914回「豊田英司の"今日のベトナムニュース解説"」激震が襲った2023 年のベトナム不動産
本日の記事：
「激震が襲った2023 年のベトナム不動産」
原題：
" Shakeout hits Vietnamese real estate in 2023 "
【本日のポイント】
（１）2023年、ベトナムの不動産市場は淘汰の波に襲われ1300以上の不動産会社が市場から撤退たと報告されている。
（２）過去10年間、不動産市場は急成長し、投資家が住宅や土地に殺到し、住宅バブルの懸念を引き起こした。多くの不動産会社が高級物件に焦点を当て、金融レバレッジを活用し、競争が激化した。
（３）現在の不動産不況は、不健全な会社と弱小投資家を淘汰することが予想され、持続可能なビジネスモデルを持つ企業と消費者志向の企業が生き残る可能性が高まっている。
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【解説】
アジアゲートベトナム代表の豊田です。
さて、今日の記事について。
ベトナムで2015年7月に住宅法が改正され、外国人に住宅用不動産の所有が緩和された時は、私のやるセミナーは基本、「ベトナムの人事労務」がテーマであるにも関わらず、
「ベトナムの不動産はこれから激アツですか？」
みたいな質問、よくされました。
まぁ、私自身はベトナムにおいて不動産にまつわる色々な企業や個人の「栄枯盛衰」を見てきているので、色々と思うところはありますが、あえて
「分かりません」
の一点張りにしております。
基本、自分が不動産に関わるビジネスもしていないのにコメントしても損しかしないですから。
「これから、激アツです！」と言って、その人が損したら文句を言われ、「慎重に」と言っても「人のやる気に水を差す」って文句を言われ、なんの得もないですから。
まぁ、周囲のベトナム人事業家の様子を見ていると、まさに今日の記事の言うとおりで、猫も杓子も不動産投資、という感じは無くなくなったな、とは思います。
ベトナムの不動産事業において契約書で記載したことがきちんと履行されないリスクが高いことは多くの情報で記されていますし、私自身も数多く目にしてきましたが、だからこそ、そのリスクを恐れて参入する競争相手が減っている面もあると思いますので。
まぁ、資本もノウハウもない自分には縁遠い世界だなぁ、、ということだけは確実に分かります。。。
以上 豊田英司
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