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Voice UIについて考えてみる

Voice User Interface(音声インターフェース:以下、VUI)という言葉、まだまだ馴染みがない方が多いかと思います。

音声に関連する事業を取り扱っている身としては、もっとVUIに普及して欲しいところですね。

VUIとは、音声によって、様々なモノを操作したり、あるいは音声で情報を得たりすることです。

スマートスピーカーをイメージしていただけると一番わかり易いと思います。

例えば、
「Alexa、テレビをつけて。」
「OK Google、〇〇について教えて。」
と話しかけるだけで、家電の操作ができたり、知りたい情報を入手することができます。

スマートスピーカーのような音声対話システムのことを、音声アシスタントとも言います。

日本では、スマートスピーカーの普及率は6%程度と言われており、一部のアーリーアダプターだけが保有している状態ですが、海外ではかなり普及しています。

アメリカでは4人に1人はスマートスピーカーを保有しているとも言われています。
家電も、AlexaやGoogleのような音声アシスタントに対応しているのが当たり前となっているようです。

また、なんと既にアメリカではWebの検索において、文字による検索より、音声検索の方が多いそうです。

街中でスマートフォンに向かって話しかけている光景も普通だそうです。


スマートスピーカーを使い出してみると、便利なところがいっぱいあります。
安いものだと、3,000円程度から購入できるので、ゼヒ一度は体験してもらいたいですね。

ここからは、僕が個人的にVUIのメリットだなと感じることについて書きます。

・ハンズフリーで扱えること

これが最大のメリットですね。

例えば、洗い物等の家事をしながらでも操作ができます。

子育て中のように、なかなか手が離せない家庭は重宝しているようですね。

・入力が早い

これは、人や場合にも依ると思いますが、手で操作するよりも音声の方が圧倒的に早いです。

僕はスマートフォンのアラームをセットする時は、音声で入力することが多いです。

手で入力すると、アプリを起動して、時刻を選択するというステップを踏む必要がありますが、音声であれば、「Hey, Siri! 何時に起こして」というだけでOKです。

ブログを音声入力しているという方もよく聞きます。

僕もやってみたのですが、ブログのような長文になると、思考が整理されていないと難しいですね。
もっと言語化能力を磨いていく必要があるなと思いました。

これからは、音声認識されやすい言葉を話せることが重要になってくるかもしれません。


さて、VUIは日本ではまだあまり一般的ではありませんが、今後は必ずスタンダードになってくると思います。

冒頭でも述べたように海外ではかなり普及しています。

アメリカは車社会だから、プライベートな空間、かつ手が離せない状況になる時間が長いので、普及が早かったという意見もありますが、中国やインドでの普及率を考えると、やはり日本人特有の国民性はあるのかなと思います。

僕自身も、外でSiriに向かって話しかけるのは少し抵抗がありますし。

VUI = Cool という価値観を浸透させることが必要なんだと思います。

そういった点からも、日本でVUIが普及するためには、AR・VRが相性が良いと考えています。

特にスマートグラスのようなウェアラブルデバイスでは、音声による入力が標準になってくる可能性は高いです。

スマートグラスをかけながら、音声で操作している姿はCoolですよね?


ちょっとまとまりのない文章になってしまいましたが、新しいテクノロジーを組み合わせて、生活が変わっていくところを想像していくのはワクワクしますよね。

僕自身も、そんなワクワクするような未来を実現できるように、技術の社会実装に取り組んでいきます!


株式会社voiceware
代表取締役CEO 田村一起
http://voiceware.co.jp/

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