長男がまだ幼稚園児だったころの話。
お昼にホットサンドを作った。

小さな両手でホットサンドを持って
一生懸命に食べていた長男が突然何かを
発見したかのように声高に言った。

「ママ、ウインナー！！」

その日のホットサンドの具には、
ウインナーは入れていないはずなのに、なぜ？

私は彼が両手で支えているホットサンドを
覗き込んだ。

そこには、油でテカテカに光った小さな彼の指先が
食パンの間から見えていた。

あたかもそれは、ミニサイズのウインナーのようだった。

がぶっと噛まなくて、よかったね。
それは、君の指だよ。

こうして記事にしてみると、長男は食いしん坊で思い込みが激しいのだと改めて思わされる。大量のワサビを抹茶アイスだと間違えた話はこちら。