の声優さん名義」で出ていて(その一方でライブTシャツなどのグッズにはキャラの名前しか書いてないのも不思議)、
MCでも、時には「本人」⇔「キャラ」が交互に、その声優さんの口から出てくるものだから、かなり不思議なことをやっているように見えました。
衣装替えタイムのあいだに流れる「思い出を振り返る」みたい映像(AKBドキュメンタリー映画みたいなアレ)も、「声優さんたちが語る」という形ですし。
だからステージ上で口々に「18人で」っていうんです。声優さん9人とキャラクター9人合わせて、「18人」。
その上で、アニメの楽曲を、アニメのキャラと同じダンスで歌って踊るという形をとっています(書いてて混乱してきた)。

なんだろう、わたしの知っているもののなかで、一番近いのは「シャーマンキング」のオーバーソウルというか憑依合体? 言い方をかえると「巫女」というか。 「キャラを背負ってライブをしていた(ような気持ちだった)」と映像内で語っている方もいたので、スタンドというかシャーマンキングというか、そういう「本体」と「キャラクター」が別という認識は演者にもお客さんにも共有されているのだと思います。

この、一見ちょっと良くわからないステージに(ライブビューイングをいれるともっとですが)5万人が熱狂している状況っていうのが、さらにすごいなあと。


【ここから急にヴィジュアル系のはなしになります】

以前、WINGWORKSのRYO:SUKEさんにインタビューをしたときに、「V系はうたプリに勝てないんですよ!」とおっしゃっていて、一瞬「!?」となったのですが、つまり、氏いわく、

RYO:SUKE:今ってもはやヴィジュアル系よりも『うたプリ』の方が夢があるって多くの人が思ってませんか? スイスでも池袋でも壁一面に二次元の綺麗な男の子が並んでて、作品の世界観を表すアートワークがバーンっと載ってて。


――それはある意味ヴィジュアル系の売りのひとつだったはずなんですよね。RYO:SUKEさんが「夢」という言葉を使ったのは、V系ファンもアニメファンも夢中になるというのが基本で、今のヴィジュアル系は夢を見ることがないと?


RYO:SUKE:過去に比べて、そう思ってます。
これって、なぜそうなったか僕なりに考えた時に、かけるコストの差なんですよね。

http://ure.pia.co.jp/articles/-/48180?page=4

μ’sは夢の見せ方が半端ないというか、夢を見せるためにコストをかけているというより、夢が夢であることに気づかせないためにものすごいコストをかけていると思いました。

「これ」に対抗するには(勝つとか負けるとかじゃないけど)、どうすればいいんだろうなあ我軍〜〜という気持ちに!(そもそもべつにヴィジュアル系はわたしの軍ではないけれども!)
ちなみに現状V系の中でμ’sに一番近いのはゴールデンボンバーです(「現実に存在しないモノ」をステージ上に呼びこむエンタメという意味で)。



(おしまい)





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