とにかくシュールなハノイの水上人形劇
ホアンキエム湖の近くにある水上人形劇をご存知だろうか?ハノイを代表するエンターテイメントで、水面を舞台にして繰り広げられる人形劇だ。
舞台は3-5分の短編が、17話ある。それぞれのテーマに沿って、民話、習慣、伝説、民族的な話が、ベトナム伝統楽器の軽やかな音色とともに、水中で操られる人形によって綴られていく。
ベトナム語で何を言っているのか分からなくても、そのコミカルで繊細な人形の動きには見入ってしまい、大まかなストーリーは理解できる。
この水上人形劇は1000年以上前から伝わるもので、もともとはタイビン省の農民たちが、収穫の祭りのときなどに屋外の水辺を使って演じていたという。11-15世紀の頃には、娯楽として宮廷にまで広まったといわれている。
そして、ここは、1956年ベトナム庶民の英雄、ホーチミン主席が子供達のために建てた劇場。
入場料金はなんと200-300円程度。とにかくシュールで面白いので、騙されたと思って是非訪れて欲しい。裏で人形を動かしている人の手が見えたり、人形が変な動きをしていたり、とにかくローテクで面白い。
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