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こんな時に歌っていいの?

悲しい出来事が続くとき、
こんな時に歌っていいの?

年明けから能登半島地震、羽田空港事故と
悲しいニュースが続きました。

災害の後は、こんな時に歌ってもいいのかなと
思われる方もいらっしゃいますね。

私も東日本大震災の直後は、
音楽の仕事を続けていいのかと
真剣に悩んでいました。

コロナの時もそうだと思います。

悲しみ、ショック、無気力。
ニュースに触れるたび
ネガティブになってしまうことも。

被災地以外にいる私たちの
『心』について書きたいと思います。

出来ることがあるか

個人でできることは
まず、募金や寄付をすること。

何も出来ずに気持ちを募らせるより、
少しでも行動しましょう。

どんな団体に寄付するかも大切です。

ニュースは必要量に

不安や心配な気持ちから、
テレビやSNSをずっと眺めて
余計に心を疲弊させていませんか?

情報は負担にならないよう、
適度な量に留めましょう。

音楽でできること

音楽ではボランティア演奏や
チャリティーコンサートなど
できることがあります。

震災直後はそのタイミングではなく、
歯痒い気持ちになるかもしれません。

しかし、すぐにできることがなくても
何か行動にできる時期がやってきます。

無力感で落ち込まず、
まずは自分のことをしっかりとしましょう。

感情を受け入れる

被災地ではなくても
不安や心配な気持ちが膨らむのは
当然のことです。

その気持ちを我慢せず、
感情を受け入れましょう。

溜め込むことは、
心の健康や周囲の人にも影響します。

悪い形で現れないよう
歌って表現していきましょう。

誰かの助けになるためには、
まず自分を穏やかに。

東日本大震災の時

東日本大震災当時、私はレッスン中でした。

横浜でも揺れが大きく、
帰宅困難者が夜通し歩いて
自宅まで帰る姿もありました。

当時まだ20代半ばで、
帰宅後にテレビをつけて
大きな衝撃を受けました。

当時勤めていたスクールが、
翌日は通常営業とのことで、
「来る人いるのかな?」と思いながら
出勤したのを覚えています。

経済を回さなくちゃ!
こんな時こそ歌わなくちゃ。

それぞれのお言葉がある中で
私が印象的だったのは、、、

こんな時に歌っていいのかな。
とても歌う気にはなれない、
だからお休みしようと思ったんです。
でもやっぱり、
心が保てなくて来ることにしました。

その方にはいつもよりゆったりと、
私にできるレッスンを
精一杯したことを覚えています。

こんな時こそ、歌いましょ。

歌は楽しい時だけのものでなく、
悲しい時、辛い時、心が重い時、
そっと寄り添ってくれます。

心のバランスを崩したり、
誰かに当たったりしたくないから
優しく歌って癒しましょ。

誰かの力になりたい時は、
まず自分を第一に。

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