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Stable Diffusionを使用したAIイラスト生成の最適化

概要

Stable Diffusionというツールを使用して、高品質でリアルなイラストを自動生成することができます。しかし、このツールは処理が重たく、ゲーミングPC並みの性能が必要となります。私の環境ではミニPC(Minisforum EliteMini B550 AMD Ryzen™ 7 5700G)+GeForce RTX 3060を利用しているのですが、アニメーションとかではなくイラスト生成のみであれば、1分1枚の速さ(512×512、Sampling steps=80)で生成してくれます。
AIイラストの(promptや構図などの)初期検証段階においては、かなり役立つのですが、promptや構図が決定した後のAIイラスト生成では、そこまで高い性能は不要です(大量に生成されてもチェックが大変…)。かといって、グラボなしでのAIイラスト生成すると、高画質にした場合は1枚あたり数時間もかかってしまいます。
この問題を解決するために、私が実践しているグラボに意図的に負荷をかけることで、AIイラスト生成の速度を落とす方法について紹介します。

Stable Diffusionの処理速度の改善

Stable Diffusionは、AIイラストを自動生成するためのツールとして、多くのクリエイターに利用されています。その高品質なイラスト生成力は、他のツールと比較しても圧倒的に自由度が高い利点です。しかし、その反面、処理が重たく、ゲーミングPC並みの性能が必要となるという問題があります。

私はグラボを購入してStable Diffusionの処理速度の向上に成功しましたが、いろんなパターンでAIイラスト生成したい場合、夜中から朝方にかけて完了していれば問題ないので、そこまで高性能な処理は不要でした。

Stable Diffusionの処理速度の最適化

Stable Diffusionの処理速度を落とすため、グラボに負荷をかける方法を考えました。本来、nicehashのマイニングは、仮想通貨を採掘するためのものですが、そのプロセスでグラボを100%稼働させることができます。これを利用し、Stable Diffusionにも負荷をかけ、処理速度を落とすことができました。
※注意点として、グラボに負荷をかけることにより、PCの動作が不安定になる可能性があるため、自己責任で行うことをお勧めします。

Stable Diffusionを使った活動制作

この方法の利点は、AIイラスト生成の処理速度を落とすことで、生成数を抑えることができると同時に、仮想通貨の発掘も行えることです。今の時期、マイニングではほとんど稼げませんが(電気代を考慮すると赤字かも…)、今までビットコインやブロックチェーン、NFTといった分野にも挑戦できた点(リスキリング中)が一番良かったです。
また、生成するイラスト数を抑えているので、チェックするための時間を確保することができるため、さらなるクオリティの高いイラストを提供していきたいと考えています。

アニメ「SPY×FAMILY」ヨルフォージャー
アニメ「fate」ライダー

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