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第905回「豊田英司の"今日のベトナムニュース解説"」ベトナムの学生が国際学力テストでランキング下落

本日の記事:
「ベトナムの学生が国際ランキングで下落」
原題:
" Vietnamese students tumble in international ranking "

記事リンク:https://e.vnexpress.net/news/news/education/vietnamese-students-tumble-in-international-ranking-4685623.html


(写真:テスト結果をみるホーチミン市の学生の様子)


【本日のポイント】

(1)国際学力テストPISAの最新結果によれば、ベトナムの学生は2012年以来、最低のスコアを獲得し、数学では81カ国中31位、読解力では34位、科学では35位にランクされ、過去のランキングと比較して大幅に低下していることが明らかになった。

(2)ベトナムの学生のスコアは、数学、読解、科学の各科目でOECD加盟国の平均点よりも低く、特に2018年からのスコアが大幅に低下しており、教育成績の低下が続いている。この低下は、Covid-19の影響や社会のデジタル変革などの要因によるものであると指摘されている。

(3)幸いな点としては都会と地方のベトナム学生グループ間の得点差は大きくなく、教育の地域的な平等性は証明されている点は評価されている。
ベトナムの教育機関は、ランキングの低下に対処し、教育品質を向上させるために検討を行う必要があるとされている。

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【解説】

アジアゲートベトナム代表の豊田です。

さて、今日の記事について。

経済協力開発機構(OECD)が2000年から3年ごとに世界中で実施している15歳時点の学習到達度を測る国際的な学力調査テスト「PISA」の結果について、ベトナムの学生は2012年に初めてランキングされて以来、最低のスコアと厳しいものになっているようです。

ベトナムは数学で81カ国中31位、読解力で34位、科学で35位、となっています。

日本の順位は数学が5位、読解力が3位、科学が2位と3分野ともトップレベルとなりました。

ちなみに3分野とも1位はシンガポールで、前回、3分野全てで1位だった中国の「北京・上海・江蘇省・浙江省」はコロナの影響で不参加でした。

15歳時点の学力という意味では、日本は相当、高いレベルにあるんですね。

ベトナムが今回、大きく順位を落とした理由については専門家も今のところ、明確な要因はわからないと言っています。

日本の順位が全体的に上がったことにはコロナ下での学校閉鎖期間が世界平均よりも短かったことが影響しているのでは?とも書かれています。

やっぱり、リモート授業よりも学校できちんと受ける方が学習効果が高いんですかねー。

以上 豊田英司
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