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【LifeHacks】フリーWi-Fiの斜陽とau大規模通信障害を踏まえて最適な携帯プランを考える㉕

どうも、インターネット老人会95年組所属のFPAポッターです(*´ω`*)

こういう雑誌の影響で、世間的にファイナンシャルプランナー(FP)といえば「節約術」やお得な制度・助成金や補助金などに詳しいと思われがちですが、それはFPという職業の一つの側面でしかありません。

新聞や雑誌などへ掲載する自分プロデュースの一環であり、それぞれの得意ジャンルを解説することで新規相談のドアノックアイテムにしている人もいれば、そんなのは自分で調べてやってくれというスタンスのFPもいます。

そもそも節約術というのは個人の家計管理に根差しています。
"お金の使い方はその人の価値観"ということです。

このためこうすればお得だ、ああすれば節約できるというのは私たちFPやIFAがいくら伝えたところで本人に聞く耳とやる気がなければ徒労に終わってしまいます


相談料を払ってくれるのであれば兎も角、そうではないというのであれば自分自身で調べて行動を起こし家計の収支バランスを家計簿等で把握し、自分では及ばない視点やリスクについては専門家に相談料を支払ってでも助言を求める…これが本来あるべき順序だと思います。

岸田政権が先日発表した政府の経済指針である骨太の方針2022や、看板製作である「所得・・倍増計画」は、iDeCoやNISA/つみたてNISAなどの税制優遇制度の拡充を目指しており、日本は今後ますます自己責任色の強い社会への転換が進むと考えられます。

個人的に節約は悪い事とは思いませんが、セコいことは経済全体にとってプラスになり得ないと考えているので節約術的な事はあまり記事として取り上げてきませんでした。

今後も私が取り上げることは多分、稀だと思います。

一方でnote.comの毎週連続投稿メダルというどうでもいいモチベーションのために書くネタがそろそろ切れそうという現実問題もあり、有料記事に代表される専門的なことは書くことに時間をかなり使うためこちらは月1~2回程度にして、その他は手軽に書けそうな内容として最近あった身近なケースなどを取り上げ記事の投稿回数を稼ごうと考えています(笑)

今回は懐かしのインターネット普及期の公衆フリー無線LANWi-Fi移動モバイル通信の進歩を振り返りつつ、先日起きたauの大規模通信障害を踏まえてどんな携帯料金プランを組むべきかを私なりにまとめてみました。

振り返ると1995年12月に我が家にインターネットがやって来てからもう30年近くになるんですね。

ちなみに皆さんのご自宅で無線LAN(Wi-Fiワイファイ)の利用を始めたのはいつ頃からでしたか?

今回もテクノロジーの歴史と変遷をダラダラと振り返りながら、現代に至るタイムトラベルへご招待です。

(;・∀・)イツカラアトラクションノアンナイニンニナッタ(´艸`*)アコガレノショクギョウ

無線LANと移動通信の歴史

※興味がない方は飛ばしていいですよ。

共通規格の無線LAN(Wi-Fi)構想はアメリカのネットワーク研究者ブレットスチュワート氏によって1993年8月にNetWorld+Interopカンファレンスで構想が発表されました。

1995年に同氏が立ち上げたPLANCOM社*や1997年に設立され、マクドナルド・スターバックス・空港・ホテルなどで全米28,000か所のホットスポットを提供したWayport社**によって実用化へと歩み出します。

*後に米国第三位の通信会社T-モバイルの無線LAN事業部に買収され、ソフトバンク(SB)が2013年に買収した4位のスプリント社と合併。
**2008年に全米一位の通信会社AT&T(グラハム・ベルの電話特許会社)に買収される。

1997年6月にアメリカ電気電子学会Institute of Electrical and Electronics Engineers(通称IEEEアイ・トリプル・イー)によって、原則として無線免許不要の標準通信規格IEEE802.11eight O two dot elevenが策定され、欧米を中心に普及していきます。

1997年7月    IEEE802.11(2Mbps)
1999年10月   IEEE802.11a(54Mbps)/11b(11Mbps/22Mbps)
2003年6月    IEEE802.11g(54Mbps)
2009年9月    IEEE802.11n(65-600Mbps)
2014年11月   IEEE802.11ac(292.5Mbps-6.93Gbps)
2021年2月    IEEE802.11ax(9.6Gbps)
2024年5月  IEEE802.11be(46Gbps)…予定

()内は公称最大速度

一つ一つの技術的ブレイクスルーや進歩についても解説したいところですが、キリがないので割愛します。

携帯電話など屋外での通信を前提とする移動モバイル通信(2G・3GやLTE/4Gや5Gなど)と屋内通信が主体であるWi-Fi規格は無線免許不要の条件として利用用途がおおよそ棲み分けされています。
(電波の混線・干渉などを防ぐため)

LTE/4Gや5Gは通信事業者としての免許が必要
ドコモ、au、SBなどMNO(MobileNetworkOperator)だけが原則提供している。
格安SIMはMVNO(MobileVirtualNetworkOperator)としてMNOから回線を借りて提供

そしてお互いにそれぞれの得意なジャンルを伸ばし、補完しながら通信速度の向上や低遅延・省電力などに進歩していきます。

Wi-Fiという無線規格が一般ユーザーにとって身近となった大きな変化は1999年7月にアップルコンピュータから発表された「AirPort」です。

(日本ではAirMacと呼称された)

AirPortは貝殻型のノートPCで知られる「iBook」と共に発表されました。

iBookにはAirPort受信アンテナが内蔵されている

AirPortはIEEE802.11bに基づいて設計され、Wi-Fiの認定を受けたコンシューマ向け製品でした。

UF〇とか、メタル〇ライムと呼んだ人もいたが…
初代AirPort(1999)

2003年にはIEEE802.11g仕様に基づくAirMacExpressが発売され、通信速度の向上や設置スペースを取らなくなり、一気に使い勝手が向上します。

こうして振り返ると当時のアップルの復活劇は今日では当たり前となった最先端技術の先駆けを次々に打ち出しており、発表会もなんともワクワクした時代でしたね。

忘れがちですがアップルコンピュータは昔からPCだけでなく、ハードウェア・ソフトウェア・サービス三位一体を唯一全て扱うテクノロジー企業なんですよね。

iPhoneやiPad、Macなどの機器が目立つので他のIT企業と大きく異なる点をつい忘れてしまいそうになります。

USB-Cなどの規格も同社のlightningケーブルから技術的応用を行って策定され、事実上の標準規格になっている。

日本では同時代の1990年代後半、家庭内LAN(Local Area Network)ではなく最盛期に差し掛かったPHS回線*を利用した宅内中継器として位置づけられるワイヤレス化がNECのAtermシリーズとNTTのISDN(INS64)によってもたらされ、回線の取り回しが困難なケースなどに用いられていました。

電柱に取り付けられたPHSのアンテナ基地局

*家庭用電話機の親機・子機を想像するとイメージしやすい。PHSは子機を屋外に持ち出して電柱などのアンテナに接続することで利用できるようにした日本独自の規格。大まかには広域の家電子機のような位置づけ。

ワイヤレス接続は最大32kbpsまたは64kbps(0.032/0.064Mbps)ということで、最大2MbpsのIEEE802.11に遠く及ばず日本独自の通信規格はビジネス用途で一部使われるものの急速にシェアを国内需要に限定していくことになります。

1997年に有線接続で同期最大128kbps
非同期57.6kbps

2000年にNECから出たシリーズの後継機がワイヤレス通信で64kbpsとなり当時の日本のインターネット接続がISDN(64kbps)の通信速度によって頭打ちだったことから世界的な高速通信への対応が大きく遅れたと言えるかもしれません。

ちなみに私の部屋はこの時にワイヤレス化されました。このワイヤレスアダプターでしたね。

こうした中でも世界的な流れを受けて通信規格の標準化を追いかけた企業もあります。1999年に東京電力、SB、マイクロソフトの3社が共同で「スピードネット」を設立。

東京電力が関東圏に敷設している光ファイバー網を電柱から無線で飛ばして、家庭内に設置のIEEE802.11bによる受信機(アクセスポイント)でインターネット環境を実現する画期的なサービスでした。

今でもそうですが高速大容量ブロードバンド回線である固定インターネットの敷設工事費用負担の問題を策定されたこのIEEE802.11規格でクリアしようと試みられたのがスピードネット社でした。

いわゆるラストワンマイルへの挑戦です。

2001年5月に埼玉県さいたま市(同年同月、浦和・大宮・与野3市が統合)を皮切りに都市部で月額4,350円(別途、初期費用9,900円+事務手数料3,000円)で最大1.5Mbpsでスタートします。

しかし同時期に新規ユーザーの獲得競争でシェアを拡大した同じくSBのYahoo!BBのパラソル部隊の営業と高速通信ADSL(最大8・12・26・50Mbps)やNTTが猛攻を仕掛けた光インターネット(フレッツ光)やケーブルテレビの安定したインターネットサービス提供によって思うようにシェアが拡大せず2006年5月末でサービス終了。

東京電力はこのリベンジに独自の光ファイバー網を用いた「TEPCOひかり」を、SBはYahoo!BBによるADSLサービスへ軸足を移していきます。

ラストワンマイルという課題は、工事費を月額料金に上乗せして分割するという携帯電話における割賦販売と同じ手法が採用され、結果として2年縛りなどの制約を利用者は受けることになります。

また高額なパソコンのインターネット同時申込割引販売やキャッシュバックキャンペーンの展開や他社からの乗り換え時に工事費用負担を移転先業者が負う形で相殺され、ユーザーはコストに対する意識の醸成が十分にされないままとなります。


またモバイル通信では2001年、DDIポケット(PHS)が発表したAirH"(エアーエッジ)がこの頃に最大通信速度64kbpsに到達。
(後に32kbpsで定額・使い放題プランも始まる)

CF型やPCカード型などにアダプタを介して組み合わせる。

2000年代初頭、大学生だった私はアルバイトで貯めたお金で買ったゼロハリバートンとコラボしたハンドヘルドPCシグマリオンⅡにAirH"を挿して、ドヤ顔でカフェや大学の食堂でレポート作成やメールをしていました。

(*´з`)イツモ10ネンサキヲイキテルヨネ…(´_ゝ`)ヒトハオレヲアーリーアダプタトヨブ

(作業効率は悪いので下書き程度で、結局自宅PCで完成させるのですが)

(; ・`д・´)ムカシカラガジェットスキナンダネ(*´▽`*)イマナラスタバデマックニチカイ

2003年にはNTTドコモが32kbps/64kbpsの別な通信規格で「@FreeD」をサービス開始。

DDI(2005年にWILLCOMに社名を変更)などのPHS通信業社は回線を束ねて通信する技術の確立により128kbps、256kbps、512kbpsと徐々に高速化。

一方のNTTドコモはFOMA(3G)回線の高速化を計り、2007年には3.6Mbpsの高速通信化を実現。

ここに2007年3月、通信業界としては実に13年ぶりとなる新規参入をしたE・MOBILEが3G(W-CDMA)の下りデータ通信を拡張したHSDPA*による7.2Mbpsの高速回線を完全定額料金プランで参入。日本のモバイル通信の料金の低廉化と高速化が加速していきます。

*High Speed Downlink Packet Accessの略称。3.5Gと呼ばれることもある。

しかしかつてより高速化したとは言え、固定回線と比べると通信速度が決して速くはないモバイル通信は、ビジネスユーザー以外は私のような一部のマニアたちが利用するに留まりました。

日本ではパソコン一人一台が叫ばれながらも、結局は自分専用のパソコンを所有していたのはごく一部の人たちに留まりました。学生であればそれは猶更でした。

レポート作成のためにコンピュータ室にこもって作業をする学生も珍しくありませんでした。またネットカフェも当時の象徴かもしれません。

「ヒカルの碁」
三谷のお姉さんかわいいよね

Windowsが圧倒的にシェアを持った日本のコンピュータ市場では「Windowsでなければパソコンにあらず」といった風潮さえあり、周囲にMacユーザーがいなければ困った時に聞くこともできません。

Macユーザーはオタクやマニアなど一部でした。

当時の大学生はポケベル全盛期を中学・高校時代に経ており、家の固定電話から解放されカメラ付き携帯電話を持ち歩き、写真をメールで送り合い、自分のお気に入りの歌などの着メロを装備するのが一つのおしゃれという時代でした。

夜中まで親の目を盗んで部屋でこっそり遠距離恋愛中の恋人などに電話をして、通話料がとんでもない料金になった人も。(だからSkypeが世界的に流行した時代でもある)

大学生活においても就職活動においても携帯電話が欠かすことのできないツールになりつつありましたが、モバイルコンピューティングという点でノートPCを持ち出して使ったり、ましてや外出先でインターネットに接続する用途の普及にはまだまだ時間が必要でした。


フリーWi-Fiはなぜ日本で普及した?

日本はiモードを皮切りに世界でいち早く3Gサービスが開始された影響もあり、また通信会社が顧客を囲い込むことで成り立つ独自のビジネスモデルによって高収益体質となり、高性能多機能のガラパゴス携帯電話(通称ガラケー)を進化させ"通信"といえば携帯電話の移動モバイル通信を連想するほどでした。

一方で屋内通信では欧米で普及をした事で事実上の世界的な標準規格となりつつあったWi-Fiの普及に出遅れた日本でも2010年代に入る頃にはコンビニやカフェ、または電車の中など街の至る所で利用客向けの公衆無線LAN、通称フリーWi-Fiワイファイが随分と普及しました。

2000年代から2010年代に至るまでに一体どんな変化が日本では起きたのでしょう。
日本の通信サービスは、1990年代には通信回線そのものの速度もそれほど早くなかったために外出先で利用する通信というのはそれほど重視されてきませんでした。

日本独自の進化を遂げてきた携帯電話、通称ガラケー

1990年代の携帯電話のサービスの中心は「通話」がメインであり、メール送信等のデータ通信はサブ的な位置づけだったのです。

しかし1999年に世界に先駆けて始まったi-modeを皮切りに、写メールなどこれまでより高速となった3G回線を用いたサービスが次々に開始したことを受けて通信の需要は急拡大。(卵が先か鶏が先かのような話だが)

2001年に正式な3G回線としてドコモがFOMAフォーマのサービスを開始するとインターネットブラウズ、メール、写真、音楽…欧米とは異なる若者を中心に独自の携帯電話文化が花開きました。

いつからか景色を観るより携帯のカメラに
みんなが夢中になるようになった…

スマートフォンへの本格的な移行期となった2010年代を前にそれまでの収益のメインだった通話料◯分の競争は更に激化。

家族や恋人との間での「かけ放題」や「〇分以内なら話し放題」などとなり、最終的にはナビダイヤルなどを除く固定電話、他社の携帯電話への通話までもかけ放題となり収益性が悪化。

通信会社にとっても定額やある程度の通話料しかユーザーから徴収できない通話サービスよりも、従量制やパケット消費量の急拡大するデータ通信サービスの方が儲かる時代となったのです。

需要の変化は通信速度にも刺激を与え、およそ10年おきに世代交代が進んできた移動通信規格がLTE/4Gに差し掛かったのが2010年前後でした。

iモードの画面
PC用のフルブラウザHTMLではなく
iモード専用のWebページ(iモード対応HTML)が構築された

プレ4G(3.9G)と呼ばれるLTEがドコモの"Xiクロッシー"を皮切りにサービス開始。

また本格的な4GとなるAdvanced LTEなども次々に導入され、KDDIからは規格策定からおよそ10年越しとなるIEEE802.16、通称WiMAX(後述)のサービス開始となりモバイル通信の普及期に突入します。

ここにiPhoneに代表されるスマートフォンの普及期も重なります。

そして外出先で、屋外でパソコンと同じフルブラウザのインターネット閲覧がいよいよ手のひらの中でも当たり前となります。

公衆無線LAN有料契約者数の推移

また2010年代に入るとYouTubeに代表される動画・音楽などの情報量の多いリッチコンテンツもパケットを消費して、好きな時に好きな場所で愉しむスタイルが若者を中心に定着。

公衆無線LANサービス契約者数需要予測(2011)

ユーザーがパケットを節約するための方法として、つまり3GやLTE/4Gなどの移動通信の補完として普及したのが欧米で先行して広く普及していたフリーWi-Fi(公衆無線LAN)でした。

日本の多くのユーザーから見ると大まかに馴染みのあるモバイル機器の進歩はガラケー→スマホ→タブレット端末→PCでスマホは携帯電話の進化系のような位置付けです。

しかし欧米ではデスクトップPC→ラップトップPC→ハンドヘルドPC(UMPC)・PDA/携帯電話→スマートフォンでした。

ウィルコム(PHS)の和製スマートフォンW-ZERO3(SHARP製)

今尚、当時の日本の状況を振り返ってもガラケーがどれだけ進化したとしても日本企業からiPhoneは誕生せず、せいぜい誕生したとしてもW-ZERO3のようなハンドヘルドPCや通信機能を標準装備したPDAやUMPC(UltraMobilePC)が関の山だったと考える人も少なくありません。

また欧米人にとってPCはPC、携帯電話はあくまでも携帯電話として使われていました。

日本人と比べ体の大きな欧米人は個人の携帯電話こそ普及していたもののまさに用途を通話に特化しており、日本のガラケーやiモードのようなことを小さな携帯電話でやろうとは考えず、パソコンを一人一台が所有して日本人がガラケーでやるようなことをパソコンで行なっていました。

だからiPhoneの登場はスティーブ・ジョブズが発表会で語ったようにまさに「電話の再定義」だったのです。

そして国土の広さによる文化・ビジネス展開の違いもありました。狭い日本は住宅同士が密集しており、携帯電話など移動通信基地や光インターネットの敷設が比較的容易でしたが、アメリカなどは隣の家まで何マイルみたいな所もあります。

2000年代前半(2G/GSM)までのアメリカのモバイル通信エリアAT&Tでさえ
広域エリアでわかるまだら模様。

国土面積が日米では21倍も違うため、移動通信の基地局を全土に展開は不可能ですし非効率でした。(国土の50%は人が住んでいない地域)

3Gサービス普及期には2位Verizonとエリアカバー率で比較広告を出し物議を醸しだした。
4G/5Gと進んで広域エリアでは人が暮らす場所は殆どカバーできるようになった

そこで人が暮らす場所はCATVや固定の安定した高速大容量回線、人が集まる場所や公共施設・駅・空港・お店などにはフリーWi-Fi、移動中は移動モバイル通信とそれぞれの得意なジャンルごとに棲み分けと使い分けが行われました。

日本のように皆が密集して暮らし、電車などの公共交通機関で移動する国ではありません。
国土が狭い国だからこそ日本では移動通信のエリアが密になり、何処でもつながる環境が構築されたのであり、世界的に見てこんな環境なのは都市部を除いてそれほど多くありません。

フリーWi-Fiの3タイプ

フリーWi-Fiで最も代表的なのがスターバックスなどの店舗で飛んでいるWi-Fiに利用客がアクセスすることで使用できるタイプです。

店舗によってはメールアドレスの登録や事前設定、規約・個人情報の取扱などへの同意、利用時間の制限などが必要な場合がありますが、店内に設置されたルーターを介してインターネットに接続するため、携帯電話(スマートフォン)のパケットを消費せずに済みます。

店舗のルーターはお店などによっても異なりますが、光インターネットなどの高速回線と接続されていることが多く、ある程度までなら大勢の人が一斉にアクセスしても一定の通信速度がある程度は維持できるようになっています。

2つ目はWi2ワイツー*のようなフリーWi-Fiの有料サービスを展開している所もあります。

同社は「Wi2 300」という公衆無線LANサービスを全国各所で展開しており、auとも提携をしています。

*旧社名アッカ・ネットワークス(後のイー・アクセス、現ワイモバイル)。
ドコモと合弁会社を設立してモバイルWiMAX認可を取ろうとして認可を得られず合弁解消。2009年に現社名ワイヤ・アンド・ワイヤレス(通称Wi2)に変更。2010年10月にKDDI子会社となる。

公共交通機関や役所、カフェ・飲食店などでWi-Fi接続することが出来、食事などをした際にちょっとスマホで調べたり、SNSに投稿をしたりなどに十分活用できます。

また日本ではなじみが薄いですが、海外ではこうしたフリーWi-Fiをメインで提供する事業者も珍しくはありません。

例えば欧米などで普及したfonフォンのような個人宅などのインターネット回線に専用アクセスポイントを設置することで、Wi-Fiの電波が届く範囲に限って共有化すると自分も他の人のfonアクセスポイントを利用できるという仕組みなども普及しましたが、日本ではネット回線の解放・他人との共有は安全上の懸念もありそれほど普及しませんでした。


3つ目はドコモやau・SBなど通信事業者が様々な店舗で自社の契約者向けの補完サービスとしてWi-Fiスポット(ホットスポット)を店舗で展開しています。(これは欧米も同じだが)

お店の入口などにこんなステッカーが貼られているお店を見たことがあるのでは?

携帯電話の契約内容の詳細を観るとキャリア契約者専用のWi-Fiプランが組み込まれているのを確認できるでしょう。

料金が相殺されているから意識しないかもしれないが本来は有料のサービス
ワイモバイルの料金明細書の場合

通信会社としては携帯電話のモバイル通信を利用してもらった方がパケットが消費され儲かるのですが、混雑する場所などで通信が遅かったり、つながらなかったり、また料金があまりに高額で不満が募るとユーザーが離れてしまうリスクもありました。

通信業界では電話番号そのままで他社へ契約を乗り換えられるMNP(モバイルナンバーポータビリティ)制度が2006年10月に解禁されたことで、キャリア間の移動障壁が下がり、2年(3年)縛り廃止やSIMロック解除など顧客の囲い込みは死活問題がありました。

そこで通信会社は顧客を繋ぎ止めるためにもフリーWi-Fiのような補完サービスを展開する必要性がありました。

またスターバックスなどのようにフリーWi-Fiを設置する店舗からすれば、お店に立ち寄ってコーヒーやパンなど一つでも買ってもらったりすれば売上に貢献となりますから、フリーWi-Fiの集客効果に期待をしていた面もあります。

近年増えてきていたコンビニ内のイートインスペース
コロナ禍で閉鎖が相次いだこともフリーWi-Fi終了の要因の一つかも。

海外では駅・空港やお店などで利用できるフリーWi-Fiが2000年代中頃から急速に広まり普及しており、当時ガラケー全盛期だった日本では「何故、そんなものを海外の人は利用しているの?」と移動通信と屋内通信の使い分けをなかなか認識できなかったようです。
(国土が狭い故にエリアが国内ほぼ全域カバーできたので全ての通信が屋外/屋内という区別なく移動通信で賄うという感覚の人が日本人には多い)

ここまでをまとめると移動モバイル通信は屋外など移動中に、そして移動先などでは屋内で安定して低コストで利用できるフリーWi-Fiを活用するというそれぞれの通信技術の得意な所を組み合わせた使い分けが欧米では当たり前で、残念ながら日本ではその違いさえなかなか理解されてこなかったのです。


大災害時に解放されるSSID"00000JAPAN"

東日本大震災や熊本地震など災害時に移動通信の基地局などが被災すると広い範囲で通信障害が発生して家族や友人らと連絡が取れなくなる可能性があります。

そこで通信事業者などが提携して自社のフリーWi-Fiを契約者以外にも開放する災害用共通SSID"00000JAPAN"があります。

このSSIDにWi-Fi接続することで特定の通信会社の契約者ではなくても誰でも利用が可能で、通信障害の普及までにインターネット接続が可能です。

通話は通話中に回線を常時接続状態としますが、通信はデータの送受信時だけなので災害時にメールなどの連絡を取りやすいという特性もあります。

例えばメールを送った際に相手が携帯電話の電波を拾えなかったとしてもサーバー側にメールが蓄えられ、接続した時に受信される仕組みのため災害時などの通信が混雑するシーンでも連絡手段として有効です。

またフリーWi-Fiではありませんが、こうした特性を元に東日本大震災を契機に誕生したのがLINEというコミュニケーションアプリ(SNS)です。


フリーWi-Fiは何故普及して、そして廃れつつあるのか

では何故、2010年代に入って日本国内でフリーWi-Fiが急速に普及したかと言うと、2010年前後のLTE/4Gのエリア拡大期に通信会社はサービスの補完、ユーザーの繋ぎ止めが急務だった事、

2003年小泉政権から始まったビジット・ジャパン

また政府を挙げての訪日外国人を呼び込むビジット・ジャパンなどのインバウンド需要に対して訪日外国人旅行客への通信環境整備も課題に取り組んだ結果と言えそうです。

特にそれが加速したのが東京五輪2020の招致でした。開催が決定した2013年から本格的な観光立国としての環境整備が始まり、東日本大震災復興を兼ねた環境整備が進められていきます。

期せずして襲った2020年の新型コロナウィルス感染症の影響で1年延期、無観客試合、予算の大幅な膨張や数々の諸問題もあった曰くつきの五輪も終わり、五輪への訪日外国人招致は叶わなかったもののグローバルスタンダードなインフラ整備が開催地を中心に進められました。

代表的なインフラ整備の一つがお店での買い物時に対応のVISAカードなどを決済端末にかざすだけ(非接触)でクレジットカード決済が可能な「VISAタッチ」です。

日本ではSuicaやPASMOなど交通系ICカードでタッチ決済が既に定着していましたが、クレジットカード決済もカードをかざすだけという方式の普及は遅れていました。

一方で世界を観ると英国では2012年のロンドン五輪を契機にクレジットカードのタッチ決済が普及。今ではスーパーやカフェ、地下鉄に乗るのもクレジットカードをかざすだけで済みます。

豪州やシンガポール、スペイン、イタリアなどでも2019年時点で既にカード決済の半分以上がタッチ決済となり、2018年の韓国平昌ピョンチャン冬季五輪でも普及していました。

五輪はスポーツに限らずグローバルスタンダードの進歩と普及という役割も担っています。(だが同時に利権の温床にもなっている)

Wi-Fi6こと11axは2021年、Wi-Fi5こと11acは2014年、
Wi-Fi4こと11nは2009年に策定され通信速度は飛躍的に向上していった

フリーWi-Fi普及もそうした日本と海外のギャップを埋める環境整備の一つであり、五輪が終わったらそれで終了というものではないのですが、東京五輪で訪日客は止むないとはいえ呼び込めずほぼ無観客開催。

通信機器はどんどん進化していきますので、当てが外れたとして、それに再投資をしようという意欲のある店舗や企業も熱が冷めてしまったというのも大きな影響を与えているようにも思えます。

ここに日本人の投資が下手、苦手である理由が垣間見れる…結局目先しか観れておらず長期的な視点で考えることがビジネスでも政治・政策でもできていない人が多すぎる

格安通信と5G、セキュリティ意識の影響

更に楽天モバイルやahamoなど菅政権下で通信料金の引き下げが行われ、かつ高速な5Gサービスの開始と重なり、フリーWi-Fiは存在意義を失いつつあり、機器の更新をせずにサービスを終了するお店や事業者が相次ぎました。

携帯電話の料金は国際比較で2020年は世界トップクラスに高かった東京での料金が2021年3月には世界最安水準になっています。

特に5Gの通信は速度が速いだけでなく、多数同時接続などに優れており人が密集する駅やコンサート・イベント会場などでも遅延が少ないことなどが期待され、フリーWi-Fiを維持することの妥当性はコスト面から観ても見直しの時期と判断された事になります。

(これで割を喰らうのは格安SIMユーザーなのだが)

またセキュリティ面での懸念もあり、第三者から接続したスマートフォンやPCなどの画面や情報が覗き見されるリスクもあり、日本でも個人情報への意識の高まりと相まって敬遠する人も少なくありませんでした。

スマートフォンにPCのようなウィルス対策などのセキュリティソフトをインストールしている人は非常に少なく、特に世界的な利用者数の多いAndoridユーザーは注意をする必要があります。

近年は暗号化されたフリーWi-Fiもありますが、外出先でたとえば住所や連絡先、クレジットカード情報などセンシティブ情報を利用するサイトをフリーWi-Fiに接続して利用するのは危険(自己責任)ということです。

様々なインフラも担う定額使い放題のWiMAX

日本ではauが2010年にスタートさせたUQモバイルという子会社で展開しているWiMAXという通信規格ですが、ドコモ・au・SBなどのキャリアのような通信量(◯GB)に応じた契約ではなく月額定額の使い放題プランがWiMAXの魅力です。

2013年からはWiMAX2+という機種やエリアによっては最大2.7Gbpsの高速通信サービスを展開しています。

しかし日本では移動中と屋内での通信を使い分けるという発想が定着しなかったために、常時接続という光インターネットなどの固定回線の代替手段として利用するユーザーが増えました。

結果、本来は定額使い放題のWiMAXプランが3日間で10GB以上は低速になるという足枷を受けることになりその恩恵をフル活用することができなくなってしまいました。

私も初代のWiMAX時代からWiMAX2+まで10年近く使っていましたが、モバイル回線(3G/LTE/4G)の中では5Gを除いて最も快適な通信環境だったと思います。

2022年2月より3日間で15GB以上に上限が引き上げられ、利便性が向上。


日本で続々と終了するフリーWi-Fiと今後

コンビニ最大手セブンイレブンは2022年3月末をもって10年4か月続けてきた店内のWi-Fiスポット「セブンスポット(7SPOT)」を終了しました。

一時期、セブンスポットはニンテンドー3DSなどを利用したゲームユーザーの憩いの場としても機能していたので一つの時代が終わった印象です。


東武鉄道が東部スカイツリーラインや東上線などの通勤型電車内で提供していた「TOBU FREE Wi-Fi」もサービスを2022年3月末から一部の車両などを除き順次終了。各駅などでもサービス終了を発表しています。

東京メトロも2022年6月末で電車内で利用できたフリーWi-Fiのサービス提供を終了。

更に訪日外国人旅行客向けに東京メトロフリーWi-Fiと連動していた「Japan Wi-Fi auto-connect」も併せてサービスを終了。

更に東京メトロは提携していた電車内のNTTドコモの「d Wi-Fi」についても同時にサービス終了としました。

NTTドコモは2022年2月末をもって「docomo Wi-Fi」を終了。新サービスとして2021年3月から始めた「d Wi-Fi」へブランド変更をしました。

これまでドコモユーザーに限定していたサービスを、dポイントクラブ会員へ拡大するということで同時接続数なども拡充されました。


au通信障害とバックアップを考える

2022年7月2日の未明に発生したauの大規模通信障害は、丸二日かけても完全には復旧せず、徐々に通信ができるようになったものの大きな社会的混乱をもたらしました。

特に深刻なのが新型コロナウィルス感染症の緊急搬送や熱中症の懸念がある猛暑日が続いている中などで110番、119番などの緊急の連絡さえできなくなってしまったことや、気象情報を提供するアメダスの通信にも影響を与えてしまったことです。

沖縄方面では台風の接近が観測されており、十分な情報が集まらないと大きな被害に発展する危険性さえありました。

また沖縄は元より沖縄セルラー(KDDIのグループ会社)単独で50%近いシェアを持っているため、その影響は台風接近のタイミングと重なったことで特に大きく出てしまったことが考えられます。

2011.3.11の東日本大震災時にも姿を減らした公衆電話が足らず行列ができた

過去にNTTドコモやSBでも大規模な通信障害は起きており、そのたびに公衆電話の位置確認や、公衆電話の使い方が分からない若者などの問題が取りざたされますが喉元を過ぎれば熱さを忘れ、バックアップの重要性は後回しになっています。

フリーWi-Fiが「公衆無線LAN」と呼ばれることを思えば、公衆電話のようにある程度の規模や間隔で緊急時などには通信が確保されるのは社会的インフラとしてとても重要だと考えます。


また近年のスマートフォンは殆どがSIMロックが解除されており、SIMカードを差し替えたり、簡単に設定を切り替えるだけで別な通信会社の回線を利用することが出来ます。

また近年のスマートフォンにはDUALデュアル SIMシムと呼ばれ2種類のSIMカードを利用できる機種も増えています。

物理的に2枚のSIMを挿して利用できる機種もあれば、物理的なSIMカード1枚とeSIMという設定(契約)をすることで利用できるなどもあります。

iPhoneXS/XR/11/12/13/SE2/SE3などは後者になります。

例えばかけ放題などの通話はA社の契約したSIMを、通信回線はB社などサービスを使い分ける用途としても利用されたりします。

ここで大切なのはデュアルSIMを利用する場合に、今回のような障害を想定するかどうかです。

もし大規模な通信障害が起きたとした場合、通信が復旧するまで待てないというスマホ依存気味の人はバックアップとして2種類の通信回線をたとえばドコモとauまたはSBのように分けておくことは重要です。

au、UQモバイル、Wi-MAX2、povoは今回一斉にダウンしました。
サービスが異なったとしてもメインは同じ回線を使用しているためバックアップとしては不十分な可能性が露呈しました。

(WiMAXは歴史的にこういうのに強いと信じていたのに…)
そもそもauがこれまで大規模な通信障害を起こさなかったことがすごいのだが。

またこうしたデュアルSIM非対応だとしてもSIMカードを差し替え、どう設定をすれば別回線を利用できるのかを予めやってみるというのも大切でしょう。

私は自宅、職場、財布の中にこのSIMを差し替えるピンをそれぞれに用意しています。

また会社にはSIMアダプターも用意しています。

自分が利用するだけでなく、職場の人のスマホやタブレット・PCのSIMがどんなサイズのSIMでも対応できるようにするためです。

最もそんなに古い機種を使っている人はかなり減ってきていますが、たまに未だにガラケーを使っている人とかがいて、この場合はSIMアダプターなどを介さないといけないためです。

個人的携帯料金プランの組み合わせ

どんな仕事も基本は同じかもしれませんが、私たちFP・IFAは顧客との信頼が何より大切です。

たとえば待ち合わせなどの日にこうした通信障害が起きてしまったり、電車が遅延などの影響で約束の場所に到着が遅れるなどがないように気を付けていても巻き込まれてしまうことがあります。

せめて遅れるなら遅れると連絡くらい…と人は思う物です。

そこで私は常に2つ以上のバックアップを考えて携帯電話の回線も運用しています。

楽天モバイルも都市部などであれば悪くはないのかもしれませんが、私は個人的に楽天の経営方針が嫌い、ついでに楽天市場のサイトの使いづらさも大嫌いなので選択肢に入りません。

(;・∀・)ホントウニスキキライハゲシイヨネ(´艸`*)ニエユヲノマサレタケイケンガネ

たとえば私はiPhoneSE3を使っていますが、1つは通話メインの日本通信の「合理的シンプルプラン290」(eSIM)です。

日本通信のこのプランはドコモ回線を利用したMVNO(格安SIM)でドコモから借りた回線を利用しています。

基本料の月額290円には1GBの通信が含まれています。
通話は30秒11円と割安ですが、ここに70分無料700円か、話し放題(かけ放題)プラン1,600円を追加すると月990~1,890円です。

昔はよく通話料〇分コミコミプランってあったんですけど、最近少なくなりましたよね。結構お得感があったのですが。

格安SIMに通信速度は求めていませんが、非常時には多少使えるようにしておくというバックアップです。

尚、1GB超過は220円/1GBで10GBまで追加できます。

※対応はLTE(PREMIUM 4G)、LTE、LTE(800MHz)、FOMA(3G)
5Gには対応していない。FOMAは2026年3月末までに順次終了予定
そもそも5Gのエリアが限られていて、5Gでないとできないサービスは現時点では殆どない。4Gでも必要十分だと個人的には思っている。

よくパケットを消費する人は他の合理的プランの方が良いかもしれません。

ここに私はpovo2.0を通信用(物理SIM)として組み合わせています。

povoの特徴は基本プランがない事。180日に一つでも何かを利用すればOK
利用するデータ量に応じた従量課金って今時?と思うかもしれませんが、
これが結構便利です。(クレジットカード決済やVISAデビット決済も可)

また意外と重宝するのがデータ使い放題(24時間)330円/回です。

この日は動画をよく観るとかの時には使い放題。
しかもシステム上の都合からなのか、例えば土曜日の0時ちょうどにデータ使い放題を追加すると日曜23:59まで利用できてしまうという…(笑)

実質、最大2日利用できちゃうのがこのトッピングです。
(1GB/3日間なども現在は同様。)

で、私がpovoを選んだもう一つの理由が「 #ギガ活 」です。

予めエントリー(1回だけでOK)をして、auPAYで支払うというのが条件となりますがこれが私の場合は良く利用するお店ばかり。

仕事柄よく喫茶店を利用しますが、ドトール・エクセルシオール・カフェドクリエなども対象。

500円(税込)以上のお買い物で3日間利用できる300MB(0.3GB)がもらえます。

その他、コンビニ(ローソン・ナチュラルローソン・ローソンストア100)もよく使います。

白い粉うどんを吸いに丸亀製麺にも行きます。
餃子の王将、すき家、松屋、日高屋、和民・魚民・白木屋・千年の宴、食べに行きます。

そんなに頻繁ではありませんがドラッグストア(ウェルシア・サンドラッグ・ダイコク・クリエイト)、スーパー(OKストア、ベイシア)利用します。

カラオケ(ビックエコー)行きます。スーツ(AOKI)買います。
家族がカーメンテナンス(オートバックス)、ホームセンター(カインズ)利用します。

ギガ活のコードが数日後にメールで届くので、使う時にpovoアプリから入力したら通信料ほとんどかけずに利用できます。

これも翌日起算なので実質、最長4日間くらい使えます。
(有効期限は半月~翌月末頃まで、月2回で区切られている?)

お店の利用頻度によってはいつ課金できるのか不安になるレベルです。
(180日に一度も使わないと解約になってしまう)

 リョウキン:;(∩´Д`∩);:ハラワセテホシイ

私の場合には自宅も自宅も固定回線(光インターネット)があるので、パケットを消費するのは外出時だけなんですよね。

移動中に動画はよく視聴していますが、それでも月に5GBくらいでしょうか。よほど忙しい時やよく動画を観た時でも15GBあればといった感じです。


WiMAX2モバイルルーター再利用

デュアルSIMに非対応の端末を利用している場合には一工夫することをお勧めします。

もしご自宅にWiMAX2のSIMが差し替えられるモバイルルーターをお持ちであればpovo2.0のAPN設定をすることでモバイルルーターとしても利用が可能です。

まずモバイルルーターの電源を入れ、モバイルルーターのWi-FiにPCやスマホなどを接続。ブラウザ経由でモバイルルーターのIPアドレスへアクセス。

メルカリなどで中古で1,000円以下で買えることも。

ID/PWは説明書などを参考にログインするとAPN設定を追加できます。

WX05の場合(中華製は色々怪しいので注意)

機種ごとにIPアドレスは異なりますが、povoのAPN設定は非常にシンプルです。

モバイルルーターを持ち歩くという手間はかかりますが、これでpovo2.0を利用できます。

トッピングやキャンペーンコードはスマートフォンのpovoアプリからできますので、ひと手間かけるだけです。(カンタン!)


auPayユーザーはau Wi-Fiアクセス

auPayユーザーの場合、「au Wi-Fiアクセス」というアプリを利用できます。

これは2020年9月からauが始めたWi-Fiスポットで、ドコモのd Wi-Fiをイメージすると分かりやすいでしょうか。

仕事上の通信では情報漏洩リスクがあるので決して利用しませんが、プライベートなスマートフォンでの通信などはこのアプリを介してWi-Fiに接続することで通信量の節約になります。

またdポイントを貯めているとd Wi-Fiスポットで利用が出来ます

お店によってはdポイント貯めて、auPayで決済(しかもギガ活)とかもOKです。
出来ない店舗ももしかしたらあるのかもしれませんが。

d Wi-Fiはau Wi-Fiスポットとも一部重複しますが、

スターバックス・ドトールコーヒー・エクセルシオール・カフェドクリエ・タリーズ、プロント、コメダ珈琲店、ローソン・ファミリーマート、マクドナルド・ロッテリア、郵便局、マツモトキヨシ、JR・小田急線・東京メトロ駅構内*・都営地下鉄駅構内…

*電車内のサービスは2022年6月末で終了

また東京都では公衆電話のボックスにフリーWi-Fiを設置しているケースも。

その他、区役所や出張所でも自治体独自のフリーWi-Fiを提供していたり。

都心で仕事をして、都心に近い場所で暮らしているという私のライフスタイルもありますが月にどれほどの通信量を皆さん使っているのでしょうか。

私の場合は殆どこれらで足りてしまいます。あなたの携帯電話の使い方の場合はどうですか?フリーWi-Fiや自宅の通信環境、活用していますか?

ライフハックと本当に大切な事

さて、ここまでいかがだったでしょうか。
ちなみに「ライフハック」とは"豆知識"という意味だそうですが、こんな話を皆さんはご存知でしょうか。

ある大学教授が学生たちの前にこの瓶を出し、ゴルフボールをマヨネーズの瓶に詰めて質問しました。

この瓶は満杯ですか?

満杯だと学生たちが答えると、教授は小石を持ってきて瓶に詰め始めます。

そしてそれを詰め終えると「この瓶は満杯ですか?」と再び問いました。

学生たちが満杯だと答えると、教授は今度は砂を持ってきて瓶に詰め始めました。

「この瓶は満杯ですか?」

満杯だと学生たちが答えると、教授は微笑み、机の上に2杯のコーヒーを出しました。そして、それをゴルフボールや小石・砂の入った瓶に注ぎました。

「この瓶は、あなたの人生を表しています。そしてゴルフボールは、あなたの家族、子ども、健康、友人、情熱などの重要なものを表しています。たとえ他のすべてを失っても、これら重要なものは残り、あなたの人生は依然として満ち足りたものであり続けます」

「小石は、あなたの仕事、家、車レベルの重要なものを指します」

「砂は、他の小さなものを表します。もしあなたが最初に砂で瓶をいっぱいにしてしまったら、小石やゴルフボールを入れるスペースがなくなってしまうのです。これと同じことが人生においても言えます。もしあなたが小さなことに、全ての時間とエネルギーを費やしてしまったら、あなたは決して重要なものを手にできません」

「あなたの幸せにとって、重要なものを大切にして下さい。子どもと遊んで下さい。健康診断をきちんと受けて下さい。奥さんをディナーに連れて行ってあげて下さい。もう(ゴルフの)18ホール楽しんで下さい。掃除や物の修理など、家のことをする時間はいつでもあります。人生において重要な “ゴルフボール” を一番に大切にして下さい。優先事項を決めるのです。他のものは、単なる砂でしかありません

すると1人の生徒が手を挙げ、「それでは、コーヒーは何を表しているのですか?」と質問した。

教授は笑顔で「よくぞ聞いてくれました」と答えた。
「これはあなたの人生がいくら手一杯に見えても、友人と一緒にコーヒーを飲む余裕がいつもあることを表しています」

テスト前になって部屋の掃除を始めたくなる人の心理と似ていますね。

人は手が付けやすきそうなことから片づけていこうとしてしまいます。
目先のことに惑わされず、自分の人生で自分が果たすべきことは何かを考える。

これは投資でも、保険でも、ライフプランニングでも、仕事や生き方でも同じではないでしょうか。

『宇宙兄弟』

時間は有限です。そして人生は100年時代などと呼ばれていますが、いつ終わるかは誰にもわからないからこそ、今日を人生最期の日だと思って精いっぱい生きるのです。

あなたが無駄に過ごした"今日"は、
"昨日"死んだ誰かが死ぬほど生きたかった"明日"なんだ

私たちFP・IFA(FPA)は全力で生きている人の人生を応援しています。
なるようになると考えている人はどうぞ、目先のことに右往左往しながらなるように生きてください。

なんとかなるで、なんとかなった時代は既に過ぎ去ったのですから。

今や世界は大逆境の時代、そして日本はその中でも立ち止まる事さえもはや出来ない、欧米もまだ経験していない衰退の最前線に立っているのです。


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