第910回「豊田英司の"今日のベトナムニュース解説"」海外で高収益を上げるベトナムのハイテク企業たち
本日の記事:
「ベトナムのハイテク企業、海外で高収益を上げる」
原題:
" Vietnamese tech firms make high overseas earnings "
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【解説】
アジアゲートベトナム代表の豊田です。
さて、今日の記事について。
ベトナムのハイテク企業が続々と好業績を発表しています。
特に有力なIT企業はベトナム国外の海外での高収益が目立ってきています。
ベトナムのトップIT企業の1つであるFPTは同社のソフトウェア輸出収入が10億米ドル(約1430億円)に達したと発表しました。
さらに軍が運営する産業・電気通信グループ(Viettel)傘下で海外投資を担当するViettel Globalの昨年の連結売上高は、前年比21%増の27兆3290億ドン(11億1600万ドル)と、こちらも海外売り上げで10億ドルを突破しました。
いやぁ、これは、すごいことです。
正直、10年前くらいだと、ベトナムで大手企業、っていっても、売上高を聞くと、
「あ、まだ、そんなもんなんだ」
くらいの感じでしたか、もう完全にステージが変わってきましたね。
ベトナムには他にも有力IT企業としてCMC Technology and Solution Companyなどもあり、こちらもサムスン、マイクロソフト、デル、SAPといった主要グローバル・パートナーとのパートナーシップを確立して2025年までに10億ドルのマイルストーンと1万人以上の従業員を持つグローバル企業になるという目標を掲げているそうです。
現在の売り上げが3億ドルくらいで、2年間で売り上げ3倍はさすがにきついやろ、と思うんですが、前年も20%以上、売り上げを伸ばしているので、まぁ、数年内に倍増は確実でしょうね。
これらのベトナム企業は海外市場にガンガン攻めていってます。
地域的に言えば、例えばベトテル・グローバルはカンボジアでやラオス、東ティモール、ペルー、アフリカ、ミャンマーでなんかでサービス拡大してますね。
FPTに関しては、この1年で4件ものM&Aを行い、米国やフランスの大手ハイテク企業であるIntertec International、Cardinal Peak、AOSIS、Landing AIといったIT企業に投資をしています。
FPTのチュオン・ギア・ビン会長は、今後5年間で海外売上高を10億ドルから5倍の50億ドルにすると宣言しています。
いやぁ、、、こんだけ成長してると仕事してて楽しいでしょうね。
以上 豊田英司
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