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【FPA】変額保険における諸費用の解説資料🤝

私が保険募集人のライセンスを取ってから早いもので13年が経ち、14年目に入りました。

保険業に限らず現在は証券業(IFA)も行っていますが、はっきり言って金融業はグレーな仕事が限りなくある世界だと思っています。

そしてそのグレーゾーンを賢く巧くやっているフリをしているのが金融機関であり、最終的な責任は全て契約者。その手前で担当者(外務員)に責任を押し付け、アレをしろコレをしろ、アレはやってはいけないコレはやってはいけないとハッキリ言って雁字搦めの状態です。

その中でも突出してグレーな分野が保険募集と証券仲介における外交員への教育です。

社内限」とか「研修資料」「顧客提示不可」の印字やスタンプが押された資料が山ほど配られます。

おかしいと思いませんか?

どうして顧客に提示不可なものを、顧客に説明をする外交員に教育・研修と称して配布しているのでしょうか?

グレーゾーンを作り出す事で、全てを説明せずに責任を外交員に押し付け、最終的に顧客に押し付けているのです。

確かにそうした資料の中には保険で言えば引受基準など競合他社に見られると不都合なものも少なからずあるとは言え、はっきり言って代理店やら募集人同士のコミュニティの中では筒抜けです。

しかし本来であれば最も開示される必要のある顧客に向けてはとことん非開示なのです。

こうした情報の非対称性…経済学の世界では「レモン市場*」と呼んだりもしますが、顧客がそれなりに賢くならないとこの差が詰まっていく事はありません。

*「レモン市場」(Lemon Market)の研究で2001年にノーベル経済学賞を受賞したニューケイジリアンジョージ・アカロフ氏はジャネット・イエレン財務長官(元FRB議長)の夫

1977年、2人は出会って1年で結婚。
イエレンはアカロフのためにLSEへ留学し、現在のキャリアを歩む。
経済学の中でも仲の良い夫婦として知られている

さて今回は変額保険・変額個人年金保険の諸費用コストについて契約者・顧客に分かりやすく説明するための資料です。

変額保険・変額個人年金保険の仕組みを資産形成手段として考える際に契約概要や重要事項説明などで言葉の上で説明するだけでなく、顧客の理解できる内容に落とし込んで時間をかけて説明するという事が、私は顧客本位の業務運営であり、コンプライアンスの中におけるルール・ベース(やってはいけないこと)に先立つプリンシパル・ベース(原理原則)だと考えています。

早くこの当たり前レベルのことが金融の世界において販売資料だ、登録外文書だとかのくだらないルールから目を覚まして、外交員に研修向けとしての立て付けではなく保険会社が顧客に提示できる資料やパンフレットとして主体的に開示して募集出来るようになってほしいものですね。

尚、そんな建前や綺麗事は兎も角として本ファイル・資料はFP・IFA・保険募集人が使用するための参考ツールであり、顧客に提示をするための販売資料を原則として想定していません。

顧客に提示する場合には取扱保険会社、所属代理店のルールに従って下さい。


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