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祇園祭

貞観時代(859-877年)全国で噴火や地震などの天災が相次ぎ、第56代 清和天皇によって御霊会が始められた。869年疫病が流行り、この年の御霊会で当時の国の数66本の鉾を立て八坂神社から神泉苑に御輿を送ったことに由来し、祇園祭が始まる。

❶山鉾町で立てられる山鉾

(京都市中京区・下京区 南北/姉小路通~松原通、東西/東洞院通~油小路通の間)
毎年7月10日より、点在する山鉾町30数か所で山や鉾が立てられる。釘を使わず木と縄で組み立てていく。

山伏山町の山伏山

❷宵々々山、宵々山、宵山

前祭(お迎えする祭)・後祭(お送りする祭)の前の3日間の夕刻、山鉾に明かりを灯し露店が出て賑わう。

宵山のようす

❸前祭・神幸祭(7/17)

7月17日、23基の山鉾が大通りを巡行する(前祭)。夕刻、八坂神社から3基の御神輿が四条寺町の御旅所に担がれる。
八坂神社(京都市東山区祇園町北側)
八坂神社御旅所(京都市下京区四条通寺町東入南側貞安前之町)

前祭の山鉾巡行
八坂神社から出る御神輿

❹後祭・還幸祭(7/24)

7月24日、10基の山鉾が大通りを巡行する(後祭)。夕刻、御神輿が御旅所から八坂神社に還る。

後祭の山鉾巡行 とがった鉾に疫神が下りると考えられた
還幸祭

❺疫神社夏越祭(7/31)

7月31日に八坂神社境内の疫神社で行われる夏越祭で、祇園祭の一連の行事が終了する。

「蘇民将来子孫也」と書かれた茅の輪をくぐって無病息災を願う


茅を抜いて小さな茅の輪を作って持ち帰る

蘇民将来の故事は旧約聖書によく似た物語がみられます。その他イスラエル地方の祭に似た部分も指摘されています。


【関連の史跡】

❶元祇園 梛神社

(京都市中京区壬生)
869年の疫病を鎮めるため、牛頭天皇が広峰神社(兵庫県姫路市広嶺山)から勧請された。八坂神社に遷座し祇園祭の起源があるとされる。

元祇園 梛神社

❷神泉苑

(京都市中京区御池通神泉苑町東入る門前町)
御霊会が始められた場所。869年の御霊会が祇園祭に繋がったと伝わる。